学園でのやりとり1
新しい編がスタートです。
「聖達は大丈夫かしら?」
エリサがつぶやく。
「大丈夫じゃろう。王妃様もいらっしゃるしのう?」
「そうですよ」
そこに、聖達が帰って来た。
「ただいま戻りました」
「聖!お帰りなさい!マリアも無事で良かったわ」
エリサは無事に戻って来たのを喜んでいた。
「エリサ、なんか、昨日、貴女を吹き飛ばしたようで、ごめんなさい」
「うんん、良いのよ。マリアが無事で。それにマリアの魔力量凄くなっていない?」
「うん。私、魔力が覚醒したのよ」
「そうなの?それは凄いわ」
エリサは興奮していた。
「しかし、もう1人増えておるが誰じゃ?」
「俺か?俺は聖の父親だ。聖が世話になっているな?」
「父さん?いくら、神聖王でもこの挨拶の仕方はないわよ?」
「すまんな。こういう所は苦手なんだ」
「えっ!?この御方が神聖王さま………」
エリサはまたしても気絶した。
聖がエリサを支える。
「やっぱり、エリサは気絶したか」
「だね?」
「な、なんと?王妃様に続いて、神聖王様までも!?」
学園長とジェーンが驚いていた。
「しかし、何故この娘は気絶をしたんだ?」
「それは、ファーネリアの王族で、父さんの熱心な信者だからだよ」
そう言って、エリサをソファーに寝かせる。
「なるほどな?それは気絶をしても仕方ないな」
「しかし、伝説の御方がここにおられるなんて、私も夢を見ているようです」
「ワシも魂が抜ける位の衝撃を受けておるわい」
「学園長?大丈夫ですか?」
魂が抜けたらシャレにもならないが、神聖王と王妃がいるから大丈夫だが。
「うむ、大丈夫じゃよ。しかし、何故?」
「ああ、昨日、妻から連絡を受けてな。俺が来た方がスムーズに解決が出来るとな」
「なるほどのう?で?リクがおるが?」
「リクは俺の妹として、学園に通う事にする。という事で、入学の手続きを」
「えっ?お姉さま?良いのですか?」
「良いもなにも、ここで学ぶのでしょう?なら、転入手続きをやって入れば良いよ。それに、両親が居るからな?」
聖は神聖王と王妃を見る。
「あっ!」
それにリクが気付く。
「そうね。私達の娘になったのだからね?」
「新しい娘か?」
「よ、宜しくお願いします」
リクが頭を下げる。
「お姉ちゃん?リクが妹になるの?」
「そうだよ。俺の魂を同化して神になってしまったからね」
『えっ!?』
全員が驚く。
「神様だとう?」
「いつから?」
「今朝起きてから、俺も母に言われてびっくりした。俺はリクを神にする気は無かったが、俺の魂と相性が良かったみたいで………」
「そうなのか?」
リクを見る。
「はい。私も母上に言われて、びっくりしました。そして、母上の空間で50年修行をしました」
「ご、50年…………」
全員が絶句した。
「ま、リクがまともで良かったよ。母さんは滅茶苦茶な事をやるからね?」
「例えば?」
「街中を走らせた後に宿題をやらせるとか」
「それ、私もやりましたよ。修行の後に休憩時間と称して、勉強をやらされましたが、全く頭に入りませんでした」
「でしょうね?俺達もそうだよ。それを50年でしょう?」
「はい………辛かったです」
「確かにそれは壊れてもおかしくはないな」
現役教師のステラが言う。
「でしょう?私はあの時に父さんに祈ったもの。リクがまともていますようにって」
「オイ!神様がやっている事を神様に祈るって?」
「ん?なに言っているの兄さん?母さんよりも上位の神はもう父さんしかいないのよ?」
「そ、それはそうだが………」
「酷い言われようね?リクはまともでしょうに?」
「祈りが通じたのね?」
「ありがとうございます。お姉さま、私の為に祈ってくれて」
「リク?貴女まで………」
王妃は言うのを諦めた。話は戻り。
「で?学園長?リクもこの学園に転入生として入れてくれますよね?」
「お金は私達が払いますよ?」
聖と王妃が言う。
「分かった。リクの学園の転入を認めよう」
「早速書くわね」
王妃が書類を書き出したが。
「そう言えば、私達の名前はどうしましょうか?」
「えっ!?父さんと母さんの名前が無かったの?」
「ああ、正式な名前は無いが、地球で暮らす為の名前があるだろう?それで良いだろう?」
「ああ。そうでしたね?えーっと私が」
「母さんがカオリだ。俺がリョウだな」
あなた達は街の掃除屋か?
「そうでしたね?」
「ちょっと待て!山瀬という苗字は?」
「勿論、適当だ。結婚したら苗字なぞコロコロと変わるだろう?だから適当にした」
「まさか?俺達の名前も適当か?」
聖は念の為に聞く。
「お前達の名前は、俺達が真剣に考えて付けたさ」
「名前はあなた達の一生モノだからね?」
「なら、良いが。聖という名前は、神聖王から付けたと思った」
「それは、偶然だ。それに俺の後継者は別に居る。お前は万が一の時のスペアだな」
神聖王はきっぱりと言い切った。
「なら良い。神聖王の座は興味はないからね」
聖は神聖王の座に興味は無かった。




