新たな命 3
私は自分の部屋に転移し。
「リク居る?」
そう言ってリビングに行った。
「はい、居ますよ」
「聖さん、どうしましたか?」
リクが返事をし、ミカ姉ぇが質問した。
「うん、テレサさんが陣痛を起こしたわ。だから、一度、リクとエリサを連れて宮殿に行ってくるのよ」
「えっ!?陣痛?産まれるのですか?」
「そうだよ。だから、呼びに来たのよ。ま、エリサを迎えに行くから、リクは一緒に来て」
「分かりました」
「お姉ちゃん?私も行くよ」
「マリア達はお留守番よ。また、ここに帰って来るよ。私達もご飯を食べないといけないからね?」
「あっ!?」
「そうじゃのう。妾達は待っていた方がよいのう」
「そうですね。私達がぞろぞろと行けばかえって迷惑になりますね」
「そうだね。分かったわ、待っているわ」
私とリクはエリサの部屋と転移する。
エリサの部屋のベルを鳴らす。これで出て来なければ、連続で鳴らす。と思ったら、そこは一流の執事だ。バーストさんが応対して来た。
「聖様?どうされましたか?」
「エリサは居る?」
「はい。おりますよ」
「では、お邪魔させてもらうよ。テレサさんが陣痛を起こしたの」
簡単に説明をした。
「なんと!?分かりました。こちらでございます」
バーストさんに案内をしてもらいエリサの部屋へ案内をしてもらった。
「お嬢様、聖様とリク様がお見えでございます」
「分かったわ。入って頂戴」
私達はエリサの部屋に入った。
「どうしたの?それに聖とリクの2人っきりで来るなんて珍しいわね?」
「うん、テレサさんが陣痛を起こしたわ。だから、迎えに来たのよ」
「えっ?…………ちょっと!それ早く言ってよー!!」
エリサは慌てて、着替えをしていた。仮面を付けてクレアになり。
「さあ、行きましょう」
私は2人を連れて、宮殿へと転移した。屋敷に到着した私達は、直ぐに陛下達が居る居間へと移動した。
「お父様!お母様!テレサお姉様のご様子は?」
クレアは居間に着くなり、そう言った。
「クレアとリクか」
「陣痛が始まったばかりよ。産まれてくるのにまだまだ時間がかかるわ。それに最初は余計に時間がかかるのよ」
王妃様が説明してくれた。
「そうですか………では、わたくしたちはここで?」
「いいえ、聖殿。イスレイも連れて寮にお帰り下さい。貴女達が居ても意味がありませんからね」
「えっ?それじゃあ?ボク、お姉さんの家にお泊まりしても良いの?」
イスレイくんに思わぬ幸運が舞い降りた。
「ええ、これは緊急ですので、聖殿、リク。イスレイを一晩お願いいたしますわ」
「ワーイ!!ヤッター!!お姉さんの家でお泊まりだ」
イスレイくんは今にも踊る位に凄く喜んでいるが、それを止める人がいた。
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