俺がナニをした!! 2
俺が振り向くと、母さんが本当にいた。なんで居るのさ?
母さんが俺の方に来て。
「聖!貴方!何故レイナを使い魔にしたの!!」
と、いきなり訳が分からない事を言ってくる。
「はぁ?俺、そんな事をやっていないが?」
「あの?聖さんはレイナ様の頭を拳骨する時に魔力を込めて叩きましたよね?」
「あっ!?」
ルエルさんの指摘で思い出した。確か、レイナも使い魔の魔法陣から出て来たから、レイナも使い魔候補と見なされたのか?
「それよ!それでレイナは貴女の使い魔になっていたのよ」
「でも、そんな感じになっていなかったが?」
「完全な使い魔契約ではなかったのでしょうね?」
「確かにな。使い魔なら強制的に言うことを聞かせる事も出来ると授業でやっていたからな」
「でも、聖さんの命令でレイナ様が素直に帰って行ったのでは?」
「イヤ、ミカ姉ぇに子供と認知して貰えたから、嬉しくって帰ったと思うよ?」
ルエルさんの言葉を否定した。
「とにかく、貴女には罰を与えないといけないわね!」
「どうしてだ!!」
「貴女がレイナを使い魔にしたからよ。その罰はこれよ!」
と、母さんは大量の服を出した。
「ゲッ!?ま、まさか………?」
あの悪夢が再び!?
「そうよ♪また新しい服をデザインして作ったのよ♪ほら、前回は貴女が着たおかげで破棄から再採用となったわ。だから今回もね♪」
「オイ!それは単なるモデルになれという事か?」
「そうよ♪」
ニコニコ顔な母さん。
「断る!じゃ!」
転移魔法で逃げようとするが、発動しない。
「甘いわよ。私の目の前で空間魔法系で使えると思っているの?さあ、素直に罰を受けなさい♪」
転移魔法を封じられた。
「嫌だよ!ミカ姉ぇ!助けて!」
助けを求めるが。
「えーっと、私も罰を受け入れた方が良いかと。というか、聖さん罰を大人しく受け入れましょう♪」
ミカ姉ぇはワクワクとしていた。
「この裏切り者!ミカ姉ぇは、俺の守護天使でなかったのか?」
「そうですよ。それよりも私も聖さんの罰を見たいです。だってその姿は綺麗で尊いですから」
なんか無駄に目がキラキラとしていた。この薄情者!!
「えっ?そんな凄いの?」
「はい!それはそれはもう言葉に表せないくらいに凄いですよ」
「私も見たいわ!」
「私もです!」
「私も!」
と、マリア、リク、エリサの3人が言う。
「ほら、ギャラリーがそう言っているわ♪」
パチンと指を鳴らし。
「う、動けない!?く、クソが!!」
俺に金縛りを掛ける。
「聖、ダメよ?女の子がクソと言ってわね?さあ、やるわよ♪まずはこれからね♪」
と、俺は母さんに無理何十着という服を着せられた。で、最後は勿論ビキニの水着を着せられたが、前回よりも更に際どい水着だった。
途中、先生が来て、初めは驚いていたが、途中でノリノリで見ていた。
そして、皆が鼻血を出していたのは言うまでもなく………。