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フィオレンティーナの素性
カイルはハァと息を吐き出すと
「そう言われるとな」
と告げ
「だが、アイスノーズの皇子には証がある」
フィオレンティーナは「それは?」と聞いた。
カイルは立ち上がると服を脱ぎ始めた。
…。
…。
「いえ、今そう言う気分じゃないんだけど」とフィオレンティーナは突っ込んだ。
カイルは上の服を脱ぎ
「俺もそう言う気分じゃないな」
と言い背中を見せた。
「アイスノーズの皇子には背中に国章の痣があるんだ」
フィオレンティーナはカイルの背中を見て目を見開いた。
アイスノーズの国章の痣が背中に大きく描かれているのだ。
確かにこの痣があれば証明する何も無くても皇子であることが証明される。
しかし、それだけではなかったのだ。
最後までお読みいただきありがとうございます。
続編があると思います。
ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。




