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親 2

この回から通常の投稿時間を7時から11時に変更します。

右腕が漸く完治しました。

平日は、できる限り毎日の投稿をしたいと思います。土、日は休みです。祝日は、出来たり、出来なかったり…………

「待たせたな?仕事を切り上げるのに時間が掛かった」


「あら?サトルにエリサ、それとバーストさんも?」


「俺は姉貴に呼ばれた」

「私達は聖に用事がありましたので」

「ご無沙汰しております」


 エリサとバーストさんが両親に向けて頭を下げた。


「えっ?なっ!?お、おじさんとおばさんが、な、何故…………?か、神様って…………?」


「俺達の事だ」


「なっ!?………じゃ、じゃあ?聖達も?」


 リョウタは両親に指に差し、その指は震えている。そして、両親と私達を交互に見ていた。


「ああ、本質は俺達と同じ神だが、今は人間だ」

「私達は子供達を人間として育てていましたからね」


「じゃ、じゃあ?聖達は初めから知ってて………?」


「知らなかったよ。私達も地球に居た時はただの人間だと思っていた。知ったのは、この世界に来て、つい最近になった時だよ」


「俺もだよ。俺は姉貴から聞いた」


「じゃあ、どうして、再会した時言わなかったんだよ?」


「お前さ、俺達が言った事を妄想全開でこれ夢だ!と、言ったお前に、俺達は実は神でした。と、更に言っても信じないだろうが!それに俺達は神である事を隠してもお前に全て話したのだぞ」


「あっ!?」


「しかし、妄想全開でこれは夢だ。は、酷いわね?」


「そうですね?」


「うっ!?」


「それにあの時は、エルフも居たしな。そんな事は言えないよ。ま、そのエルフも私達の正体を知っているがな」


「まあ、一緒に住んでいるからね」


「そうなのか。それなら仕方ないな」


 サトルが納得した。


「さて、リョウタ君?」


「は、はい!」


「キミはこの世界に留まるのか、それとも、元の地球に戻りたいのかを聞きたい」


「はい…………正直、今日まで迷いました………還りたい自分と還りたくない自分が、日に寄ってコロコロと変わっていました………分かっているのは、どっちにしても悔いが残るから………」


「ほう?悔いが残るか?」


「はい。地球に日本に帰ったら、オレはケーキ作りのパティシエには、一生成れない。しかし、ここに残れば、パティシエに成れるかも知れないが、両親とは二度と逢えない………それが俺の頭の中でぐるぐる回っていて………」


「なるほどな。確かにその通りだな。どちらかを選んでも諦めないとならないな?キミが言う、自分の夢か?両親か?をな」


「そうです………」


「今はどうだ?今のキミは帰りたいのか?それとも留まりたいのか?」


「リョウタ、これだけは言っておくよ。仮に留まっても、お前は魔法を一切使えない。お前は体内に魔力を溜めて置く才能は無いからな」


「そうなのか?」


「ああ」


「ま、ウチの団員全員、魔力が無いからな。地球人のお前は無いのが当たり前だ。それを踏まえて決めろ!帰るのか、留まるのかをな?」


「オレは…………留まりたい。やはり、パティシエになる夢を諦めきれないんだ!両親に逢えないのが、心残りだが…………」


「そうか?分かった。では、リョウタ君、キミがこの世界に来てしまった事を話そうか」


 父さんが、私達に語った話は、日本では、とんでもない事件へと発展して大騒ぎになっていた。

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