表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
370/739

デート・マリア、リク、エルフ編だよ。なんだ、サトル達もデートか?途中、邪魔者が出て来てさあ大変だ!ヨシ、皆で退治に行こうか 12

 ペテン師が去った後、ママは、パパと兄さんを呼んで、コトの経緯を説明し、こう言った。


「さて、教会は私達にケンカを売ってきたわ」


「もちろん、叩き潰すさ」


「うん!」

「「「はい!」」」

「当たり前じゃ!」


 私が答え、ミカ姉ぇ達5人も返事をした。


「そうだわね。叩き潰した方が良いわね」


「私もそう思うわ。あんなのが、教会のトップだなんて嫌だわ。まともに教会でお祈りが出来ないわ」


 メアリーがそう言った。


「そうよね」


「ま、祈りは、どこに居ても届くよ。ようは、その気持ちだよ。と、父さんが言っていたよ」


「そうなの?」


「ああ、嫌々、教会で祈るよりも、どんな場所でも真剣に祈った方が、ささやかな加護が得られるとも言っていたよ」


「ささやかな加護を?」


「ま、神のお礼だね」


「そうなのね。じゃあ、神聖王様の為に真剣に祈っていれば、教会以外のどこでも良いのね?」


「ああ、構わないよ。結局は、教会は、人間が造ったものだからね。神は神界に居る。だから、どこでも自由に祈れば良いのさ」


「分かったわ」


 そして、本格的に教皇一派を潰す会議をする。


「ケンカを売られたんじゃ、早いうちに叩き潰した方が良いのう」


「では、今から行きますか?あんなゴミを生かしてもロクな事はありませんから」


 私達きっての武闘派の2人は、即殲滅を唱えた。


「私もヒルドやミカエルお姉さまの意見に賛成ですね。敵は、私達よりも弱いとは言え、一般人にとっては驚異ですから、今のうちに潰す方が良いですよ」


「だよね。私も今から行って潰した方が良いわ。だってさ、お姉ちゃんとのせっかくのデートを不意にしたからね!許せないわ!」


 リクとマリアも賛成に回った。当然と言えば当然だな。


 後の人達も賛成だ。


「聖は?」


「もちろん、みんなの意見に賛成さ。それに叩き潰すのだったら、早い方が良いわ。既に教皇のヤツらは動き出しているし、教皇の犠牲者が出ない内に今すぐに叩き潰す!」


「そうよね。ならば、聖、マリア、リク、ミカエルさん、ヒルドさん、ルエルさんの6人で、教皇を潰して来てくれる。私達は、ここに残るわ」


「………私、居残り?」


「俺もか?」


 エルフとサトルが不満をもらした。


「そうよ。敵が万が一、ここに来るとも限らないしね。いろんな想定をしておいた方が良いわ。それに3人の神父達もいるからね」


「そうだね」


 ママの言うことも一理ある。あのペテン師の偽弁護士がやってきたように、3人の神父達には、何かしらの魔力信号が埋め込められていると考えた方が無難だ。


「そうだな」


「………分かった」


 サトルとエルフも納得したようだ。


 私達6人は、教皇が居る本山へ向かった。

ブックマークや下にある★★★★★の評価やいいねの応援をお願いします。

していただければ作者は泣いて喜びます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ