表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/65

フィオレンティーナの素性

ロイはへなへなと座り込むと

「皇子…確かにかなり切れ者なのでしょうが」

そんな危険な女に密偵を条件にするなんて

とぼやいた。


カイルは笑って

「いや、本当は側室として胡坐をかいても良いとは思ったんだが」

彼女は真面目に密偵をするつもりらしい

と言い

「なので、俺も全力で彼女の身を守って行こうと思っている」

ロッシュ、お前にフィオレンティーナ嬢の護衛を命じる

と告げた。


ロッシュはふっと笑むと敬礼し

「ご命令とあらば」

と答えた。


カイルはそれに

「厳命だ」

と返した。

そして、サインが終わった書類の束をロイに渡すと

「じゃあ、真意を探ってくる」

と笑いながら部屋を後にした。


ロイは俯いたまま

「はぁ~、カイル皇子の育て方が間違っていたのか」

リサ様に顔向けが出来ない

と嘆いた。


最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ