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転生した私。そして、出会い5

「「プッ」」


「「アッハハハ」」


 ハモったので思わず2人で笑ってしまった。


「そうなのね?聖さんは私と同じ年なのね?私、てっきり、年上でお姉ちゃんのような感じだったから」


「私もマリアさんは絶対に年下だと思っていたわ。まさか、同じ年だったとはね?聞かないと分からないモノだわ」


「まさか、マリアと同じ年だったとはな?肉親がいないと言っていたが?」


「えっ?そうなの?貴女に親兄弟がいないの?」


 リリカさんとマリアが驚いていた。


「ええ、いませんね。私一人です。だからこそ、ギルドに入りたいんです」


 ウソは言ってはいない。この世界では肉親はいないと、この時はそう思っていたが…………。


「天涯孤独なんだ?かわいそう。ね?パパ、ママ。聖さんを私達の家の子として向かい入れたら?」


 マリアがとんでもない事を言い出す。


「そうね?どうアナタ?」


「養子か悪くはないな?それにマリアの命の恩人だ。その位はしてやらないとな?」


「でしょう?同じ年だけど、私のお姉ちゃんになって欲しいな」


「なって欲しいって?マリアさんは一人っ子なのですか?」


 俺が質問する。


「いいえ、マリアには5歳離れた兄が居るわよ」


 リリカさんが答えた。


「私、兄さんよりもお姉ちゃんが欲しかったのよ」


「イヤ、普通は妹でしょう?」


 マリアの要望に俺が突っ込んだ。生前の俺にも妹と弟がいた。アイツらを残して転生した事が心残りだ。アイツら俺が死んでわんわんと泣いているな。ま、あの人がいれば安心だけどさ。あの人がいなかったら、俺達はマトモに暮らせていけなかったなぁ。


「………いている?オーイ」


「はっ!?ごめんなさい。ちょっと、家族ってどんな感じかなって想いにふけっていました」


 前世の事なんて言えない。


「そうなの?もう一度言うわよ?私達の家族にならない?」


「見ずも知らない私を養子に?」


「ええ、貴女は天涯孤独でしょう?それに貴女はマリアの命の恩人でもあるわ。貴女には感謝してもしきれないわ。貴女がその場にいなかったら、今頃マリアはどうなっていた事か分からなかったわ。貴女がいた事で、マリアは助かったのよ。だから、私達もその恩を返さないといけないわ」


「行く宛もないのでしょう?ならさ、家族になって私のお姉ちゃんになって、そして、一緒に学園に行こうよ。ね?」


 なんか、マリアだけ話がズレていない?


「えーっと、一晩考えても良いですか?」


「ああ、そうね?いきなりでは、答えられないわね?なら、ギルド登録をしちゃいましょうか?」


「そうですね?お願いします」


 私とリリカさん、マリアの3人はギルドの建物に入った。

 話の流れで海坊主の本名が書けれなかった………。

 またマリアの兄も…………。

 いずれ分かります。

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