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学園でのやりとり2

「そうと分かれば、さっさと書いちゃいますよ」


 それからの王妃の書くスピードが速かった。あっという間に書き終わった。


「出来たわ」


「はやっ!?5分と掛かっていない」


「魔法を使えば誰だって速く書けるわよ?」


「そんな魔法は人間界では存在していませんので」


 ジェーンが言う。


「そうなの?結構、便利な魔法よ?」


「その便利な魔法が残念ながら発展していません」


「そうなのね?」


「あっ!リクの部屋は?」


 マリアが聞いた。


「勿論、俺の部屋だよ。俺達は神だから、これ以上は聖地は作れないでしょう?」


 聖は学園長を見る。


「そうじゃな?もう、聖が使うている部屋は今後は誰も住めぬよ」


「では?あの部屋は?」


「ウム、聖の家族専用部屋じゃな。もっと言えば、男女問わず聖の子供達が入学したら、あの部屋を使って貰うと言う事じゃな」


「なるほど」


「じゃあ、あの部屋は俺が買い取るよ。まだ金が無いが、いずれ」


「ウム、その方が良いじゃろうな?」


「そうですね。聖さん達以外の人間は住めないですから、聖さんが買い取ってくれれば学園側も損失は少ないですね」


「なら、成立だね?」


「ウム」


 そして、


「聖よ。お前の現在の両親を家族を紹介してくれ」


「ああ、そうだね。まずは」


 と、聖は今の家族を神聖王達に紹介した。


「………以上だよ」


「そうか。聖が世話になっている。生みの父親として礼を言う。ありがとう」


 神聖王が頭を下げると、ファルコン達が驚いた。


 まさか、主神、神聖王が自分達に対して頭を下げるなんて思いも寄らないかったからだ。


「そんな、頭をお上げ下さい。私達も聖にはお世話になっています。それに私達の娘、マリアは、2度も助けられております。私達の方が感謝しております」


 凄く、恐縮していた。


「いや、俺も神聖王の前に一人の親だ。頭を下げるのは当たり前だ。それにファルコンさんは視力が弱いな?聖が世話になっている礼の一つだ。治してやる」


 そう言って、神聖王はファルコンの目に手を当てて、呪を唱えた。


 神聖王の手から淡い光が輝き、目から手を離す。


「アナタ」


「………な、なんともない?今までと同じだ?」


「ああ、長い間、この状態だったのだろう?急に視力が回復すると、光で目をやられてしまうからな。徐々に視力回復をするようにした。完全に見えるのは2週間後だ」


 神聖王が説明をした。


「な、なるほど、神聖王様、ありがとうございました」


「ありがとうございました。そして、聖もありがとう」


「俺は何もやってはいないよ」


「いいえ、貴女が居たから、夫の目が視力が戻ったのよ」


 リリカがそう言うと、ファルコンも頷いた。


「さて、これで、アトランティスの件は終わりじゃな?」


「そうですね。ま、早く片が付いて良かったですよ」


「そうだな。私達は本命が控えているからな。長引くと困る事になったな」


「私達は帰りましょうか?」


「そうだな」


「あっ!私達もついて行きますよ。ね?」


「ああ、この世界の事も知りたいし、聖がどういう暮らしをしていたかも知りたい。そして、あなた達ともしっかりと話したいのだ」


「分かりました。では、ご案内します」


「というわけだから、私達はファルコンさん達の所に行くわね。夕飯までには帰るわ」


「分かったよ。俺達は、自分達の部屋に居るよ」


 神聖王達4人は学園長室を出て行った。


「あー。親父達、完全にオレを忘れているな?」


 ファルコン達において行かれたガイ。


「なら、俺達の部屋に来ない?どうせ、親達に酒のおつまみにされるよ?」


「それをいうなら、酒の肴だ!」


「そうでした。それに、お昼ご飯にもなるし」


「そうだな。行くか」


「決まりだね。エリサを起こして行きましょうか?あっ?先生方は?」


「ワシらはワシらで、やることがあるでのう」


「そうですか。では」


 気絶をしたエリサを起こして、聖達は自分達の部屋に行く。

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