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トーナメント戦1~どうして、俺の魔武器はこんなにひねくれモノになっているのかの件~

 先生に道具の名前を付けろと言われて、俺達は名前を付ける事に。


 名前か?この魔武器?は日本刀仕様だからな?日本刀の銘に纏わる方が良いのか?と、考えていると、リクが。


「私の道具の名前は『グローブ』にします!お姉さまが言ってくれた名前ですから。…………あっ!グローブの情報が頭の中に流れて来ました。グローブに魔力を込めて殴れば殴る程にパンチの威力が倍化するようです」


 ナニソレ?こわっ!殴れば殴る程倍化ってとんでも能力でしょう。


「まあ、魔力を込めなければ、ただのグローブですけどね」


 まあ、リクの言うとおりだけどね。


「次は私。この杖の名前は『破邪の杖』にするわ。あっ!私も情報が流れてきたわ。通常の魔法攻撃の威力が三倍になって、魔力消費が三分の一に減少ですって」


 マリアの魔道具も凄いな。もうチートクラスに近いでしょう。あの魔道鉱石は不純物があるも関わらずにかなり優秀だな。イヤ、魔力量に関係があるのか?


「私の杖の名前は『雷鳴の杖』にするわ。私も情報が流れてきたわ。…………うーん……悔しいけど、マリアよりも威力や能力が落ちるわね?魔法攻撃が二倍で魔力消費が二分の一だわ」


 マリアの杖の下位互換の能力だ。それでも、二倍の威力でも侮れないな。


「確かに私の杖よりも落ちるけど、エリサの杖も凄いわよ」


「そうだね」


「ありがとう。聖は決まったの?」


「うん、まあね。日本刀仕様だからね。名前は『ムラマサ』にするよ」


 室町時代から戦国時代にかけて活躍した刀匠の名前だ。かなりの切れ味で、徳川家にとっては妖刀扱いにされた刀の銘だ。


「あれ?」


「どうしたの?」


「情報が流れて来ないけど?」


「えっ!?」


 まさかの事態だ!名前を付けたのに、うんともすんとも反応しないぞ。


「魔力を流したら?」


「そうだね?やってみるよ………」


 エリサに言われて、魔力を流すが、反応なし。


「先生!」


 俺は先生に事情を話す。


「なるほどな……しかしな。魔道鉱石はに失敗は無いぞ。おそらく、お前の道具は、本当に発動するのになにかしらの特別な条件があるのだろうな?まあ、生徒で特別条件があるヤツはお前が初めてだろうな。うーん?」


 そう言いつつも首を捻る先生だった。


「そんな……代わりの魔道鉱石を下さい!」


「残念ながら、学園で魔道鉱石は一人一個までだ。後は、自分で買うしかないぞ。(小さな声で)この場で創るのも無しだぞ。バレるからな」


「そんな………」


 絶望的だ。どうやって、柄だけでガルーガを倒せば良いの?


「ま、お前なら何とかなるだろうな。今日のトーナメント戦は別に魔道具や魔武器だけで闘う訳でもないからな。おっ!ジェーンがトーナメント戦のルール説明をするぞ」


「皆さん。魔道具や魔武器を創れましたか?では、少しでも馴れるように、トーナメント戦を行いますが、人数多いので、事前にこちらで各ブロック分けをしています」


 と、他の教師達がトーナメント表を板に張り出している。


「ルールを説明をします。今回は魔道具、魔武器を馴れてもらう為のトーナメント戦となります。魔道具や魔武器を通さない魔法攻撃は反則負けとします。戦闘向きではない魔道具の生徒達もいますので、素手や足による打撃攻撃はOKにします。では、生徒の皆さんはトーナメント表を見て、各ブロックに別れてください」


 俺達はトーナメント表を見ると、見事にバラバラに各ブロックに別れていた。それにリクの名前もある。やる事が速いな。


「バラバラだわね」


「そうだね。私達がバラバラじゃあなかったら、会場が滅茶苦茶になるよ」


「確かにね。それにしても、リクはアルフレッド。聖はガルーガね?負ける事は無いわね?」


 そう、私とリクは決勝戦でその2人と当たるようになっていた。


「ま、相手の戦略が判るよ。マリアもエリサもブロック優勝は出来るでしょう」


「うん」


「そうね」


「皆でブロック優勝を目指しましょう!!」


「うん!」

「ええ!」

「はい!」

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