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僕は高校デビューしないといけない。モテたいとかそういう理由じゃない。もっと切実な理由があるんだ。見た目を変えたりするわけじゃない。大事なのは行動なんだ。


そしてそれには彼女の協力が必要だった。入学式翌日に早めにきたのも、ただ一人同中出身の彼女をつかまえるためなんだ。


麻田陽香さん。前髪が長いのでミステリアスな雰囲気を持っていて、すらっとしたシルエットに整った顔立ちをしている。目を引く感じではないけど、中学でクラスの男子が学年の美少女ランキングをしていたとき、トップ候補ではないけどトップ10には登場していたと思う。話したことがなければ不思議系のおしとやかな美女だと思うかもしれない。


だけど彼女が僕の痛々しい過去を知っているように、僕は彼女の秘密を知ってる。彼女は秘密にする気がないのかもしれないけど、客観的に見て、お互い秘密にしあうのが得策だと思うんだ。根はいい人だし、心を込めて説得すれば協力してくれるはず。


意を決して、僕は麻田さんの机まで向かった。


「麻田さん、ちょっといいかな。」

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