デート・マリア、リク、エルフ編だよ。なんだ、サトル達もデートか?途中、邪魔者が出て来てさあ大変だ!ヨシ、皆で退治に行こうか 17
8月8日なので8時に投稿しました。本当は8時8分が良かったけど…………。
私に襲いかかる教皇。
ちょうど良いな。
「皆、手を出さないで、コイツは私がやる!という事で、少し遊んでやるよ」
「ぬかせ!食らえ!」
教皇は無数の魔法攻撃を仕掛けるが、私には効かない。例の如く、ムラマサに教皇の魔法攻撃を食わせた。
『な、何!?』
教皇が驚く。
「フン!今度は、私の番だ!【フォトンゲイザー】Ⅹ10!!」
そう言って、拳を床に叩きつけると、教皇を中心に光柱が出る。光柱によって教皇が空中に舞い上がる。
教皇はすぐに空中で体勢を整え着地する準備をする。
が、
着地の前に、また、フォトンゲイザーが発動し、教皇が空中に舞い上がった。それを後8回も繰り返された。
教皇にしたらたまったものではない。終わる頃になると、
『ゼェーゼェーゼェーゼェー』
と息を切らしていた。当然、フォトンゲイザーは光魔法なので、魔族の教皇はダメージも相当ある。
「どうだ?楽しめたか?」
『貴様!!』
教皇はそう言ったが、行動は冷静だった。
「ほう?怒りに任せて突っ込んで来ると思ったが?意外と冷静だな?」
『フン!若い頃の儂ならそうしていただろうが、その手には乗らぬわ!!』
「冷静ついでだ!1つ質問に答えろ!昨日、お前はどうして宮殿に入って来られたんだ?父の結界で、お前は入って来られない筈だ!」
悪魔が入れないなら、悪魔の血を受け継ぐ教皇も結界に阻められるのに素通りしていた。
『儂は元々悪魔の血が薄い!だからこそ、神聖王の結界を通る事が出来たのだ!』
「そうか?全く使えねぇ親父だな!今度来たら、鉄扇で頭を千回叩きだな!」
もう雑魚の悪魔や魔族も結界ではじけよな!人間にとっては雑魚でも驚異になるのだから。
『やはり、神聖王のガキか。ならば、儂の全身全霊を持って殺してやる!』
教皇は、魔法攻撃がダメなら、剣を取り出し、その剣に炎を纏わせた。
「魔法剣か?考える事はどこも一緒だな。光りよ!」
ムラマサの柄から光りの刃を出した。
私と教皇が斬り合う。
『ガキのクセになかなかの腕だ』
「フン!師匠からは『この程度の腕ではまだまだ赤子ですよ』。と、しょっちゅう言われているよ!オラー!!」
力で弾き返す!
『ヌッ!?』
間合いを取り、もう終わりにする。指鉄砲をして「バン!」といいながら、水を打ち出した。教皇は驚いて、咄嗟に避けるが、その水しぶきが教皇の顔に掛かる。
『?なんの真似だ?』
教皇は、顔に掛かった水を拭いてそう言った。この水にはダメージが一切ない。
「なに、予行練習さ。これからが本番だ!サヨナラだ教皇!【ウォーターカッター】!!」
教皇の体をウォーターカッターでスパッと脳天から真っ二つに斬った。
斬られた教皇は、
『!!?????』
おそらく訳が分からずに事切れた。
「ふう!終わりだ!」
「お疲れ様です」
「ウム、ようやった。まあ、聖にとってあの程度の敵は苦戦する事はあり得んから余裕を持って観れたぞ」
ルエルさんとヒルドさんがねぎらってくれた。マリアとリクも頷いていた。
「ありがとう………」
「む?どうしたのじゃ?倒したのに浮かない顔じゃのう?」
「ああ、魔族とは言え、人の形をしたモノを殺したのは、これが初めてだったなと思ってね」
「なるほどのう?」
そこにミカ姉ぇが来た。
「もう、終わったのですか?」
「終わったよ。ミカ姉ぇは?」
「はい、私の方はじわじわと殺してやろうと思いましたが、趣向を変えて、おもしろ生物にしようかと思いましてね。こんな感じです」
と、ミカ姉ぇは、ペテン師のなり果ての姿を見せたが、その姿は、はっきり言って、モザイクレベルだ。とても言葉には言い表せない物に変貌を遂げていた。
この物体を見たマリアとリクは気持ち悪そうな顔をしている。
「ミカ姉ぇ?この姿って?座天使の?」
「はい。その様な姿に模写しましたよ。ま、このゴミの末路にはふさわしい姿ですよ」
ミカ姉ぇはきっぱりと言い切った。
座天使は第壱階位三級の地位に居る上位の天使だが、座天使は姿形が歪な天使が多い。その歪な形をとってしまうと次の階級に進めなくなってしまう。
そして、複数の足音が聞こえて来る。
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明日はいつも通りに11時に投稿を予定しています。




