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フィオレンティーナの素性
カイルはハハハと笑って
「けち臭いか」
と言い
「そう明け透けと言われるのも悪くないが」
と答え
「しかし、ジョン皇子のクラーク男爵とヒューズ伯爵か」
と腕を組んだ。
フィオレンティーナは唇に指先を当てて
「そうね、早く手を打たないと万が一の時は内乱になるわ」
と目を細めた。
「サザンドラは正妃の子供が例え何番目の子息であろうと継承権は一位だわ」
アイスノーズは違うの?
カイルは腕を組むと
「アイスノーズは…国が王を決めると言われている」
と告げた。
フィオレンティーナはジッとカイルを見ると
「随分と適当ね」
と答えた。
「それでは揉めるわ」
反対に言えば誰でも良いってことになるんじゃないの?
最後までお読みいただきありがとうございます。
続編があると思います。
ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。




