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9話 小さい者同士→同志 1/2

男のときの僕は髪の毛を短くしていた。

上とか後ろは別にどうだっていいから適当だったけど、前髪だけは絶対に。


……だからそうじゃなくなった僕は苦労するんだ。


「…………………………………………」


すっと、下を向いているとするすると下がってくる髪の毛をかき上げる。


さらさらとした感覚が指をくすぐる。

くすぐったいって感覚は随分と久しぶりだ。


ぼーっとテレビや映画を見ているときの手持ち無沙汰になるシーンとか。

髪の毛がもさっとしているうなじの後ろに両手を指を広げて差し込んで指の股で梳くように撫でるのを何回も何回も、腕が疲れてくるまで繰り返す。


柔らかくてくすぐったい感覚が指とそのあいだから伝わってきて、そのあいだにヒマなシーンは終わっている。


便利な暇つぶしだ。


ベッドでごろごろしているときとかイスに座っているとき。


片方でも手が空いていると、気がついたら手が勝手に動いていて絡まったりしやすい横とか肩の上に乗っかっている髪の毛をていねいに梳かしている。


絡まっている毛や折れている毛を見つけるとささやかに嬉しい。

その部分を触っているとなんとなく癒やされる気がする。


ただ……それだけ。

ただそれだけのこと。

それ以上のことはない。


「…………………………………………」


それなのになんだか最近いつも髪の毛を触っているような気がする。


変なクセがついたもんだな。

なんでだろう。


髪の毛の量そのものも多いし、なにより長いから自然と触れることが多いのもあるけど……触ると純粋に気持ちいいっていうか心地いいっていうか、なんだか不思議な感覚が浮かんでくるからかな。


あと地味に髪の毛を軽く梳くときに指が地肌に触れるのや軽く引っ張るときの毛根の感覚もまたいいんだ。


だからしょうがないよね。

別に悪いことじゃないし。


ペットとか飼ったことないけどモフるっていうのはこういうことなんだろうか。

グルーミングとかいったっけ。


そんなことを適当に見ている動画の前で考える。

もちろん両手は髪の毛をいじいじしている。


自己モフり……あるいはセルフグルーミング?

うーん、いまいちしっくりこない。


けど女の人が髪の毛を頻繁に触っている理由は分かったわけだ。

単純に邪魔になるって言うのと言い表せない心地良さで安心するからで。


そう思えば……いやいや、せめて前だけでも短くしたい。

ハサミさんに怒られるから無理だけどな。



◆◆◆



「さっきはありがとう……ございます。 助かりました、ああいうのは本当に苦手で」


強気すぎる勧誘をしてきた人たち――特に女の人。

だけどほっとしたついでで名前はもう忘れたし別にどうでもいいか。

もう2度と会わないんだしな。


その人たちから救い出してもらってエスカレーターで数フロア上がった先の奥まったところにある喫茶店で口を開く。


そこの、奥の方の落ちつく席を選ぶという気の利きようをもつ小学生から中学生くらいの女の子を対面にして再度きちんとお礼。


お礼は大事だ。

特に僕としては絶賛大ピンチだったんだから。


あの場面で警備員さんが来てくれたら助かっただろうけど、保護者……親がいないことを聞かれたら困る。


……ただの駅前なんだし休日だしで別にひとりで来ても不思議じゃないだろうけど、親にも謝りたいってあの事務所の人が言ってきたら断れないもんな。


本当に幼女ボディは困ったもの。

だから僕を助けてくれたこの子には感謝も感謝だ。


何の変哲もない肩まで気ストレートな髪型……なにかをつけているわけでもないし、なんていうかこう……地味な子って印象なのが良い。


ささくれだった心が癒やされる気がする。

いやいや恩人をそんな風に言っちゃダメか。


保守的……いや、清楚って言ったほうが聞き心地が良い?

いいか、ケバくない無難な感じってことで悪い意味じゃないんだから。


ともかく、ああいった強引で理詰めでなんとかならないタイプと数年ぶりに対面で接したから対処の仕方が分からなかったし、すっごく助かった。


女の子や女性は繁華街でよく声かけやつきまといがあるとは聞いていたけど、それを自分で体験してみるとそのやっかいさが身に染みて分かる。


背が低いだけで抵抗しづらいって感じるもんな、なんとなくでも。

その何となくが僕の場合は致命的なんだけど、とにかく困ったんだ。


……帰ったら対処方法とかをひととおり学んでおく必要がありそうだな。

次もこの子みたいに颯爽と助けてくれる人が現れる保証は無いし。


やっぱりブザーが楽で効果的かな。

小学生のマストアイテムらしいしな。


「いやいやぁー、たいしたことはしてないよー? 人の多いところに行くとたまーにあーいうことがあるから慣れてるしっ。 ……しかもこのお店って飲み物だけでも結構するじゃん! 具体的には私がふんぱつするときのお昼代くらい!! 入ったことないグレードだし! ……おごってもらっちゃって本当によかった? 私の分払うよ?」

「お世話になりましたし手持ちはありますから」

「おー、お大尽じゃのー」


朝のハサミがあった上にたくさんの人に見られて正直参ってきていたから、あのままだと「じゃあ30分だけ……」とか言ってもう少しで流されちゃいそうだったしな。


頭の中ではそろそろ脱兎しようってしてたけど、じゃあ体が思った通りに動くかなんてのはちっこい僕に期待ができないもん。


でも、今回のでこれまでは遭遇したことがなかった「引く気がない相手」っていうののいなし方のコツが少しだけ分かった気がする。


こちらもある程度強引でないといけないとかいろいろと。


強引にしたところで移動の遅いこの体だから回り込まれたらどうしようもないんだけどなぁ……そうならない立ち回りかな。


やはり目立たないことこそがカギだ。


……………………ブザーは帰りに買おう。

そういうアプリも探せばありそうだし。


「あーいうのは適当な理由をつけて抜け出すのがいちばんのセオリーだからさ? 真面目に相手しちゃダメなんだよ。 ……私の友だちにもそういうタイプがいるからわかるけどさー、おかげで私が声がけされてもらくーに撒けるんだけどね。 滅多に無いけど。 …………んー、しっかしこの前もそう思ったけどやっぱりすごいビジュアルだねぇ。 でも断り慣れてないってことは、もしかしてあんまりひとりで外とか出ない感じ?」


「えぇ……まぁ、はい、そうですね………………?」


会話のテンポが速いっていうよりは口がものすごい勢いで動くし、息継ぎが短い。

追いつくって言うか返事をひねり出そうって努力するだけで精いっぱいだ。


よくこんなスピードで話せるな。

僕なら絶対に噛むし、それ以前にそんなに話す内容がないけども。


…………あと、この前って何だろう。


「あ、敬語いらないってータメでいいよ、同じ学校の先輩後輩じゃないんだし。 ……なによりもう1回だけだけど一緒に食べた仲だしー? これはもう「友だち」ってことでもいいんじゃないかにゃー? なんちゃってー……えへへぇ……」


「?」


僕は首をひねる。


へ?


一緒にって何のこと?

覚えが全くないんだけど?


僕は元の体でも今の体でもこのくらいの年の子に会ったこともないし。


とはいえ真ん前を見て歩いていても、あいさつを相手からされるまで気がつかないことがほとんどなのが僕だ。


それは多分子供のころから変わってない悪いクセ。


だからひょっとしたらどこかで会った……いや、落としたものを拾ったりしたりっていうオートで済ませてた動きのどこかで接したのかも?


でも食事って言ってるしなぁ…………。


うーん。


いいや、こういうときはちゃんと言った方がお互いのため。

知ったかぶりすると後から困るってのは少ない経験上知ってるし。


「あの。 もしかしてどこかで会ったことありますか?」

「あ――――――――――――…………………………」


露骨にテンションが落ちるって言うかショック受けてる。

なんていうか声も体も下へ下へ沈んでいく感じで。


「やっぱ覚えられてなかったかー、なーんか反応がおとなしすぎると思ったら……がっくりだよ」


突っ伏すくらいにしての落ち込む演技をする恩人の子。

いや、わざとらしいくらいに上半身と顔を使ったジェスチャーしてるしな。


なるほど、分かってもらうために演技をするならこれくらいしないとダメなのか。


「ひと月くらい前にさ。 この近くのお店でなーんか余ってたポテトくれたじゃん? 私が君の顔見てたらいきなりさ。 そういうつもりじゃなかったんだけどもらっちゃったから食べたけどね。 その時の相手、私なんだー。 ……私視点ではいろいろと強烈な出会いだったんだけどなー……そっかー、いつもあんな感じなのね……どおりで」


「………………………………?」


ポテト?


なんのこと?

というか、そんなこと会ったっけ?


「…………………………………………??」


僕を見ながらそう言うってことはこの体になってからだろうだし……うーん、ひと月前?


1ヶ月前……1月前。

僕がこの体になったころ。


「………………………………」

「………………………………」


記憶を掘り起こしてみる。


「…………………………………………」

「…………………………………………」


ダメだ。

朝のインパクトが大きすぎて記憶が閉じてる。


今日より前を振り返ろうとしても、最近見た映画とかやったゲームとか読んだ本だとか、下着の種類について調べたりだとかオンラインでこのサイズのコスプレ衣装があるってことにびっくりした記憶しか出てこない。


いやいや、なんでそんなこと……今はそうじゃなくって外に出た記憶を……って。


「………………………………あ」


思い出した。


「あぁ、あのときのくい……」


おっと。

思わず「食いしんぼさん」っていう本音が漏れかけた、危ない危ない。


何年かぶりのテイクアウトとかデリバリーじゃないバーガーを外で食べて、でもほとんど食べきれなくて。


手元しか見てなかったから顔は覚えてなかったけど、なんかタイミングがよかったし、なにかに腹が立って適当に言ってみたら本当に食いついた、あの子か。


……まぁあの店から近いわけだしご近所さんだったら会うこともあるか。


「ひどくない!? まー、ほんの数分だったし目もほとんど合わなかったから、もしかしたらそうかもしれないとは思っていたけどさぁ……」

「えっと」


「そこまで思い出してもらうのに時間かかるなんてさ、ぐっさりときたよもう……」

「………………………………すみません……僕、人の顔を覚えるのが苦手で……」


とりあえず謝る。

明らかに悪いのは僕……いやいや相席した程度の関係の相手を覚えてる方がすごいのか。


それにしてもまたしても演技過剰。

これが今どきな女の子の基準なのか?


っていうか突っ伏したときにカップに髪の毛入りそうになったけど大丈夫?

髪の毛からいい匂いしない?


あのときは疲れていてそれどころじゃなかったのもあるし、そもそも僕は他人の顔と名前なんて覚えようとしてもすぐには覚えられないし、なんら不思議なことはないんだけど当然ながらこの子は知らない。


小説とか映画とかでさえ最後までよく分からない登場人物がいることがあるくらいなんだ、甘く見ないで欲しい。

メインパーティーとかの一員だったりするのになんとなくで主人公サイドってことしか分からないまま非業の死を遂げるとか良くあることだし。


「あー、いーのいーの気にしてないからーそんなに真剣になんなくても。 大げさにしてみただけ!」

「……はぁ」


けろりとしている。

切り替えも早いな。


将来的に他人に混じって女子中学生や高校生、大学生を経て大人になるには、こういう女子特有のテンションとか会話にも慣れなきゃいけないんだろうか。


仮にこのまんまだったとしてだけども。


…………………………………………。


うん、厳しいな。

ていうかムリ。


どうにかして人と話さなくても大丈夫なポジションを確立したいところ。


「ところでさー君歳いくつ? 最初は2年生とか3年生くらいかと思ってたんだけど話してるともうちょい上そうだしー。 ……新6年生とかと見た!」


自信たっぷりに断言する演技派JCさん……いや、小学校の歳で表すってことはJSさんかもしれない。


けど大切な情報が手に入ったな。

ふむ、同世代からでもそのくらいに見えると。


ふむ。

なるほど。


けどさすがに小学生はいろいろとやりづらい気がする。

だって小学生はなぁ……ぼくの自尊心的にも、こう……。


「それは、えっと………………、あ。 ところで、えっと」


「あ、名前は関澤ゆりかでーっす! ゆりかでもゆりでもユーリカでもゆかりんでもなんでもいいよ? そういえばさっき聞いちゃったけど君は響っていうんだよね? 私も呼んでいい? 響ってさ! イヤじゃなかったら!」

「はぁ、いいですけど………………、じゃあ、関澤さん、は、いま何年生ですか?」


ため口苦手だし肉体的には年上なんだ、敬語というか丁寧語でも問題あるまい。

その辺は大人相手は楽だな。


「おおぅ……ガード堅いですなー……先は長い。 んで私は今年で2年だよ、もち中学の。 ……いい? 中学のだからね? 確かに私背ぇ低いけど」

「…………………………………………」


「ホントよ?」

「あ、はい」


「んでここからだと電車で20分で改札の、いちお有名大学の一貫校。 いやー去年までは勉強漬けだったなーおかげで今は遊んでばかりだけど。 んでんで響くんはいったいおいくつ? 学校この近く?」


情報量が多かったから数秒かけて咀嚼して理解して考えてみる。


……よくよく考えたら学生ってことは通っている学校があるわけで、当然同級生も先輩も卒業生もいるわけだ。


ニートって言うのはものすごく特殊で高尚で特別な立場なんだ、普通はそうじゃない。


だからって言って僕の出身の学校とか、あるいは適当に知らないだろうと思ってなんとなく知っている学校の名前とかを出しちゃうと……思わぬ繋がりで知り合いとかがいるかもしれない。


このコミュ力だもんな、初対面……いや2回目でこれだけなんだから可能性は高い。

そうすると自然クラスや学年まで細かく聞かれることになるわけで嘘はすぐにバレること間違いなし。


バレるとそれまでに言ったことがぜんぶ疑わしくなって何が嘘で何が本当かを言うハメにもなるし信用も失うし……なによりすごく気まずい。


それは避けたい。

気まずいのって嫌いだし。


一応は恩人なんだ、今相手してるあいだくらいは。


「……ど、どしたの? 急に考え込んじゃって……私、なんかまずいこと言っちゃったり?」


おっと、どうやらこの子に気まずい思いをさせてしまったみたいだ。

いけないいけない、仮にも恩人にそんな思いをさせては。


しかし、それならどうしよう。


「………………………………」


……よし、できるかぎり情報は出さないで突っ込まれたら適当な理由を作ろう。

その方がよっぽどマシだな。


「いえ、ちょっと。 ……それで僕も、たぶん、同い年です。 中2になります」


「………………………………うぇ?」


せっかくだしこの子の設定……じゃない、個人情報……でもない、ただの情報を借りよう。


そう決めた。





「……ぶふ――――――――――――――っ!?」


しぶきで目をつぶってちょっと。


……汚い。


恩人だった子が勢いよく吹き出したのを見て「漫画みたいだな」って思う。


同い年だって言ったタイミングが悪かったのかな。

僕が考え込んでいるあいだにお茶、口に含んでいたしな。


半分は僕のせいかも。

だけど汚い。


9割以上はただのお茶だって分かってはいるけど、でも顔にちょっとかかったじゃないか。


というか漫画的表現じゃなくて現実に吹くっていうの、はじめて見た気がする。

実在したのか。

僕は一緒に食べて帰る友人とかいなかったからな、経験の無さが大人になっても響いている気がする。


顔をおしぼりで……おじさんのように脂をじゃなくってこの子の口から飛びだしたものを拭くためにとんとんと拭う。


「………………………………え、マジ? マジで同い年?」

「マジです」

「ホント?」

「本当です」


マジで本当にデタラメだけどな。

でも今の僕が通うとしたらそのくらいっていう意味では嘘じゃない。


僕の心の中ではせめて中学生なんだ。

それも新しい人ばかりじゃない2年生あたり。


一応サバを読むギリギリの線を攻めてみているところだけどいかがだろうか。


「えへっ、えへっ。 ……ちょ、ちょい待ち……」


げほげほとむせているのを見るとちょっと罪悪感がある。

だけど僕の顔にかけたのは絶対に忘れない。


「けほっ……え……ちょ、ま、えと、ほんとに!? うっそぉ!? 私もときどき小学生に間違われるくらいだけどそれってほとんど大人の人からだし、それに響はそれどころじゃなくない!? え、その見た目で同学年!?」


やっぱりサバ読み過ぎた?

無難に小5とか言っておけば良かった?


いや、でも小学生扱いはなんかむかつくし。

都合のいい平均で小4を中2と言い張るのって無謀だった?


……そういや思いっ切りひいき目で見て10歳くらいを14歳くらいだって言っているわけか、そりゃあ無謀だな。


とはいえ今さら気がついてももう遅い。


でもあんまり幼……小さいと思われても面倒だし、せめて中学生という設定にはしておきたいところなんだけどなぁ。


でもでも初手で嘘だとばれるとそれもまた面倒か。

…………やっぱり小6くらいにしておけばよかったかも。


「…………えっとごめんね? ヘンな風になって。 私、つい最近ロリっぽいってコンプレックス刺激されたばかりだからつい思わずで言っちゃったんだけど、よく考えたら響は私以上……以下だもんね。 ふだんからコンプ刺さりまくりだよね。 ……つまりは小さいもの同志というわけか……!」

「……同志?」


「同志よ! おんなじ志の!!」

「はぁ」


なぜか、わざわざスマホで「同志」って字を見せてくる。

本当に何故だ。


毎年よく分からない言葉が女子学生の中で流行るみたいだし、それのひとつかな。


流行り言葉……調べておいた方がよさそうだな。

僕はそういうのにとことん疎いからな。


これを機にちょっとだけ社会復帰を狙いたいところ。

モチベーションが続いている限りには。


……何日持つか分からないけども。

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