聖を嵌めたヤツは? 7
このなろうで連載開始から丸2年と500話突破しました。今後もこの【先公共に不良と言われた俺は神にも殺されて異世界に転生した~この異世界で家族達と平和に暮らしたいのですが、王家に喧嘩を売る反逆者達は私にも喧嘩を売ってきます。平和を邪魔する人達はさっさと破滅して下さい~】の物語を宜しくお願いします。
「久しぶりだなぁ!クソ先公が!!」
と、日本語で言うと、
「に、日本語!?お、お前は日本語を話せるのか??お前は日本人なのか!?」
「そんな事はどうでも良い!そうだ!!」
転移魔法を使って、サトルを連れて来る。
「あ、姉貴!!これは誘拐だぞ!!」
「黙れよ!コイツを見れば、お前も同じ行動をするぞ」
「ん?あっ!なるほどな!先公がこの世界に居るとはな」
サトルは私の行動に納得した。先公はサトルを見るなり。
「お、お前は!?や、ややややや山瀬!?死んだ筈の山瀬が何故ここに??ここは天国か??オレはいつ死んだんだ????」
先公はサトルの顔を見るなり、パニックを起こした。
「フン!そんな事はどうだって良いんだよ!!よくも俺達を目の敵のようにしてくれたな!!さあ、洗いざらい吐いてもらうぞ!!俺達を嵌めた犯人が誰かをなぁ!!テメェーは分かっているんだろう!!」
「俺達?な、なにを言っている?」
「俺も山瀬 聖なんだよ!さあ、洗いざらい話せよ!!あの時、俺達と担任だった女性教師がありもしない『肉体関係を持っていた』というデマを学校中に流した犯人をな!!」
私がそう言うと先公は体をビクッと反応をした。
この反応はコイツは何かを知ってそうだな。
「話した方が貴方の身のためですよ?聖さん達は貴方方教師を今でも恨んでいますからね。当然ですよね。聖さん達の人生を滅茶苦茶に壊した張本人の1人がここにいますから」
言葉は優しいが、がぶり姉ぇも相当怒っている。
「……………………し、知らん!そんな奴はオレは知らんぞ!!」
先公は否定する。
「ほう?そうか。ならば何故、テメェーら先公共は、卒業するまで俺達を目の敵のような態度を取っていたんだ?俺達がテメェーらを無視し続けたからか?イヤ違うよな!!テメェーらは、3年の時に復帰した俺達を不良と決めつけて、他の生徒共にも俺達を避けるように仕向けていた。あきらかに学校という組織ぐるみの虐めだよなぁ!!そして、テメェーら先公共は、犯人の指示を受けて動いていた!違うか!!」
「…………………」
先公は黙った。黙秘をしている。
「黙秘をするつもりか?いいか!ここでは、お前の人権は無い!当たり前だよなぁ。お前はこの世界の人間ではないからなぁ。そして、この俺は、この世界では貴族階級の身分だ!だからなぁ。人権が無いお前を殺してもなぁ。俺はなんの罪にならないんだよ。このまま喋らないというならな、お前を喋りたくなるまで拷問をしても良いんだぜ?俺達はテメェーら先公共を殺したいくらいに今でも恨んでいるからなぁ!!」
「おっ!さすが俺だ!良いことを言うぜ!痛い目に遭いたくなければ、さっさと吐きな!!これは脅しでも無いからな!!」
「な、なんだと!?フン!そんな事は許される訳がいないだろうが!!こんな下らないはったりはよすんだな!!」
先公から意味不明の余裕の表情が生まれている。
「俺達が、はったりかどうか、試してみるか?」
私は刀を創造し先公の両足を一気に斬り切断する。
「……………………ッ!?ギャァァァァァァーーーーーー!!!!!!!!!!あ、足が!?オレの両足がーーーーーーー!!!!!!!」
涙、鼻水、よだれ、失禁など、あらゆる体液を撒き散らしてバタバタと転げ回る。
「聖さん達の忠告を無視した貴方がいけない」
「そうですね」
ミカ姉ぇ達は呆れ顔で先公を見下ろしている。しばらくして、私は切断した先公の両足を回復魔法で繋げる。
「コレで理解出来たか?はったりでも脅しでもなく、俺達が本気だという事をな!!」
先公が真っ青に青ざめる。
「いいか!コレは警告だ!今度、テメェーが黙って黙秘するならば、テメェーの体を俺達が順番に切り刻む!!そして、治さない!!分かったな!!」
両足の切断した血糊が付いた刀を先公に見せつけながら言う。
「ヒィ、ヒィィィィィィ!!!!!!わ、わわわわわわわわわ分かった!!言う!正直にオレが知っている事は全て言うから!命ばかりは助けてくれぇぇぇぇぇぇ」
先公が這いつくばって俺達に懇願した。
「さっさと素直に吐けばこんな痛い目に遭わずにすんだんだよ!」
「そうだな。だが、テメェーは俺達の本気を見誤った結果がコレだ!自業自得だ!!」
「………………」
先公がぽつりぽつりと話し出した。
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