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明日が怖い
「はーーー、疲れたー!!」
家に帰った僕は自分のベッドへそのままダイブした。けっきょくあの後、高木さんと気まずい空気になりそのまま解散する流れとなってしまった。
飛べないと分かったときの高木さんの残念そうな顔は今でも鮮明に思い出せる。
僕は性欲が憎い。自分の性欲がとても憎い。この機会に出家でもしようかしら?だいたい明日、高木さんとどういうふうに接すればいいのだろうか?
個人的に最後の失態さえなければ、高木さんとかなりお近づきになれたと思っている。
しかし、相手はクラスのマドンナ。これぐらいのこと、彼女にとっては普通のことなのかもしれない。1人で舞い上がっているほどむなしいことはない。
はあーー、明日が来なければいいのに。明日が怖い。高木さんと会うのが怖い。
今はまだ寝たくない。寝てしまえばきっと明日が来るだろう。
しかし、僕の体はとうに限界を迎えていた。僕は1分も経たずに眠ってしまった。おそらく他人がみたら死体が転がっていると勘違いするであろう。それぐらいぐっすり眠ってしまったのだ。
「ふぁーー」
僕はレースのカーテンから差し込む日差しで目を覚ました。
とうとう朝が来てしまった。




