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新たなキョウコウ 2

「(コイツら、普通の人間の魔力量ではないな。陛下に付いてきて良かったな。親衛隊だけでこの2人と相手するには荷が重いな)」


 2人の神父が魔力を押さえているのがはっきりと分かった。この2人は、教皇の護衛も兼ねているようだ。


 陛下が玉座に座り、私と親衛隊長が左右に別れて立った。そして、陛下が口を開いた。


「教皇よ。今日はなんの用件だ?」


 陛下がそう言うと、右側の神父が僅かながらにピクリと反応を示した。それを私は見逃さなかった。左側の神父はなにも反応しなかった。


「(なんだ?今の反応は?まさか、陛下を暗殺するつもりか?)」


 私は右側の神父を特に警戒する。ま、元々3人共だけど。


「はい。まずは初めに国王陛下の初孫様、御誕生のお祝いの言葉をと。マイケル王子様の御誕生おめでとう御座います。教会を代表をして、心よりお祝いを申し上げます」


 教皇は深く頭を下げた。


「ウム、感謝する!」


 陛下がそう言うと、やはり、右側の神父がピクリと反応の示した。明らかに怪しい動きなので、魔法を使って、右側の神父の心理状態を覗くと、陛下に対してふつふつと怒りが燃えているようだった。


「(なんだ、コイツの心理状態は?)」


 私は更に右側の神父の心理状態を覗くと驚愕した。陛下は、臣下に対して普通に対応をしているが、どうやら、右側の神父は、それが気に入らないようだった。完全に間違った感情を抱いているようだ。


「つきましては、今から私が宮殿内の教会にてマイケル王子様に祝福を授けたく。そして、一般人に対する祝福と御披露目は来週の日曜日が宜しいかと存じ上げますが、如何でしようか?」


 と、教皇が勝手に提案して来た。


「お前の用件はその事か?今日はお前の祝福は要らぬ!そして、一般人の披露目も出来ぬ!」


 陛下はそう言い切った。右側の神父は、益々、怒っていた。今にも感情が大爆発を起こしそうだ。


「なんと!?その理由をお聞きしても?」


 教皇は右側の神父の感情を知ってか知らぬか、理由を聞いてきた。


「簡単な事だ。マイケルが生まれたのが先週だ。家族や担当しているメイドや執事には会わせたが、他の者にはまだ会わせてはおらぬ。前回、イスレイの時は、生後3ヶ月だった。来週では準備や警備をする時間が無さ過ぎる。直ぐには出来ぬ」


 ま、当たり前だ。警備体制を整わせるのに時間が掛かるし、そのやる準備期間も掛かる。そう簡単に出来る事ではないのを、教皇も知っている筈だが?


「左様ですか。イヤ、警備は私の弟子達もできますからな。では、私の祝福と一般人の御披露目はいつ執り行うおつもりですかな?」


 チラッと嫌味を放った。


「これから関係各所にて協議を行うところだ。余の方から何も言えん!その他にも王族としての行事もあるのでな」


 陛下は、教皇の言い分を無視して、きっぱりと言った。


「左様でございますか。分かりました。今日のところは帰りましょう。ところで、一つ気になっていたのですが?」


「なんだ?申してみよ」


「はい、仮面を被っている御方は、クレア王女様でしょうか?」


 教皇は私を見ながらそう質問してきた。私をクレアと間違えるとはな?第一にクレアがフードを被りマントとローブで身を包んでいること事態がおかしいだろう?クレアなら堂々とドレスを着て来るぞ。

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