去った後の話3~ガブリエル、兄弟達に聖の写真を見せる~
「舞さんは見ますか?」
私が聞くが、
「あたしは「おおっ!スゲー美人だー!!」「更夜、うるさい」「姉貴!良いから見てみ!見たこともない超絶美人が写っているからさ!!」
更夜さんが大興奮していますね?
「全く、うるさ……なんだとー!!胸が大きい!この女はあたしの敵だわ!!」
イヤ、舞さん?それだと貴女の敵は、全女性になりますよ?
しかし、私が思っていた通りの反応を言ってくれて詰まらないですね。
「イヤ、姉貴?この人は絶対大人だよ」
「そ、そうよね……あたし達と同年代でこんな胸が大きい人はいないよね?」
舞さん?胸も良いですが、顔も見て下さいな。まあ、それよりも。
「舞さん更夜さん?この人はまだ15歳ですよ?」
と、私が指摘すると、
「「はぁ?15!?ウソだー!!絶対に見えない!!!!」」
と、言われた。
2人共ハモらなくても良いのでは?それと、聖さん、この2人にかなり年上に見られていますよ?
「本当ですって」
「なら、やっぱりこの女はあたしの敵だー!!」
「姉貴?だから敵ってなに?」
「あたし達の同年代でおっぱいが大きい奴はあたしの敵だー!!あたしの手でもいでやるわー!!ガオオオー!!」
舞さんが暴走した。
「姉貴!落ち着けよ!」
「ガルルルル!!シャアアアア!!」
しばらくして、舞さんは落ち着いた。
「ごめん。あたし、どうかしていたわ……」
私達は写真を見るのを再開したが、また、舞さんが暴走しないようにしなければ良いのですがね?
「あっ!?コスプレの写真もあるんだな?この女性軍人のコスはあの格闘ゲームキャラそのものじゃん!ポーズもそのものだし。キルって言ってその技を出したら格好良いんだろうな?」
「ねぇ?この人の髪の毛の色はスカイブルーだけど、染めているのでしょう?」
「いいえ、地毛ですよ」
「じ、地毛!?そんな髪の色をしている人が居たの?」
「はい、い「うわっー!!」
私が説明をしようとしたら、更夜さんが悲鳴をあげてひっくり返った。そして、鼻から赤い液体が流れていた。
「おや?もう、メインを見ましたか?でも、更夜さんには早かったですね?」
クスクスと笑う。
「えっ?メインって?スクール水着を見てなに鼻血を出しているの?」
「おや?それで鼻血ですか?」
それで鼻血を出すなんて予想外ですね?更夜さん?もっと免疫力を付けて下さいな。
「情けないわ。うっ!?こ、これは………」
舞さんも鼻血を出す。
「真のメインを見ましたか?」
「ビキニ姿が、す、凄く、い、色っぽい………」
「ですよね?私達もそれで鼻血が出ましたよ」
ニコニコしながら言う。コレを舞さん達に見せる為にやったのですからね?




