表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
376/739

デート・マリア、リク、エルフ編だよ。なんだ、サトル達もデートか?途中、邪魔者が出て来てさあ大変だ!ヨシ、皆で退治に行こうか 18

「複数人の足音ですね?」


「おそらく、ノコノコと教会の幹部達がお誘い合わせてやって来たのでしょう」


「ああ、なるほど。それなら、ちょうど良いですね」


 私達が言い終わると、ゾロゾロとジジィ共が部屋に雪崩込んで来た。


「貴様ら!ここをどこだと思っている!!」


 入って早々にギャーギャーと騒ぐジジィ共。


「今頃、ノコノコと来たお前達は全員罷免ですよ!」


 ミカ姉ぇがそう言うと。


「ブアーハハハハ。何を言い出すかと思えばバカバカし」


 そう笑い飛ばすジジィ共も居れば。


「な、なんだとう!オイ!女!貴様は、儂らを誰だと思っている!ここの最高幹部だぞ!!貴様みたいな輩に儂らを罷免する権利なぞないわ!」


 額面通りに受けて激怒するジジィも居た。


「やかましいのう!貴様らの罷免は確定じゃ!貴様らは魔族を教皇に据えたのじゃからな!見よ!!」


 ヒルドさんがキレて、ジジィ共を一喝する。


『なっ!?』


 ジジィ共は驚き、声をあげる。


「この死体が着ている服はまさしく教皇の服!?」

「既に白骨化している!?」

「なっ!?骨が崩れた!?あり得ん………」


 ジジィ共が騒ぐ。


「これで判ったか!コイツがただの人間ならそうならぬが、魔族は死するれば、その身が直ぐにこうなるのじゃ!こ奴が魔族だという証拠じゃ!」


『ッ!?』


 ジジィ共は言葉を失っていた。


「解ったか!貴様らが罷免される理由が!しかもだ!二代立て続けにクズを選んだ罪は重いぞ!そして、『知らなかった』という理由は通じない!!」


 私も言うと。


「き、貴様ら!!何の権限があってそう言っている!!儂らは全員教会幹部ぞ!」


 このジジィ共の中では一番派手な服装のジジィが言うと、周りのジジィ共も共感して『そうだ!そうだ!』と言って来たが、ここに思わぬ人物が現れた。


「もちろん、余の権限があっての事だ!!」


 国王陛下が親衛隊と兵士達を引き連れて現れた。そして、もう1人。


「風帝!貴女、帰ったのではなかったの?」


「はい、私はあの後に直ぐに、陛下に謁見をして、事情をお話しして、こうして来てもらいました。で?教皇はどちらに?」


「あそこだよ。と言っても、奴は魔族だったからね。殺して時間が経ったら、もうこの服だけだよ。それに教皇は、自分自身を改造をしていましたのでね」


「えっ?ま、魔族?教皇が魔族だったの!?」


「な、ならば、何故、昨日、我が宮殿に入って来られたのだ!我が宮殿は神聖王様の結界が張られている筈だ!悪魔の血が入っている教皇は絶対に入って来られない筈だ!」


「えっ?ファーネリア宮殿に、し、神聖王様の結界!?」


 陛下が興奮して、機密情報を言ってしまった。それを聴いた風帝が驚いていた。そして、ジジィ共もだ。


「それは私も問い詰めましたよ。奴は、自分が、悪魔の血が薄いからだと言っていました。奴の言葉を信じれば、奴は何世代前の悪魔の血を引いている事になるとそう思われます」


「そうか、解った!そして、教会幹部達よ!二代立て続けて教皇にクズを選出した貴様ら全員の責任は非常に重い!余の沙汰があるまで謹慎処分とする。引っ立て!」


『はっ!』


 兵士達に拘束されジジィ共は連れて行かれた。

ブックマークや下にある★★★★★の評価やいいねの応援をお願いします。

していただければ作者は泣いて喜びます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ