デート・マリア、リク、エルフ編だよ。なんだ、サトル達もデートか？途中、邪魔者が出て来てさあ大変だ！ヨシ、皆で退治に行こうか ６
一方、サトルは男その二に苦戦をしていた。
「フハハハッ！貴様！大口を叩いた割には大したことがないな！！」
「くっ！？」
「ヤジリ！！」
「お兄ちゃん！！お姉ちゃん！私行くわ！」
マリアが出ようとするが。
「イヤ、大丈夫だ！久しぶりの実戦で勘が狂っているだけだ！」
「えっ？どういう事？」
「ヤジリはずっと筋トレをやっているけど、でも、私達では、ヤジリの相手が務まらないの。だから………」
メアリーは下を向いた。
「お兄ちゃんは今まで１人でトレーニングをやっているの？」
「そうなの」
「そんな」
「フハハハッ！弱い！弱いぞ！！こんなに弱いヤツは教皇様にお仕えする資格などないわ！！」
その二は、そう言いながら、サトルに攻撃を仕掛けていた。サトルは防御で精一杯のようだ。
「サトル！」
「心配するな！姉貴！」
「お前、本当に弱くなったな？」
「なっ！？」
誰が心配するものか！
「しかし、こいつは神や天使に比べれば、弱いぞ」
ヒントぐらいは与えてやる。
「そ、そんな事………はっ！？ありがとうよ姉貴！」
フン！もう大丈夫な様だな。この程度のヤツらに手間をかけさせるなよ！
「（！？な、なに？ヤツの魔力が消えただとう？まあ良い）フハハハッ！どうやら諦めたようだな！ならば、最高の苦痛を与えて殺してやるぞ！死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
その二はサトルにトドメを刺すべく殴りかかったが。
バシッ！！
サトルはその二の拳を受け止める。
「な、なに！？」
受け止められたその二が驚きの声を上げた。
「フン！お前の動きは分かった。今度はこちらの番だ！！」
「なめr！？」
サトルがその二の顔を殴り、更に拳と脚のコンビネーションの乱舞技を繰り出し、フィニッシュにサマーソルトキックをぶちかましていた。
格好を付けすぎだ。
しかし、その二は立ち上がり。
「貴様！よくも！よくもやってくれたな！」
「だからなんだ？」
「ぶっ殺す！！」
その二がサトルに向かって殴り掛かるが、怒り任せで殴っているので、先ほどよりも雑だ。サトルは余裕を持って、躱していた。
「もう終わりだ！」
サトルはその二を気絶させた。
「ヤジリ！大丈夫？」
「お兄ちゃん！やったー！勝ったー！」
「…………男の聖も強い」
「お兄さまは、魔力無しで私達をあっという間に倒しましたからね」
「そうだったわね」
「あの時の頃は言ってくれるな。しかし、今回はそのおかげで勝てたが、やっぱり、修行不足だな。見直して、一から鍛え直さないとな」
「ならさ、私達と一緒にやりましょう」
「そうですよ。私達とトレーニングをやった方が良いですよ」
マリアとリクはサトルを誘った。
「そうだな。イヤ、しかしな………」
サトルはメアリーを見た。
「ヤジリ、この人達とトレーニングをやった方が良いわ。私達ではヤジリの相手は出来ないわ」
「そうだな。団長に話してみるか」
５人は私が勝つと分かっているので、呑気にわいわいと話していた。
次話は来週の月曜日に更新します。
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