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月の恋人 ―狼―  作者: 楓 海
11/20

噛み付け

 申し訳ございません❗

 操作の不手際で、途中までしか投稿されてませんでした❗

 編集しなおしました。

 宜しければ、読んでやって下さい❗

「逢魏都ぉ、お腹空いたあ」


 キッチンで晩御飯の支度をする逢魏都の後ろを狼姿のアシュラは、しっぽをゆらゆらさせながら、うろうろしている。


「あんまり急かさないでよ

 料理、そんな得意じゃないんだから

 こんな事なら、ドッグフードも買っておけば良かった」


 アシュラは耳をピンと立てた。


「今の聞こえたよ

 あくまでボクを犬扱いする気だな

 ドッグフードなんか食べさせたら噛み付いてやる」


「そんな事したら、リクエストのジャージャー麺に豆板醤ひとビン入れちゃうんだからねー」


「ひでえ......」


 アシュラは首を垂れた。


「だいたいジャージャー麺が好きな狼なんて聞いた事無いよ」


「いいじゃん

 苦手なお料理が上達するよ」


 アシュラはお座りすると言った。


「それに、人間に噛み付いたりしないよ」


「美味しくないから? 」


「ちがーう!

 噛み付かれた人がボクと同じになっちゃうから」


 逢魏都は椎茸を切っていた手を止め、温めていた鶏ガラスープの火を止めて屈んだ。


「同じって? 」


「狼になっちゃうんだ」


「それって......」


「逢魏都の言う通り、何かの呪いなのかも知れない

 聞こえんだ、目を覚ます時......

 仲間が欲しければ噛み付けって......」


「仲間が欲しければ噛み付け........」


 アシュラは立ち上がって言った。


「そんな事してないからね!

 ずっと淋しかったけど、それだけはするもんかって、心に決めてたから」


「偉い! 」


 逢魏都はアシュラの頭に手を置いた。


「当然! 」


 アシュラはまたお座りして胸を張り、銀色の目を細めた。


 逢魏都はその場に胡座をかいて座り込んだ。


「仲間が欲しければ噛み付けって......

 それを言ったのは誰? 」


 アシュラは小首を傾げた。


「胸から湧き上がる様に聞こえたんだ

 目が覚めた時に周りを見渡したけど誰も居なかった」


「うーーーん」


 逢魏都は腕を組んで考え込んだ。


 アシュラは静止して逢魏都の言葉を待った。


 暫くの間、一人と一匹はそうしていたが、急に逢魏都は立ち上がった。


 アシュラも立って逢魏都を見上げた。


「何か解ったの? 」


「全然、全く!

 考えてもデータになることが少な過ぎるよ

 取り敢えず、明日その目覚めた神社に行ってみない? 」


「OK」


 アシュラはしっぽを振った。







 読んで戴き有り難うございます。

 「月の恋人」は無印と「月の恋人 ―花―」は、自分で描いたマンガの下地がありましたが、「人形」とこの「狼」は下地が無くて、1から新たに考えて書きました。


 「人形」は失敗作だったかなあって思ってます。

 勿論、自分の作品なので大好きですが、事件らしい事件も無くてラスト、ケンカして盛り上げて終わると言う、平淡な作品になっちゃったんですよ。


 そこを踏まえて、「狼」は少しでも面白く読んで戴ける様に書いたつもりですが、上手くいってるかは自分では解らないです。 ほげ....


 マンガの下地が無かった作品は「ラプンツェルの接吻 聖流編」と「人形」とこの「狼」と「駅」と「最後の嘘」だけです。

 どうだったんだろう❔

 面白かったのかなあ❔


 「最後の嘘」は私の作品には珍しく、短編なのにユニークが三百になりました。

 私の短編、普通は百アクセスあればいい方なので、これは快挙です。笑


 今、スランプなのか倦怠期なのか創作意欲が湧かなくて困ってます。

 忙しいのもあるのかなあ。

 色々、挑戦したい事はあるんですけど。

 なかなか、パソコンの前に座れない今日この頃です。orz




  


 


 

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― 新着の感想 ―
[良い点] 徐々に明らかになってきましたね!! ちょっと意外な展開に、次話を期待しちゃってます。 [一言] 後書き、同じくです。 実は私も連載開始してから、次話が手に付かなくなってしまいました。 お互…
[一言] そういう時もあります。 無理しないでいきましょう。
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