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ミカ姉ぇの体の秘密2

 俺達は以前父さん達が使用した部屋にいた。というより、この部屋は父さん達の専用部屋になっている。昨日、ミカ姉ぇ達の部屋決めの時に、父さん達が使用していた部屋を避けて決めた。なんでも、父さん達から放出した聖なる気が強すぎて落ち着かないと、そして、この部屋を父さん達の専用部屋にすれば良いと言われたのだった。


 この事を父さんに説明をしたら、「分かった。そうしよう」と言って、正式に父さん達の部屋と成った。


「さて、服を脱いで貰おうか」


「ミカ姉ぇ」


「はい」


 ミカ姉ぇは上半身、裸になり、背中を見せる。


「こ、コイツは………なるほどな。コイツは絶対に誰にも見せられないな?聖?よくコレを見て悲鳴を上げなかったな?コレは絶対に悲鳴を上げるぞ」


「そういう父さんだって上げていないぞ?」


「俺は見馴れているからな。しかし、【人面瘡】か。コレは酷いな?背中のあっちこっちにあるぞ」


「大きく広がったか。昨日、俺が魔力を使って、人面瘡の広がりを出来る限り小さくしたが、ミカ姉ぇが痛がるから、そう何発も出来なかったが」


「………聖さんの魔力の効果が薄れてきたようですが、使い魔契約を結ぶ前よりも保った方です。私が自分でやった時は直ぐに………」


「いつから発症した?」


「はい。悪魔討伐をした10年前ぐらいからです。始めは違和感だけでしたが、段々と………私は魔力を使って抑えていましたが、ここ近年で、抑えが効かなくなり」


 ミカ姉ぇは人面瘡を広がらないように普段から魔力で人面瘡を抑えていたという。魔力の消費は半端なく、1日が終わると体がぐったりとなるそうだ。そして、自身での魔力での除去だ。本来なら、そのダメージで身体全体が動けない筈なのにミカ姉ぇは、誰にも悟られないように平然としていた。


「それはそうだろうな?この人面瘡は成長し進化するからな。本当は直ぐに俺の所に来て欲しかったが………当時はミカエルはレイナの世話でそれどころではなかったな」


「はい………その頃からレイナは私に対する依存が激しくなりました」


「過ぎた過去をとにかく言っても仕方無い。荒行だが、やるぞ」


「治せるの?」


「ああ、だが、先ほども言ったように荒行だ。その間はパートナーで妹の聖。お前がミカエルを支えてやれ!やるぞ!」


「分かった」


「お願いします」


 父さんは剣を取り出し、そして、ミカ姉ぇの頭に手を置くと、父さんはミカ姉ぇの魂を引っ張り出した。ミカ姉ぇの魂にも人面瘡がこびり付いていた。もしかして、これが人面瘡の本体なのか?背中のはダミーか?


「父さん?」


「説明は後だ!しかし、やってくれたな!あのクソジジィめが!!」


「えっ?クソジジィ?」


 父さんは俺の質問を無視して、ミカ姉ぇの魂に対して剣を振るうと、ミカ姉ぇの体が暴れ出す。俺は必死にミカ姉ぇの体を抑えて。


「ミカ姉ぇ。頑張って!」


 と、声をかける。


「うっ………ううっ………」


 言葉にならないほどの苦痛を受けている。しかし、父さんの剣の腕前は凄い、的確に人面瘡だけをミカ姉ぇの魂から削り剥がしている。ミカ姉ぇの剣術も凄かったが、そのミカ姉ぇよりも更に上。次元が全く違っているから笑ってしまう。剣士を目指している人間がこの光景を見ていたら、心が直ぐに折れてしまう程の腕前だ。


 もうミカ姉ぇの体力が限界に来ている。俺に体重を預けかかっている。


「父さん!ミカ姉ぇの体力が!」


「もう少しで終わる!耐えろ!」


 しばらくして、作業が終わり、ミカ姉ぇの魂は人面瘡が綺麗に除去されていた。父さんが魂を戻した。


 戻した瞬間にミカ姉ぇはぐったりとなり、気を失っていたので、ベッドに寝かせる。


 しばらくすれば目を覚ますだろう。

 全年齢でエロネタは流石に書けれませんよ。勘違いをさせるのが精一杯です。


 ノクターンでのもしもだったなら書けれますがね?

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