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アルフレッド皇子
カイルはフッと笑うと
「君には一を言うだけで済むのが助かる」
と告げた。
カイルの知っている令嬢は華やかで綺麗ではあるが同じ目線に立って考える女性はいなかった。
彼女とならば同じ位置の椅子に座り国を…とりわけ南の支配地域を安定させられるのではないかとフッと考えたのである。
フィオレンティーナはカイルの横から何処か荒涼とした光景を見つめながらフッと横に置いていた鞄を一瞥し
「カイル皇子の側室だと分かると警戒されてしまうかもしれないわね」
挨拶をする前に情報収集だけはしておきたいわ
「旅人変装用の服を持ってきておいて正解ね」
と考えていたのである。
最後までお読みいただきありがとうございます。
続編があると思います。
ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。




