表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

154/729

使い魔召喚6~まだ、終わらない使い魔召喚~

 俺がミカ姉ぇに魔力を流していると。


「ひ、聖さんの魔力~す、凄いですぅ~!!」


 と、言い。顔を赤く染めてハァーハァーと、甘い吐息をしていた。


 なんか、すげー色っぺぇ姿だよ。ミカ姉ぇ。


「はい、終わりだよ」


「えっ?もうですか?」


 物足りない顔をしている。


 俺の魔力は食べ物ではないけどね?


「………分かりました。これからもお願いしますね。私のご主人様(マイマスター)


「嫌だ!」


「えっ?」


「ミカ姉ぇと俺は対等の関係だ!ご主人と使い魔の関係ではない筈だ!もし、ミカ姉ぇがそのつもりなら、即この契約を解除する!だから、普通にして」


「分かりました。聖さん。言い直しましょう。これからもお願いしますよ。聖さん」


「うん、ミカ姉ぇ?悪い事があったらな、しっかりと、俺を叱ってくれ。そして、本当の姉妹ケンカをしよう」


「はい!聖さん」


 ミカ姉ぇは笑顔で答えた。


「では行こうか?」


「はい!」


 俺はミカ姉ぇを伴って、戻った。


「ただいま~」


「「「おかえりー」」」


「お姉ちゃん、遅かったわね?で?戦いは勝ったのでしょう!」


「イヤ、負けたよ。すがすがしいほどの完敗だよ」


「えっ!?聖が負けたの?」


 3人は信じられないという表情をしていた。


「お姉さま?誰に負けたのですか?」


「うん、皆に紹介するよ。私の()()()()()で、私達の姉となる天使のミカエルさんだ」


「天使ミカエルです。皆さんよろしくお願いします」


「「「えっ?天使で姉?」」」


 3人頭に【?】マークが浮かんでいた。


「ここではこれ以上話させられないからまた後で話すよ」


「分かったわ」


「聖?戻ったか?」


 今度は先生が聞いてきた。


「はい」


「そうか。オーイ!A組全員、集まれ!………………………これで無事、事故も無く、A組の使い魔召喚は終了だ!」


 先生はそう言うと、クラスメートは歓声をあげた。


「だが、他のクラスはまだやっているからな!この場で待機だ!」


 クラスメートは『はい』と返事をする。


「聖さん?あの人は?」


「担任のステラ先生だよ。でも、挨拶は後でも出来るから、今はしなくても良いよ」


「分かりました」


 俺達も大人しく待機をしていた。


 周りはまだまだ使い魔召喚をやっていた。終わるのに時間がかかるな。


 その内、クラスメートも暇になって来ているので、周りと雑談をしている。


『ねぇ?委員長の後ろ人ってさ?委員長の使い魔?』


『えっ?まさか?でも、ついさっきまではいなかったよね?』


『そうよね?』


『こんな美人の人が使い魔!?羨ましい~!!』


『そうだよな?オレなんて、獣だぜ?』


『まだマシだ!オレは昆虫だ!』


 などと話していた。その1人が。


『あー暇だな……あれ?』


『どうした?』


『イヤ、魔法陣が一瞬光ったような?……あっ!?』


『えっ?こ、これは?』


『なになに?』


『どうし…………』


『せ、先生!?ま、魔法陣が、魔法陣が勝手に光り始めています!』


 と、騒ぎ出す。


「な、なに!?」


 先生がびっくりし魔法陣の方を向く。俺達も魔法陣に目を向けると5つの魔法陣が光っていた。


 そこにジェーン先生がやって来る。


「ステラ!これはどういうコトですか?」


「知らん!この現象は初めて見るから私も聞きたい!魔法陣が勝手に光り始めているからな!」


「えっ?ウソでしょう?召喚魔法陣が勝手に光り出すなんて?………それも5つも同時に?…………一体なにが?」


「むっ?」

「こ、これは?」

「まずいな?」


 ヒルドさん、ミカ姉ぇ、俺が同時に気付く。


「な、なんですか?この巨大な魔力は?」


 リクも遅れて気付いた。


「おそらく、神じゃな。しかし、これは………邪神かのう?」


「いいえ、神様の魔力です。もう直ぐ、召喚魔法陣から神様が来ますよ!」


 ミカ姉ぇがそう言った。


「えっ神様が来るの?」


 マリアがびっくりしていた。


「先生!念の為に避難を!!」


「分かった!オイ!全員、もっと離れるぞ!!で?聖はどうする?」


「説得して還って貰う為に残りますよ」


「そうですね。どのような、神様が出てくるのか分かりませんが、大人しく還って貰う為に我々が説得しますよ」


「そうか?分かった。聞いての通りだ。マリア、エリサ、リク。いくぞ」


「でも………」


「大丈夫ですよ。邪悪ではないですから。それに聖さんは私が守りますよ」


 マリアの問いかけにミカ姉ぇが答えた。


「ま、大丈夫だから。しばらく離れていて」


「分かったわ」


 クラスメートが離れた。


「ミカ姉ぇ、早々に悪い!」


「いいえ、聖さんのせいではありませんよ。来ますよ!」


 魔法陣から飛び出して来たのは………。


「「はあ?」」

ブックマークや下にある★★★★★の評価やいいねの応援をお願いします。

していただければ作者は泣いて喜びます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ