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第4回「下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ」大賞

屋根裏のしっぽを掴んだら猫の国に来ちゃった ~しっぽの国三番勝負~

作者: 黒銘菓

うっかり未完のまま投稿したので執筆中です。

 「ばあちゃん、アルバムどこ?」

 「屋根裏に置いた筈よ。」

 「分かった。取ってくる」

 16歳の頃、祖母の家に遊びに来た時の話。

 祖母の家には屋根裏部屋があり、子どもの頃はよくそこで遊んでいた。

 大きな城のジオラマ、犬と猫の人形を使ってよく遊んで…

 「あれ?」

 屋根裏入り口に、猫の尻尾(しっぽ)が生えていた。

 ゆらゆら揺れて、ふわふわ毛並みの尻尾(・・)が引っ込んだ。

 「待って!」

 反射的に飛び付いて、つい尻尾を掴んだ。

 「プギャ!」

 掴んだ尻尾が鳴いて、目の前が光った。





 「これより、『しっぽの国三番勝負』を始(ミャ)る!双方己が尻尾に正々堂々を誓うよう(ニャ)!」

 猫が二足歩行で並んで対決していた。

 「何だ(ニャンニャ)(ミャエ)?」

 私は屋根裏から猫の国にやってきて、おまけに猫耳が生えていた。

 「改(ミャ)て、三番勝負を開始する。

 第三勢力、屋根裏猫(ミケ)を入れて三つ巴バトル!勝った者がこのヒルネの国の王(さミャ)になれる!反則を行ったら一生オヤツ抜き!いざ、勝負一番目!」

 「何故?」

 「ニャフン、やってやりますニャン。」

 「ニャッハッハ!王に(ニャ)るのはこの俺(さミャ)よ!」

 何故か三毛猫になった私、細い黒猫、デカいトラ猫が成り行きでヒルネの国の未来を背負う事になった。


 『勝負一番:長風呂』

 三匹まとめて、一つの湯舟(タライ)に入れられた。

 お湯は温くて、丁度良い。

 「……あったかーい!」

 「水、水が、濡れて、毛並(けニャ)みが…」

 「ニャハハハハ!(ニャる)いゼ…」

 黒猫が萎れ、トラ猫が尻尾をバチャバチャ、(ミケ)は涼しい顔。

 十分後…

 「もうちょっと温度上げてくれない?(追い焚き希望)」

 「毛がベチャベチャ…(水濡れショックで)」

 「ニャハハ、ヒャニャニャ、にゃあ(お湯に浮いたデカい毛玉状態)」

 勝者、私!


 『勝負二番:熱いもの大食い』

 湯気立つ魚料理が沢山出てきた。

 「焼き魚、煮魚、アクアパッツァまである!幸せー!(成長期特有の無限食欲)」

 「(ニャッツ)ッ!」

 「ニャオオオオオ!根性!」

 10分後。

 「おかわり下さい!(成長期のチート食欲)」

 「ニャオン、熱いニャン、ふーふーして欲しいにゃん…(涙目で焼き魚を肉球で突く)」

 「ゴフッ、ゲップ、ニャン、熱い、苦しい、(さかニャ)が胃の中で泳いでる、ニャン。(仁王立ち)」

 ここでも勝者、私!


 『勝負三番:猫闘(キャっとう)

 猫じゃらしを持って互いにフェンシング。

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