邪神 4
体調不良につきしばらくの間は不定期更新にさせていただきます。
『貴様ら!!調子に乗るな!!』
私達の魔法攻撃でパラスアテナがキレた。そして、パラスアテナの身体から電が迸る。
『稲妻突き!!』
パラスアテナが初めて攻撃をして来た。
その技は特定の人物に向けてではなく私達全員に向けての分散攻撃だ。
私は魔導武器を稲妻に向け、
「喰え!!ムラマサ!!」
私が叫ぶとパラスアテナが放った稲妻は全てムラマサが喰った。
『な、なにっ!?』
「フン。貴様は物理攻撃が効かないようだけどな。私はコイツがある限り魔法攻撃は効かないんだよ。魔法剣!!雷光剣!!」
そう言うと、ムラマサから雷光の刀身が現れる。
『ぬうっ!?』
「行くぜ!!」
パラスアテナに攻撃をする。物理攻撃では無いので、パラスアテナも私を撃退する為に迎え撃ってくる。
『下等の人間のクセにちょこざいな!!雷鳴突き!!』
稲妻突きよりも鋭い突きをして来る。
「おっと」
と、言いながら、避けると同時に反撃をするが、流石邪神だけあって反応速度が速く、私の攻撃を躱す。
私とパラスアテナの一進一退の攻防が繰り広げられた。
そこに、
「妾も混ぜてもらおうかの!!」
「私もよ!!」
ヒルドさんとアルクェイドが参戦して来た。
『雑魚共が何匹来よう雑魚!!』
2人を見てそう言い放つ。
「フン!!言っておれ!!邪神に落ちぶれた者が!!」
「固定概念をしていると滅びるわよ!!」
「妾の闘気術は未完成じゃから、お主の物理反射に掛かってしもうたが、魔法や魔力を拳に宿せば問題無かろう!!」
「そう言う事よ!!私達を舐めるな!!」
2人はパラスアテナに殴りにかかる。
『貴様らこそワレを舐めるなよ!!下等生物共が!!』
パラスアテナは槍で反撃をするが、
「貴女、私達の存在を忘れているでしょう?」
「「シンクロ連斬!!!」」
ミカ姉ぇとがぶり姉ぇの攻撃だ。
パラスアテナにとっては四方八方からの攻撃だ。
そして、ルエルさんは私達に最大級のバフをかけ続けていた。
ルエルさんが縁の下の力持ちの役割を果たしていた。
『おのれー!!』
そう叫びながら、私達に斬られ、殴られて、血だらけになり、『ゼィーゼィー』と肩で息をしていた。
『雑魚共が!!調子に乗るなよ!!』
と、雷が籠もった槍で私達を薙ぎ払う。
私達は各々で防御をする。そして、がぶり姉ぇが、
「連絡します!!この邪神は滅ぼしても構わないと、神聖王様から連絡を受けました。そして、この邪神を封印をした下手人、デウスは、神聖王様の治めているこの地での無断封印や主神らしからぬ言動があった為に10億年の封印刑に処されました」
と、報告をした。
しかし、10億年の封印刑は凄いな。
『デウス、ザマァじゃ!!封印刑でまま朽ち果てろ!!』
がぶり姉ぇの報告を聞いてパラスアテナは嗤いながら言った。そして、嗤いを収めて、
『しかし、ワレの手でデウスを殺すのは出来ぬが、他の神共を片っ端から殺してやる!!手始めに貴様ら雑魚共からだぁぁぁぁ!!!!』
パラスアテナの身体から瘴気が更に増大する。
「フン。そう言うコトは私のフルパワーを見てから言え!!貴様がいかに不可能な事を言っているかを」
私は初めて魔力を全解放する。
『なっ!?な、に!?こ、これが、に、人間の、ま、魔力だというのか!?こ、これは………ま、まるで…………』
パラスアテナは、私のフルパワーに動揺をしている。
「まるでなんだ?」
『ありえない…………ありえない!!ありえない!!ありえない!!ありえない!!貴様が!!たかが人間が最上級神クラスの魔力量を発するなんてありえない!!』
と、私の魔力量を否定しているが、これは現実だ。
「ならば、否定したまま滅べ!!とっておきだ!!【指弾術・破】!!」
と、言って、真円の玉を全魔力が籠もった親指で弾いた。
【指弾術・破】は、光りの速度の99.99999……………………%の速度だ。もう、準光速指弾術と言ってもいい。
今の私が放てる最大技だが、更に上の光速指弾術も考えているし、最終的には、光速を超える指弾術をと考えている。
作品が気に入ってくれたならブックマークや下にある★★★★★の評価やいいねの応援をお願いします。
作者の創作のモチベーションに繋がります。




