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少し真面目な話 3

今回の話は、話の都合上いつもより短いです。

「まあ、そうだよな。教師をやりたい人達が沢山居たら、今頃は各領地にあっちこっちに学園の分校が建ったっているもんな」


「そういう事だ。それにな、一応、各専門分野の学園もあるがな、やはり、この学園を卒業しないと行かれないんだ。そこ辺りも改善をしないとな」


「そうか。話は変わるが、リョウタのヤツは、3ヶ月でまともに成れるのか?アイツはさぼり癖があるぞ?」


 俺が引きこもる前までは、しょっちゅう、宿題を忘れた写させてくれ!と、懇願したきた。仕方なく見せてやったが、俺が不良になった時は、もちろん、俺自身が宿題をなっていないから自力でやっていたが。


「ま、ジェーンがやるんだ。大丈夫だろうな。ああ見えてかなりのスパルタだぞ。サボっている暇はないぞ」


「そうか、ならば、大丈夫だな」


優しいそうな顔していてスパルタか。


「ああ、それよりも、学園長が、リョウタを助けるとは思わなかったな。学園長は本来自分から言うタイプではないからな。リョウタが懇願してから助けるタイプだった」


「そうなのか?」


「ああ」


「もしかすると、ルエルさんの前で格好をつけたかったとか?」


 マリアがそう言った。


「まさか?」


 ルエルさんは否定した。


「あり得るでしょう?ルエルさんに良いところを見せたかったとかね?」


「あー、無いことも無いかもな?それに、学園長が止めなければ、最低でもリョウタはこの王国には居られないぞ。陛下にあんな口を利いたのだからな。本来は無事ではすまないところだからな」


「俺もそう思うな」


「私が居たからベルモットは動いた?」


「かもしれんが、実際は分からない」


「そうですね?私も分かりかねますね」


「そうなのか?」


 俺はルエルさんに聞いた。


「ええ、私も転生した天使ですので、ですが人間だった頃の私の記憶は全くありませんので」


「そうだったのか」


「はい。でも、私は私ですので、気にしないで下さい」


「ああ………」


 そうか。ルエルさんは前世の記憶が無いのか………。


「転生というモノはそういうモノじゃよ。おぬしらは、運が良かったのじゃよ」


「そうだな。もう帰るよ。今日はかなり勉強になったよ」


「ああ、だが、サトルもこの学園に入っていたら、良い政治家に成れるぞ?聖と一緒にな」


「それは、姉貴に任せるよ。俺は気ままに大道芸人を続けるさ」


「ま、それも人生か?」


「ああ、それじゃあ」


 転移のドアノブに手をかけて、自分が帰る場所をイメージした。そして、ドアを開けて帰った。

~おまけ~

マリア「あっ!?」

ステラ「ど、どうした?」

マリア「うん、お姉ちゃんが居ない」

ステラ「居ないのは当たり前だろう?それがどうした?」

マリア「私達、お姉ちゃんと一緒に寝ているから………今日からどうしよう」

リク・エルフ「あっ!?」

ステラ「なんだそんな事か?くだらないな」

リク「何言っているのですか!私達にとっては死活問題ですよ。お姉さまが居ないベッドで寂しく寝るのですから!!」

エルフ「………そう、聖の温もりが無いと安眠が出来ない」

マリア「そうだよ。ちゃんと眠れるか不安だわ」

リク「はい、私もです」

ステラ「オイオイ。どれだけ、聖に依存しているんだよ………」

ステラはマリア達に呆れていた。

~おまけ終わり~


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