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10話 危機感と必要性 1/2

のんびりとお湯に浸かっている状態で、あることをふと思いついた。

お風呂ってとりとめもないことを考えているからヘンなことを思いつくな。


見るともなしに見上げていた水が滴っている天井から水面へと、そしてその下の僕の体へと視線を落としてみる。


体が軽くてすぐに浮いちゃうし気を抜くとつるんとして頭がお湯に沈んじゃうしで、かなり低く張っているお湯。

その下にはつるっつるな今の僕の幼児体型が光の屈折でさらにちっこくなって見える。


足が反対側に届かないってだけで怖いんだよなぁ……1回くるんって頭から沈んだときはパニックになっちゃったし。


そのトラウマでお湯の量は今の僕の肩くらいまでだ。

元の体基準だと……腰辺り?

いや、さすがにもうちょっとは上かな。


そんな今の僕の幼女な体。


一部の特殊な人たちを除いて普通の人的には思うところのない普通の幼児な体。


元の体での子どもの時の記憶に近い感じにいろんな意味で凹凸が少なくて、無いなりにも少しはついていた筋肉やわさわさと生えていた黒々としていた毛とか、便利だったけど今となっては邪魔でしかなかったお股でぶらぶらと浮いていたモノたちがどっかに消えちゃってて。


これくらいしか感想が持てないくらい、裸だと胸があるはずの女の子の体だっていうのが確認もできないし意識もできない始末だ。


じゃなければわざわざここまで言わない。

がっかりした分くらい文句は言って良いだろう。


けど、ないわけじゃない……と思わなくもない。

曖昧なのは僕が実物を見たことがないから。


男にも胸はあるわけで……乗っかっているのが比較すると厚い筋肉なのか脂肪なのかって違いだけ。

だから多少は膨らんでた記憶もある……だから今の微妙な膨らみが微妙なんだ。


でもこれくらいならよく通っていた温泉とかで一緒に浸かる太っていない大人たちや子供ですらあるくらいの脂肪しかないから、これをはたして「おっぱい」と言えるのかどうかはなはだ疑問なところ。


そんなこと言ったら太ってる男はみんな巨乳ってことに……そういう表現もあったな、そういや。

ともかくそう言うことになってうげーってなるし。


全体的に肉付きが悪すぎて浮き出たあばらの方が気になるし、腰骨とか手首とか足首とかじっくり見ていると怖いくらいだしで色気っていうものの発生する前の体だ。


もっと肥えさせなければ。

女の子以前の問題だ。


胸がぺたんとしているというよりはみぞおちがえぐれている感じだし僕の理想からはほど遠いんだ。


いっぱい食べさせてあげたいって思う気持ちの方が強く芽生えるんだ。


だけど本当の幼児体型よりはかろうじて女の子らしい体つきに見えないこともないから、こんな見た目でも第二次性徴は迎え始めている可能性もゼロじゃない。


女の子は個人差が大きいらしいからな。

僕には縁がなさ過ぎてさっぱりな話だけど。


肝心の実年齢が全くの不明だからどうしようもない。


よーく手に集中して揉もうと努力をしてみれば……たぶんだけど男のものとは違う感触を感じられるようなそうでないような感じも得られる。


そう思っているからあるように感じるのかもしれない。

思い込みって大きいからなぁ。


あと……元の体で試したこともなかったから男のでもなるのかは確かじゃないけど……揉むと胸の形が変化するは新鮮な感覚。


両腕全体を使って前に肉を集めるようにすると胸が盛り上がる。

すると寄せて上げた状態になって、ちょっとだけ盛り上がっていた脂肪が小さいお椀状になって柔らかさが出るんだ。


逆に背中を反らして肩甲骨を近づけるようにすると……さらに薄べったくはなるけど代わりに胸が強調されて、すごく薄いながらも骨の上に乗っているわずかな脂肪が浮き出たような形になるみたい。


そんなことを下をのぞき込んだり鏡を見たりしてやってみた。

だってお風呂ですることないし。


というわけで上半身をがんばって使うことで普段は真下を見てもよくわからない「おっぱい」というものが確認できるみたい。


できるみたいなだけでそうとは言っていない。

できてなくって思い込みかもしれない。


妄想だったら悲しいけどこれは現実で、それもまた悲しい。


とりあえずいろいろ駆使すると女の子っぽくなるだけだけど……それでも「ある」と「ない」、1と0、有と無は違うんだからやっぱりなんていうか精神的な満足度が違う。


この感じは……そう、しばらく筋トレをがんばっているうちに腕が太くなったような気がして嬉しくなったり、僕が今失っているものの大きさを測って平均値と照らし合わせるときに感じるような自己満足的なもの。


それが例え使う前に消失してしまったとしても。

まあ無いなら無いで割とすぐに慣れるもの。


体験済みだ。

人って意外と柔軟にできてるんだな。


けども、上に育つはずのものが「ある」って信じれば「ある」って思える程度のものだとしたら失ったものとの対価として釣り合っているんだろうか?


「………………………………」


のぼせてきた。

おでこから汗が垂れてくるし、思ったより入ってたらしい。


そう思ってお風呂の温度表示のパネルを見てみたらそれなりにお湯に浸かっていたらしい。

ふやけそうだ。


……こんな子供の体をじろじろ見ながら何をやっているんだか、僕は。


つまんないことに時間を使っちゃってふと我に返ってだるんってなった僕は……それでも気になって立ち上がって、曇り始めた鏡に向かってお湯を時々かけながらあちこち観察して格闘してみる。


それにも飽きた僕は体がすっかり冷えているのに気がついて、ちゃぽんとアゴまでお湯に浸かり直して温め直す。


温泉に行くときによくやるやつだ。

寒い冬に露天風呂でやると1時間でも2時間でも退屈しなければやれる自信がある。


……ちなみに今お湯に浸かってるけど長い髪の毛はお湯につけないで洗面器に乗せて浮かせてみている。


ヒマなときはそれが微妙に移動しながら浮くのを眺めたりするのが最近のマイブーム。


だってお湯から上がるときに体じゅうに張り付いて取るのが大変だし。

本当は結ったりするのが正解なんだろうけど毎回するのは面倒だし。

やっぱり今のように適当にぐるんと丸めて浮かせておくのが楽だから。


めんどくさいから切りたいんだけどそれができないのは経験した通りで。


「………………………………」


それにしても改めて思う。

お風呂に入り直すたびに、この凹凸のない体を見るたびに。


どうせ女の子になるんだったら、もう少し全体的に成長していてお湯に浮くなんて大層な、富豪なぜいたくは言わないから……せめて、せめて。


最低でも腕で抱きしめられるくらいの「おっぱい」は欲しいところだった。


かなり切実な悲しみ。


だって、あんまりにも子供過ぎてなぁ。

どうせならって思っちゃうじゃん。


悲しい現実をかみしめるしかない。

胸のない女性は守備範囲外だから……とってもとっても、悲しいんだ。





天井からシャワーの先からぴちゃんぴちゃんと水が落ちる。


お湯を張ってからそこそこ時間が経ってきて湯気でいっぱいになってきた浴室がぼんやりしてきた。


女性的魅力について深く考えていた僕はもう1回ばかばかしくなってきて、応急処置的にマスキングテープで塞いだだけの……ダメになった壁を眺めながら考えるべきことへと舵を切り直す。


無いものは何をどうあがいたってどう言い訳したって無いんだからな。

考えるだけ空しいんだ。


……さてさてとにかく、朝は精神的に、そのあとは精神的にも肉体的にも疲れた1日が終わる。


やっぱり人の会話は週1くらいで充分すぎるな。

10日に1回くらいでちょうどいいくらいだ。


半月くらい話していないとちょっともやっとしてくる感じ。

精神的に……なんていうか魂が疲れる気がしてくる。


ほどほどが良いんだろう、きっと。


ハサミのことを忘れていられたし帰ってきたら朝のような恐怖感はもうなくなっていたから、破壊されたお風呂場もハサミの残骸もちゃんと片づけられたしで良かったけど。


とどめにじっくり体を観察するっていう究極に無駄な時間を過ごしたおかげで僕は立ち直ってる気がする。


どうでもいいことほど癒やされることはないもんな。


けど……壁。


ひびが入ったりちょっとかけたりしたのを含めるとそれなりの数のタイルとその奥の壁の土台が被害を受けていたし、補修しないとカビちゃいそう。


ホームセンターとかで適当に買ってきたもので間を埋めるだけでいいんだろうか。

こういうことはやったことないから分からないな。

普通はないだろうけども。


あとで調べよう。

忘れないうちに。


僕はどうでも良くないことほどすぐに忘れちゃうからな。


……外に出て疲れた代わりに気も紛れたし本腰を入れて考えよう。

いろいろと大変だったぶんの収穫もあったし。


本当にのぼせる前に上がろう。


………………さてさて改めて僕に働いている力……とりあえず怖くない表現で「魔法」ってことにしているそれについてだ。

ひとくちに魔法と言ってもいろいろな種類があるけど、ここは無難にオーソドックスで想像しやすい西洋風のものでいいだろう。


魔方陣を書いたりそれが空中に浮かんだりするやつ。

つまりは漫画とかで目にするあれ。


和風のはどうしても怖いイメージがあってなんか好きじゃないし、僕はバトルものとかあまり見ないし詳しいことはさっぱりだしな。


僕にはどうもネーミングのセンスとかバトルもののロマンとかも欠けているらしいしな。


その魔法だけど、今確認できているのは……この体になったこと以外では髪の毛を短くしようとしたときだけ。


帰りに買ってきた小さなハサミで折れたり絡まってどうしようもない毛を切ったり、くせっ毛過ぎて困っていたひと房をちょっと短くする程度の散髪に挑戦してみたところなんにも起きなかったのは確認済みだ。


今度はちゃんと厚着をして試したから怖かったっていうよりはまたハサミが飛んでまたタイルがおしゃかになったらどうしようって気持ちのほうが大きかったんだけど、いざ試してみたら何も起きなくて肩透かし。


まぁ調子に乗ってざくざく切るうちにいきなり飛び出したら怖いしびっくりするから、本当に毛先を整えるのに留めたけど。


……ホラーの何が怖いって、幽霊とかゾンビ以前にそもそも脅かしてくる演出のほうだし。

この魔法がオートでかかっているのかそれとも誰かに見られているのか…………おっとやめよう。


僕は怖いのが苦手なんだから。

髪の毛を洗っているときにぞくぞくしちゃうじゃないか。


で、ということはやっぱり僕にかかっている魔法は今の……属性で表すなら青寄りの銀色で長いストレートな髪の毛と同じ色の体毛……目の上しか生えてないけど……に幼女と少女の中間くらいの体を持っているこの姿。


長ったらしいからもう銀髪幼女でいいか……の今の姿を大きく変えようとする力に対して反応するものだと推測できるかもしれない。


できないかもしれない。


状況から勝手に思ってるだけだけど他に判断材料がなんにもないから、こうしてなにかが起こってから推測するしかないからしょうがない。


「…………………………………………」


石を砕いて金属の留め具を壊して、刃自体も曲がるほどの力。

いったいどのくらいのエネルギーが込められているのかは定かではない。


魔法だし質量保存の法則とかは無視しているんだろうか。

魔法だしな。


魔法って言えば大抵のことは納得できる気がする。

ある意味科学的根拠があるとかそういうのと似てるかも。





考えているうちに温まりすぎてきてもう1回汗がぽたぽたとお湯に跳ね始めてくる。

煮詰まってきた感があったから髪の毛と体を洗ってさっぱりした。


髪の毛を洗ってすすぐのには何倍もの時間がかかるようになったわりに、体のほうは細かいところまで泡で洗ってさっと流すだけという手軽さ。


表面積が狭くなっているし体が柔らかいからすっごく楽。

髪の毛の手間を考えたらやっぱり男の方が楽だったけど。


肌が弱すぎてスポンジを使っただけで全身ひりひりと真っ赤になった思い出から前みたいにごしごしできなくて洗った感がないけどしょうがない。


貧弱にもほどがあるけど幼女だからしょうがない。


で。


この魔法がいつ解けるのか――そもそも解けるものなのか。


そんなことは非常識的で超常的な何かな被害者の僕が分かるはずないし、原因が「誰が」なのか「何が」なのかなんて僕自身には今のところ推測のしようがないから、ひとまずおいておくとして。


今問題になるのは魔法が発動する条件……かっこよく言ってみれば「容姿の大きい変更」がどの範囲を指すのかということだ。


帰りに買ってきたばかりの髪ゴムで後ろのほうを縛ってみたりしてもなんともなかったから髪型を変える程度はセーフ。


っていうかそれでアウトなら寝返り打っただけでハサミが乱舞するもんな。

夜中に飛び回って破壊の限りを尽くすハサミとか物理的なホラーだ。


それじゃあ服屋っていうなじみの空間から地獄へと大幅にランクダウンした、あのJK店員さんががしていたような毛先だけのパーマ……ウェーブとかはどうなんだろう。


世の中的に今は男でも美容院に通う時代。

テレビでも雑誌でもネットの記事でもそう言っているからそうなんだろう。


僕だって誰に会う予定も無いのに律儀に静かな美容師の人を捜し当てて通ってたんだ、女なんだから床屋は難しいだろうしやっぱり美容院だな。


いずれ通うことになるだろうそこで髪の毛を切らないそういうのを試してみるのもちょっとだけ考えてみたけど……店内で魔法が発動して機械や人に被害が出たりする危険があるからNG。


たとえ名前は知らないけど「頭の上にかぶせるようなあの機械」が派手に壊れたとしてもまさか僕のせいだとは思われもしないだろうし賠償とかいう話にもならないだろうけど、高そうだし悪いし確実に迷惑になるから行けないんだ。


誰かがケガをしたりでもしたら後味悪いしな。

謝ってもしょうがないし謝りようもないんだし。


だからパーマとかはできない以上分からないから状況証拠で推測するしかないわけで。


ハサミさんが荒ぶったおかげで服装とか髪型とかじゃなくて素の姿を変えることだと推測できる気がしていた……んだけど今朝思いついちゃったように、その範囲に「自然な成長」が含まれてしまうと話が根底から覆されるわけで。


無いとは思うし考えすぎだとは思うけど、今朝みたいに知らないで地雷を踏むような真似は少なくとも外では避けたいところ。

騒ぎになったり人様に迷惑をかけたりするとそれだけ公権力から目をつけられやすくなるし、だからトリガーになり得る行動は考えても考えすぎることはないはずだ。


だからハサミのことだけを考えたら良いんだけど……1回思いついちゃったら思いつく前には戻れないわけで、その考えが頭の中をぐるんぐるんってしている。


「………………………………」


一般的な、女性らしい体つきをした女の子の姿を……この見た目をそのまま成長させる感じで想像してみる。


胸はおっぱいというだけあって日常生活でちょっとジャマになる程度の大きさで、触るとむにゅんとしておしりがもっと大きくなって太ももも太くなって、きちんとした女性らしいくびれができている感じ。


……うん、このまま順調に成長したとしたらどこからどう見ても女の子だと思える見た目になるだろうな。

外人は発育が良いって言うし、この体も早いはずだ。


現状だと服装次第で完璧に男の姿に見える程度。

子供だからな、髪型と服装でどうとでもなる。


僕にとってはとっても便利だけど実はとっても悲しい事実なのは置いておく。


この体は高く見積もると小学生の……体つきが変わりはじめるくらいのものだし、この体のまま引きこもって食っちゃ寝のニート生活をしていれば2、3年後にはだいぶ成長すると見込んでいた。


しっかりと肥えさせて。

もちろん肥えてきたら引き締めるけど。


僕の好み的には是が非でも成長してほしいんだけど、実用的なところを考えるに胸や腰はできるだけ大きくならない方がいい。


男なアイデンティティがどうにかなっちゃいそうだしなぁ。


ムダに大きくなりすぎてもそれはそれで注意を引くようになるし不便そうだし。

男からの視線とか今考えるだけでも鳥肌が立ちそうっていうか立ったし。


うげーって。


僕自身の体として扱うならスレンダー体型のほうが望ましいことになる。


いくらなんでもこの低身長は生きるのにとても不便だし、戻れなかったとしてもせめて成人女性の平均値くらいまでは伸びて欲しい。


家の中では踏み台の乗り降りとかでストレスを感じるくらいで済むけど、これが外に出たうえに人混みだと周りが見えなくて苦労するし。

毎度の子ども扱いが嫌だしいちいち上を見上げないとならないし……目と首がすごく疲れるし。


この幼い体は普段通りになるべく落ちついた話し方をして、そう言い張ってギリギリ中学生で通らない……こともないっていう感じだったのは確認済み。


ものすごく驚かれはしたからサンプルがまだまだ足りないけど、ぎりぎり個人差には入る程度?

学年の中で飛び抜けて小さいとかそのくらいで納得してもらえそうな感じ……だったっけ?


それを補うようなとっさの病弱設定は僕にしてはいいアイデアだった。


恩人だったサンプル……あ、名前忘れた……なJCさん自身が幼い外見だったから他の人相手でも中学生と言い張れるかどうかはまだ分からない。


あの子も話し方と態度のせいもあってひいき目に見ても中学生にはほど遠い感じだったし、裏を返せば彼女みたいに幼く見られる子というのも確かにいることはいるんだ、言い張れば通るだろう。


希少種だろうけど……レアだろうがなんだろうが実在するんだからいいだろう。


合法ロリとかマンガ的な存在だろうって思ってたけど実際にいるみたいだし、すっごく珍しいけど言い張れば……どうにか身分証を作っちゃえば何とかなりそうな気もする。


……できたら育ってくれたら良いんだけど、ただでさえ幼女になってハサミが襲ってくる身になっちゃったんだ。


どうなるかなんてまるで想像もできないな。

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