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サトル初めての朝練参加

 次の日の朝。


 いつもの朝練の前の軽食中に。


「あら?サトルも朝練を参加するの?」


 エリサが私達に聴いてきた。


「そうだよ。実は……」


 昨日の事を話た。


「そうだったの?それで、お父様が夕方出掛けて行ったのね」


 エリサが納得した。


「そう言うこと、それに言ったように私は朝から本山に行き、他の調査員と教皇の資料を回収して来るわ」


「そうなのね?ミカエルお姉様は聖に付いて行くのですか?」


「いいえ、これは緊急事態ですから、私達は神界に戻り、神聖王様にご報告をしますよ。教皇によって、雑魚の魔族や悪魔の素通りが発覚しましたので」


「あっ!?そうですね………」


 エリサの表情が曇った。


「そう言うこと、あのクソ親父には鉄扇で頭を千発殴っておくよ」


「えっ!?イヤ、そこまでしなくても…………」


 そう言って表情をまた曇らせる。


「そこまでやってもあのクソ親父はダメージが全く無いよ。クソ親父にとっては、鉄扇がピコピコハンマーと同じレベルだから気にしないよ」


「ピコピコハンマー?」


「ああ、これだよ」


 サトル以外全員が分からないという表情をしたので、創造魔法でピコピコハンマーを出した。


「これがピコピコハンマーなの?」


「そうだよ。こう叩いても」


 サトルの頭を叩くと音がなる。


「今、『ピコッ』という音が聞こえたわ」

「面白い音だわ」

「痛くはないのですか?」


「イヤ、全く無いな。これは玩具のハンマーだからダメージは無いが、ただ叩かれるのは屈辱があるな」


「まあ、叩かれると誰だってそうなるよ。あのクソ親父は、鉄扇で殴られてもこの程度しか感じないという事さ」


「確かに以前、聖が鉄扇で神聖王様の頭を殴ってもダメージが無いようにケロリとしていましたが………」


「そんなモノだよ。たとえ私達全員がクソ親父に全力攻撃をしても笑いながら立っているよ」


「そうじゃろうな。妾達では神聖王様には絶対に勝てぬよ」


「その位、レベルが違い過ぎますからね」


「私は戦う前から白旗を上げます」


「私も白旗を上げるわ」


「私もよ」


「だろうな。俺も父さんに勝てるビジョンが浮かばない」


「そうね」


 そして、軽食と話が終わり、朝練を開始をする。


 準備体操をやってから筋トレをやる。サトルもそれに倣い始めた。筋トレが終わり、続いて、


「ダッシュするわよ」


 ママがいいそれぞれが走る距離と体に掛ける重力を申請した。


 サトルにも事前に説明をしていたが、困惑していた。


 因みに私達は。

 ダッシュ距離。

 マリア、先生、エリサ、エルフが10Km。

 ルエルさんが30Km。

 後の全員が50Km。


 重力。

 エリサが3倍。

 マリア、エルフが5倍。

 先生が6倍。

 後の全員が10倍。

 と、なっている。


 以降、重力は朝練が終わるまで切れない。

 重力は魔力を放出量によって、体の負担が軽くなるが、放出し過ぎると、魔力が切れて、一気に本来の重力がのし掛かる。

 この重力修行は、魔力を放出しても自分の体の負荷を掛けないようにし、戦闘でも、一定の魔力量を長時間放出してもバテないようにするのがこの修行の目的だ。


 それを踏まえてサトルが申請したのが、ダッシュ距離、15Km。重力、2倍だった。


 無難な所だ。初日から、格好を付けて、全てMAXにしたら、それはバカな行為だ。


 私達はダッシュを開始した。全員が1時間30分以内で完走した。


 続けて、組み手に入った。


 その光景にサトルは驚いていた。てっきり休憩に入るものだと、思い込んでいたようだったが、修行だから続けてやるのだよ。


 と言っても、サトルにはしばらく魔力や魔法の使い方勉強をしてもらう。サトル自身、独自でやっているようだが、ちゃんと習った方が良い。ここには現役の教師が居るのだから。


 朝練が終わり、重力が解除した。


「サトル?初日はどうだ?」


「ああ、やはり、俺一人でやるよりは効率が良いな。特に魔力や魔法の使い方とかな」


「まあ、そうだろうな」


 私達は、風呂に入り、朝練を終了した。


 朝食を摂り、皆にお弁当を持たせて、見送ってから、私は宮殿へと転移魔法で行った。

 そして、あのような事件が起こるとは、この時、誰にも予測が出来なかった…………。

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