グランパニの勇者達 9
「僕たちならば、邪神を殺せる!!何故ならば、僕たちの魔力量はこの世界の人間が持てると言われている5億を遥かに超えているのだからだ!!」
「はぁ?5億を超えている?」
「そうだ!この世界で僕たち以上の魔力量の持ち主はいない!!だから、僕たちは邪神を殺せるんだ!!」
私の聴き方が疑問符だと思ったのか、シンは堂々と自信たっぷりに語っているが、世間知らずの間抜けぷっりもいいところだ。
「ぷっ!フッハハハハ!!オイ?2人共今の聴いた?たったの5億以上魔力量で、邪神を殺せるってよ?これは可笑しくて笑いが止まらないわ」
「本当ですね?10億以下では、下級の天使すら殺せませんね」
「まさか、この程度の魔力量で粋がっていたとは、まさに井の中の蛙ですよ。この程度の輩に激高していた私達の方が恥ずかしいですよ」
「全くですね~恥ずかしくて穴があったら入りたいです」
そう言いながら、私達は大爆笑をした。
「な、なにが可笑しいんだ!?」
動揺するシン。
「分からないのでちゅか?やはり、ぼくちゃんたちでちゅね?たかが、10億以下の魔力量で粋がっていたとは、神どころか、下級天使すら勝てないと言っているんでちゅよ?」
私は思いきりバカにする口調で言う。コイツらの魔力のレベルは神では赤ん坊以下レベルだ。
「「な、なに!?」」
今まで、黙っていたリュウガも私の言葉に反応した。
「良いか?上には上が居るんだよ!何度も言ってやるが、たかが、10億以下の魔力量で粋がっている間抜け共よ。良く見ておけよ!!コレが神の魔力というモノだ!!」
ドンッ!!との衝撃音ともに私の身体全体から魔力が発した。発した魔力量は1000億以上だ。最早、人間が感じられる魔力感知を超えている。
が、
この2人は、身体全身から震えて無意識下に私から少しでも離れようと後ずさりをしている。本能で感知し、拒否反応が出ているようだ。
「コレが神の魔力だ!しかしな、この程度の魔力量なんざまだまだ下級神の魔力量にも及ばないぞ?貴様らが邪神とほざいている神聖王の魔力量は測定不能の天文学的の量だ!!そんな神聖王に貴様らは喧嘩を売ったのだよ」
「う、ウソだ…………!!」
シンが呟くように言う。
「フン。だから、お前は妄想ヤローと言ったんだよ。自分都合ストーリーで語っている頭中お花畑のぼくちゃんでちゅからね?そんなぼくちゃんたちは、後悔しながら死んで、生まれてきたコトを悔いて、世の中に詫びてくだちゃいね。もう二度と会うこともないだろうな」
用が済んだので私達は去る。
「待ってくれー!!僕は、日本人なんだ!!グランパニ公国に無理やり召喚されたんだ!!僕の親は日本有数の大企業の神々財閥だ!!僕はそこの御曹司、神々神なんだ!!助けてくれたら、お金はいくらでもあげるから!!だから助けてくれ!!」
と、みっともなく命ごいをし始めたシン。オイオイ、リュウガがその光景を見て呆れ顔になっているぞ。
「はぁ?神々財閥?御曹司?なんだそれは?犯罪者がなにを抜かしているんだよ」
私は知らない振りをする。がぶり姉ぇが。
「ああ、その財閥ならば、もう既に潰れましたよ。なんと言っても、山瀬グループに。いいえ、神聖王様が経営している山瀬グループに喧嘩を売ったのですからね。そして、神々財閥の社長やその経営を携わった親族、関係者達全員逮捕され、特に社長はもう二度と表には出て来られないでしょうね?ま、親子揃って、神聖王様に喧嘩を売ったお間抜けさんですよ」
と、報告をした。シンの目が点となり、リュウガがあ然としていた。
「これはこれは、とんだ大爆笑モノだわ。お前らがいた異世界でも主神・神聖王に喧嘩を売り、自滅したとは、とんだ間抜けな自滅親子がいたモノだわ」
「ええ、ま、このお間抜けさんが神々財閥の子供ならば、今までの行動に納得が行きますね。親子揃ってのお間抜けさんですからね。全く救いようがありませんよ。親子の再会は地獄で再会して下さいね。神聖王様に楯突いたお・間・抜・け・さん」
「という訳だ。お前はただの犯罪者だよ。そして、公開処刑の日まで、苦しんでいろ」
今度こそ去るが、
「嫌だ!僕は勇者だ!英雄になる男だ!こんな場所で死んで良いわけがないんだ!」
そう言って、シンは牢屋を壊した。牢屋が激しく壊れたので壊れた音も激しく響いたので、『何事か!?』と言いながら兵士達がやって来た。
まあ、こんな激しい音をしたら、私達が呼ばなくても誰だって来るな。
「コレは一体?」
「なっ!?牢が壊れているぞ!!」
「ヤツが壊したのか?」
兵士達は剣を一斉に抜いて、シンに向けて構えたが、私が止める。
「兵士の皆さんは下がりなさい。あれは兵士の皆さんでは手に負えない程魔力が暴走している。私がヤツを片付けるよ」
「し、しかし」
「ま、見ていなさい!」
そう言って、兵士達を下がらせる。
そこにシンが襲いかかって来た。
「フン。甘い!」
シンの攻撃を避けるついでにカウンターで投げ飛ばした。狭い場所なのですぐに壁に激突する。
「調子ぶっこいているんじゃねぇよ!!オラ!!」
そう言って、私はダウンしていたシンの首を掴み左右に連続で投げ地面に叩きつける。更に、神の両足を持ち、足をシンの両腕に置き。
「キン肉スクリュードライバー!!」
空中をぐるぐると激しく回転しながら変形キン肉ドライバーをした。シンは頭から地面に激しく激突する。技を解き放つとシンは大の字になって倒れた。後は兵士達に任せれば良いな。私はミカ姉ぇ達の所に戻る。
「す、凄い…………」
「コレは決まったぞ」
「ああ、しかし、フレイム様が戦っている時に魔力を感じなかったが、それでも、圧倒的な強さだ」
「ああ。フレイム様がヤツを相手をしたが、いざ俺達がヤツと対峙した場合はフレイム様のようにはいかないぞ」
「い、イヤ、まだだ、ヤツが立つぞ!」
兵士が言っているのでみると、血だらけのシンが立っていた。意外とタフだな?イヤ、自分で回復魔法をしているか。
「僕は勇者だ!こんな場所で死ぬ訳にはいかないんだ!ウオオオオオオオ!!!!!!」
シンが雄叫びを上げた。
神が病みすぎて更に暴走しました。
もうやだ。匙を投げたいです。もう主人公が頼りです。
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