表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
98/750

部屋でくつろぐ6

「ほう?王家とその横暴な貴族のガキとの婚約か?」


「はい、先ほど言いましたように、わたくしは、ガルーガとの婚約破棄を望んでおります。そして、わたくしは闇貴族の犯罪を暴くために動いております」


「クレア!?お、お前!?そんな危険な事を」


 陛下が驚いていた。


「バースト!何故言わなかった!」


「はい、王女様からまだ報告しないようにとの命令を受けました」


「………」


「へぇー?エリサの命令は聞くんだねぇ?」


 俺は嫌味を言う。


「申し訳ございません」


 バーストさんは頭を下げた。


「お父様。お父様達にご報告をしなかった事は謝ります。しかし、わたくしは、ガルーガ、いいえ。闇貴族の横暴を許すことが出来ません。それにわたくしとガルーガが結婚したら、この王国がどうなるか。陛下もお分かりの筈です」


「ウム………」


「このお嬢ちゃんとそのガルーガが結婚したらどうなるの?」


「エリサは、この王国の次期女王だよ。その次期女王とガルーガが結婚でもしたら、ガルーガが政権を握るに決まっているでしょう?しかも、奴はやりたい放題で、この王国の内政がボロボロになるのが目に見えているよ。この王国の平和は崩壊するよ。ガルーガによる恐怖政治になるよ」


「その通りです。だからこそ、今の内に闇貴族を完全に潰したいのです」


「それで私達も協力しているし、学園も協力しているわ」


「そうだね。この俺にちょっかいを出したからな」


「お姉ちゃんがかなり怒っているわ」


「当たり前だ!あんな犯罪者を野放しをして置けるか!どんな身分でも犯罪者は犯罪者だ!一生塀の中で臭い飯を喰わせてやるよ!!」


「聖の言うとおりだな。そんな奴らをのさばらせても良いことがないな」


「しかしながら、決定的な証拠が無ければ………」


「証拠なら、俺が持ってきてやるよ」


「えっ?聖様が?」


「時間を止めて、転移魔法で闇貴族の屋敷に忍び込み、契約書や裏帳簿などをコピーをして、陛下達、関係者に渡すよ。それに兵士達が現場を押さえれば、最早言い訳が出来ないでしょう?」


「た、確かにそうです」


「そうなれば、闇貴族を潰せるし、更にガルーガとの婚約も破棄が出来るよ」


「しかし、何故ここまで?」


「友達のエリサを助ける為さ。これ以上の理由はありますか?」


「いいえ。しかし、我が娘を友達に聖様ありがとうございます」


「陛下?私にその様は辞めて下さい。私はあくまでも一般人の一国民ですから」


「いや、しかし………」


「国王!聖がそう言っているんだ」


「そうですわ。私達に気を使う事はありませんわ。それに聖はこの王国で暮らして行くのですからね?」


「えっ?そうなのですか?」


「聖はまだ人間だ。生きた人間は神界には行かれないし、暮らせない。だから、聖はこの王国で一生を過ごす」


「そうだったのですか?」


「ああ、それにだ!俺達はこの件は手は出さない。神はただ観ているだけだ。結果がどうなろうともな」


「でも、私達には聖がいますから、大丈夫です!」


「うん!お姉ちゃん、強いもん!」


「聖は信頼されているわね?」


「そうだな」


「分かりました。聖様に対して様は辞めますが、コレからは聖殿と呼ばせて頂きます。これ以上の譲歩は出来ません!」


「殿って?ちょっと陛下!?」


 様がダメなら殿って?ま、言葉のニュアンスとしては一段階落ちるが………しかしな?周りの大人達が驚くぞ?


「『殿』はわたくしが尊敬や敬っている人物に対しての言葉です」


 陛下はそう説明をした。これ以上は陛下に言っても無駄だった。俺はしぶしぶ承諾をした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ