表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/65

アルフレッド皇子

フィオレンティーナは横に避けて礼をし、アルフレッドが乗り込んだ後に馬車へと乗った。


アルフレッドは馬車の中に入り席に座ると

「今日はゆるりとお二人とお話がしたい」

アイスノーズの為

「互いに心の懸念を払しょくする為に」

と真っ直ぐ見つめた。


カイルはフィオレンティーナを一瞥し直ぐにアルフレッドを見ると

「是非に」

と答えた。


ロッシュは他の護衛と合流しながら

「なるほど…恐らくサザンドラの5つの重臣を陥落させたのは知略だけでも度胸だけでもなく」

あの魅力なのだろう

と心で呟いていた。


馬車は一行を乗せて町の中を王城へと向かった。


その様子を一人の男性が見ており

「…これは、オズワンドにとっては不味いことになったようだな」

だが面白い

と呟くと、クスクスと笑って呟いた。


そこに食堂から男が姿を見せた。

「…王子…一体、どうしてこちらに」


男性は振り向くと綺麗な笑みを浮かべ

「ああ、もうお前の役目は終わった」

と言い、驚いて目を見開く男に

「ご苦労」

と剣をスッと抜いて刺し

「ああ、死出の手向けにこれをあげるよ」

と手紙を一枚男の胸元にいれると直ぐに剣を鞘に戻して人込みに紛れて立ち去った。


男は暫くその場に立っていたもののやがて崩れるように倒れると人々の悲鳴にもピクリとも動くことはなかった。


その情報がフィオレンティーナやカイル、アルフレッドの元に届いたのはその日の後のことであった。


最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ