収束
サザンドラのグリューネワルトたちの元に多くオズワンドの人間が流れ込み始めた時期と同じである。
13年前の出来事についてグリューネワルトたちがオズワンドの何者かと結託していたことは14歳になって背後を調べ始めて分かった。
父はその事を一早く気付き王に進言しようとして陥れられて処刑されてしまったのだ。
だがオズワンドの人間の姿は調べ始めて間もない頃もそれほど見かけることはなかった。
時折、商人に扮したオズワンドの人間がやってきて密談をしていただけである。
それが確かに二年前くらいから大々的に商人だけでなく様々な形で人が流入し始めたのだ。
もっともそのお陰でフィオレンティーナはグリューネワルトに与した者たちを一人残らず見つけることが出来たのだが…アイスノーズでも同じ2年前にオズワンドが大きく動き始めていたとは思わなかったのである。
ジョンは不思議そうに彼女を見た。
フィオレンティーナは我に返ると
「少し…2年前に思い当たる部分があったので」
と言い
「その前はどうだったのですか?」
と聞いた。
ジョンは腕を組み
「まあ今考えればこちら側を安心させるためだったのかもしれないが」
怪しいところはなかった
「レア鉱石の取引も招いた技術者も動向も」
と告げた。
フィオレンティーナは微笑むと
「確かに今回はこのようなことになりましたけど」
方法を変えれば良いと私は思います
と告げた。
「高度な技術によって作られたモノは商売として成り立ちます」
ジョンは目を見開いて彼女を見た。
フィオレンティーナは「私も正解が分かりませんが」と言い
「例えば招き入れるのではなく派遣するというのも一つかと」
その際にカイル皇子はフラフラと諸外国を見て回っているので
「どの辺りの国が安定しているかとかを把握しているかもしれませんわ」
三人の皇子でこの混乱が終わればじっくりと話し合われると良いかと思います
と告げた。
最後までお読みいただきありがとうございます。
続編があると思います。
ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。




