表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
336/737

新たな命 3

 私は自分の部屋に転移し。


「リク居る?」


 そう言ってリビングに行った。


「はい、居ますよ」


「聖さん、どうしましたか?」


 リクが返事をし、ミカ姉ぇが質問した。


「うん、テレサさんが陣痛を起こしたわ。だから、一度、リクとエリサを連れて宮殿に行ってくるのよ」


「えっ!?陣痛?産まれるのですか?」


「そうだよ。だから、呼びに来たのよ。ま、エリサを迎えに行くから、リクは一緒に来て」


「分かりました」


「お姉ちゃん?私も行くよ」


「マリア達はお留守番よ。また、ここに帰って来るよ。私達もご飯を食べないといけないからね?」


「あっ!?」


「そうじゃのう。妾達は待っていた方がよいのう」


「そうですね。私達がぞろぞろと行けばかえって迷惑になりますね」


「そうだね。分かったわ、待っているわ」


 私とリクはエリサの部屋と転移する。


 エリサの部屋のベルを鳴らす。これで出て来なければ、連続で鳴らす。と思ったら、そこは一流の執事だ。バーストさんが応対して来た。


「聖様?どうされましたか?」


「エリサは居る?」


「はい。おりますよ」


「では、お邪魔させてもらうよ。テレサさんが陣痛を起こしたの」


 簡単に説明をした。


「なんと!?分かりました。こちらでございます」


 バーストさんに案内をしてもらいエリサの部屋へ案内をしてもらった。


「お嬢様、聖様とリク様がお見えでございます」


「分かったわ。入って頂戴」


 私達はエリサの部屋に入った。


「どうしたの?それに聖とリクの2人っきりで来るなんて珍しいわね?」


「うん、テレサさんが陣痛を起こしたわ。だから、迎えに来たのよ」


「えっ?…………ちょっと!それ早く言ってよー!!」


 エリサは慌てて、着替えをしていた。仮面を付けてクレアになり。


「さあ、行きましょう」


 私は2人を連れて、宮殿へと転移した。屋敷に到着した私達は、直ぐに陛下達が居る居間へと移動した。


「お父様!お母様!テレサお姉様のご様子は?」


 クレアは居間に着くなり、そう言った。


「クレアとリクか」


「陣痛が始まったばかりよ。産まれてくるのにまだまだ時間がかかるわ。それに最初は余計に時間がかかるのよ」


 王妃様が説明してくれた。


「そうですか………では、わたくしたちはここで?」


「いいえ、聖殿。イスレイも連れて寮にお帰り下さい。貴女達が居ても意味がありませんからね」


「えっ?それじゃあ?ボク、お姉さんの家にお泊まりしても良いの?」


 イスレイくんに思わぬ幸運が舞い降りた。


「ええ、これは緊急ですので、聖殿、リク。イスレイを一晩お願いいたしますわ」


「ワーイ!!ヤッター!!お姉さんの家でお泊まりだ」


 イスレイくんは今にも踊る位に凄く喜んでいるが、それを止める人がいた。

ブックマークや下にある★★★★★やいいねの応援をお願いします。作者は泣いて喜びます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ