表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/65

フィオレンティーナの素性

兵士は敬礼すると立ち去り、少ししてロイが地図を手に現れた。

「カイル皇子、一体何をされようと思っておられるのですか?」


カイルはフィオレンティーナを見て

「いや、俺ではなくて」

フィオレンティーナ嬢だ

と告げた。


ロイは怪訝そうにフィオレンティーナを見た。


フィオレンティーナは彼の様子に

「あら、もしかして私警戒されているのね」

と心で呟いた。

「まあ、しょうがないわね」

サザンドラでのことが耳に入っていたら警戒されて当り前ね


サザンドラの重臣の内の半数を断絶させたのだ。

同じことをアイスノーズでされたらと警戒されて当り前である。


ロイはフィオレンティーナを見て

「ではフィオレンティーナ様は何のために地図を?」

と告げた。


フィオレンティーナは今描いたカイルの背中の痣の絵を見せた。

「アイスノーズの皇子は背中に証を持っているとお聞きしたのだけど」

もう一つ

「アイスノーズの皇家の人間は背中に治めるべき土地の証も持っているのではないかと思ったので確認をしようと思いまして」

そう言ってにっこり笑った。


妹のルイーザは聖女に似合いの輝くような美しい容貌をしている。

だがフィオレンティーナもまた髪は父親に似て黒いが美しい容貌をしていたのである。


にこやかに笑むと品のある目を引く美しさが際立った。


最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ