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プロローグ なぜクラスのマドンナが?
僕は早川進、15歳。ただのしがない高校生だ。
勉強も普通だし、運動も普通。これといった特技もない。いや、今の発言は撤回しよう。今の僕はしがない高校生ではない!今の僕はスーパー高校生とでも言っておこうか?
そうだ!!このまっピンクのスーツがその証だ!!うん?いま笑ったろ?笑ったよね?このスーツみて笑ったよね?
まあ、たしかに癖のあるスーツだよ。僕も慣れるまで時間がかかった。むちゃくちゃ恥ずかしかった。でもほんとうにすごいんだぜ?このスーツは。
「ねぇ?さっきから1人でなにブツブツ言ってるの?」
ぱっちりお目目がじーっと僕のことを見ている。
彼女は高木花さん。綺麗だろ?おまえとは釣り合いがとれていないだって?そりゃそうだろ。なんせ彼女はクラスのマドンナ。いわゆるカースト上位のイケイケ女子高生だ。
僕は今、彼女と一緒に行動している。
どうしてそんなことになっているのかだって?
それはこのスーツのおかげだ。
それじゃあ君たちにこのスーツをきっかけに起こった出来事を話していこう。ハードルを上げるが信じられないことがノンストップでバタバタ起こりまくるぞ。
今から君たちの目は現実を離れこの嘘みたいな物語のなかに入っていくんだ。




