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王女様からの依頼7

 まだ、固まってしまっている人が約1名いた。その名はバーストさん。


 俺に嫌疑をかけ自爆した人だ。こうなってくると、現実否定をやっているよな?


「バーストは、まだ、固まっているのね?まあ、話はまだ済んではいないから進めましょうか?」


「エリサが良いなら、それで良いよ」


 俺がそう言うと話が進められた。


「聖?本当に粗悪の魔道鉱石を創る事が出来るの?」


「ああ、神界に行って、俺の………イヤ、私の潜在能力を引き出してくれたよ。大抵の事は出来るようになったよ」


 俺と言おうとしたらエリサがジト目で見てきたから、私に直した。


「そうなのね?なら、学園長?」


「ウム、聖に任せるかのう」


「ま、魔道鉱石がどんなものかを見てからだな。それと、闇貴族を完全に潰すなら、どこかと取り引きがあるのなら、必ず、権利書か契約書、はたまた帳簿のようなモノがある筈だ。闇貴族の屋敷に忍んで、盗ってくるよ。そして、コピーして関係者に配れば良い」


「えっ?忍んで盗むの?危険だわ!闇の屋敷は盗賊防止の為に至る所にトラップを仕掛けてあるし、護衛兵もかなり居るわ。忍べ込めないわよ?」


「大丈夫だよ。時間を王国全体を魔法で止めれば良いのさ。私の魔力量は10億以上はあるし、転移魔法も行きたい所に自由に事故無く行けるよ」


「それは凄いわ!そうね。それで行きましょう」


 エリサの発言で方針が決まった。


 ステラ先生が


「転移魔法は事故も無くか?で?時間は魔法で何秒止められるんだ?」


 と、聞きに来た。


「は?び、秒!?って、先生?これは遊びではないのですよ?秒では話になりませんよ。国全体を止めるなら1時間は保つと思うなぁ?」


「そんなにもか?ああ!!『時帝』の名が泣くぞ!!」


 先生が悔しがっていたけど。


「はぁ?時帝?」


 何だ?その時帝って?意味が分からないな?


「えっ?先生?帝だったの?」


 と、マリアが言った。マリアは帝を知っているようだな?


「あっ!?し、しまった!つ、つい………」


「ダメじゃないステラ!動揺して明かすなんて」


 と、ママが注意した。


「ということは、ママも帝だったのね?」


「あらやだ!!」


 マリアの指摘にママは慌てて口を抑えた。


「フン、ざまあないな!!」


「まあ、ジェーンを含めてワシら4人はギルドの最高戦力に位置する帝じゃよ」


「「が、学園長!?」」


 ママと先生が驚きの声をあげた。


「もう隠しても仕方なかろう?聖とマリアは今後も王女様に関わるからのう?」


 学園長はチラッとエリサを見た。


「そうですね?それに私も今年から帝をまとめる要職に就きましたから」


「おおっ!もう公務をやっているんだ?」


 俺は驚きの声を出した。


「当たり前でしょう?私は王族なのよ。公務は幼い頃からやっているわよ」


「へぇー?やっぱり、王族となると小さな時からやっているだね?私は一般人だからさ良かったな」


「一般人って?神聖王様のご令嬢じゃあ?」


「それは昨日、全て発覚した。前世の時は、ただの一般人と思って、一般家庭で暮らしていた。まあ、発覚後は私はエリサと同じく王女となる訳か?うーん………全く実感がないな?それにエリサのように、王女様らしくなんて出来ないな?今後は王女様の先輩であるエリサを見習うかな?」


「えっ?私を?」


「身近な王族はエリサしかいないからさ」


「それはそうだけど………」


 エリサは何故か不安がっている。


「何か不安なの?」


「えーっと、いざ、神聖王様のご令嬢に教えるとなるとね?」


「イヤ、私はこの世界では、本当に山奥から出て来た世間知らずの小娘と同じだからさ、普通に教えてくれれば良いよ。別に怒りもしないし」


「ま、まあそうかもしれないけど………」


「エリサ、お姉ちゃんは大丈夫だよ。神様とかお姉ちゃん自体がそう思っていないよね?」


「まあね。私は私さ。父が神聖王とか関係ないよ。それに今世の私の親は目の前にいるからさ」


 俺はママを見る。


「聖………貴女……」


 ママは少し涙ぐんだ。

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