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立ち会いと………… 1

 宮殿に転移した私は門をくぐり、正面玄関に向かって歩いていると、「聖殿」と、陛下が声をかけた。


「おはようございます。陛下」


「ウム、おはよう」


「朝の散歩ですか?」


「そうだ。朝の日課でな。こうして庭園を歩いているのだ」


 と、陛下が答えたが、陛下の周りには護衛が居なかった。


「陛下、護衛は?」


「朝の散歩は付けないのだ。こうして、庭園をのんびりと歩きたいのでな」


「そうなのですね」


 私は陛下と一緒に散歩をしていた。そして、打ち合わせをする。


「聖殿、担当者達が詳しい話を聞きたいと言っているが?」


「構いませんよ。現場に行く前に説明をした方が良いでしょう」


「では、頼む」


「分かりました」


 散歩と打ち合わせが終わり、陛下共に同行する部署に行くと、全員が立ち上がって挨拶をした。


「ウム、おはよう。紹介しよう。今日、貴君らに同行する聖殿だ」


「皆さん、おはようございます。陛下から紹介された聖です。今日一日宜しくお願いします」


 と、挨拶をした。


「宜しくお願いします」


 代表者が挨拶をし、


「では、本山の出来事を聞かせてください」


「分かりました」


 私は説明をしたが、全員の表情が曇る。


「へ、陛下、本当に教皇が魔族だったのですか?」


 代表者が青ざめた顔していた。


「本当だ。余も確認をした。だからこそ、貴君らに調査をさせるのだ」


「しかし、陛下、これは、私達が思っていた以上に大事件ですが?貴族達や一般人に知られたらどの様な事になるのか想像が出来ません」


「ま、教会に対して暴動が起きますね。それにこちらにもとばっちりがあるやかもしれませんが、どちらにせよ、あの教皇は、遅かれ早かれ、退治されるべきの輩ですよ。なんといっても、国家転覆を狙っていた輩ですからね」


 陛下の代わりに私が答えた。


「その通りだ。貴君らは、教皇の資料回収を命じる。些細な資料も見逃すな!」


『はっ!』


「では、出発だ!」


 部屋から出て行く。


「聖殿」


 陛下が呼び止めた。


「はい。なんでしょうか」


「昼に一緒に食事でもと思ってな」


「ああ、分かりました。では、お昼ご飯を楽しみにしていますね」


「ウム、昼に途中経過も聞きたい」


「そうですね。では」


 頭を下げて部屋から出て行く。そして、調査員と一緒に馬車で本山に向かった。本山に行く道は既に立ち入り禁止となっている。立ち入り禁止の前には複数の兵士達が本山に来た信者達に主旨を説明をしていた。


 本山に着き馬車から降りると、


「おはようございます」


 と、風帝が待ち構えて挨拶をした。


「おはようございます」


 私も挨拶を返した。


 風帝共に私達は、教皇の部屋に行く。


「只今より査察を行う」


『はっ!』


 調査員があちこちと調べ始めた。

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