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エピソード3

 宇宙に飛び出した人間と地球に残った人たちの戦争。

 ナナミ少年は、月面軍の人型兵器と戦わざるを得なくなった・・・


 地球合同軍の地下秘密格納庫内。

 地球合同軍の人型兵器スコルピオンXのコクピットは、せまかった。

「体が密着するー」

 学生服姿のナナミは、少し年上のお姉さん兵士にシートにすわらされた。

「なに喜んでるの!」

 Fカップの胸が目立つマルチナ2等兵は、シートの後ろに落ち着いた。

 地上の攻撃の振動が伝わってきた。

「近い。早く、Xシステムのゴーグルをつけて」

 金髪美人さんの指示でナナミは、Xシステムを起動した。

「ただのVRゴーグルじゃん」

「それは言わない!スコルピオンX行けます、と言いなさい」

「ヤだ。戦うなんて」

「しょうがない子・・・」

 マルチナは赤いぷっくりとした唇を少年の唇に重ねた。

「わっ!ファーストキス奪われた!」

 ナナミ君は、喜んだ。


(つづく)

  

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