小説を書くのが上手く成りますように!
どうも私は一人称を書くのが苦手なようだ。
私がそのことに気付いたのはこのサイトで100文字程度の見るに堪えない文章を書いた時だった。
いや、ここは私がそのことに気付いたのは見るに堪えない文章を100文字程度”書き終えてからだ”の方がいいだろうか? それまでは意気揚々と思いついた文字を打ち込んでいたから…。
何にせよ私はそれに気付き、その文章を消した。
しかし、このサイトで活動している人の小説を読んでいるとふと自分も書いてみたくなるのだ。その結果、自分の知っているゲームやアニメなどに出て来たカッコイイ台詞が沢山載っているどうしようもなく駄目駄目な文を性懲りもなく量産してしまうのだ。
だが人間とは日々進化を重ねる生き物だ。
私は小説の書き方についてインターネットで調べ、何でもいいから完結した物語を作ると自然と上手くなると知った。
そこで早速書いてみようと思ったが私は最初の一歩も踏み出せずにつまずいた。
一人称が書けないのにどうやって小説を書けばいいのかと。
まあ、打開策は割とすぐに思い付いた。問題は先送りにしてしまえばいい。三人称の神様視点で起きた事を坦々と説明し、登場人物達に坦々と喋らせる事にしたのだ。
週に一度1500程をUPすることを決めてスタートしたその小説は残念ながら8回程で止まってしまった。受験が近くなりそれどころじゃ無くなってしまったのだ。
まあ面倒臭くなってしまったのかもしれないが。
その作品の執筆を止めて何カ月も経ちって受験が終わった時、私には小説の続きを書く気力は全くなかった。
受験勉強に疲れたのではない。冷静になってその作品を読み直して耐えられなくなったのだ。
そこで、私は新しく一人称の小説を書くことにした。
で、破綻した。
やはりまだ一人称を書くには無理があったのだ。
遅くなったがここからがこの文章の本編だ。
そこで私は考えた、どうしたら一人称が書けるようになるのかと。
主人公の一人称を書くのは非常に骨が折れる。彼(または彼女)はその作品の中で生きていて、感情も抱けば五感も感じる。
ありもしない人の感情や視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚を書くのは私にはまだ無理だ。
じゃあまず自分の一人称を書いてみよう!
それでこの文章を書いたのだが、自分が考えていることってのは意外と書けるみたいだ。
だから次は自分の感じたことを文章にする練習をしようと思う。
朝になり、私はベッドで身をよじる。まず気になるのは時間だ。寝ぼけ目その物といった風に薄っすらと目を開けてケータイ電話に手を伸ばす。
大丈夫だ。普通に起きて、普通に支度すれば遅刻することは無い。
私はとりあえずベッドの上で身を起こす。
すると一階から大声で私を呼ぶ声がした。
「そろそろ起きてー!ごはーん!」
キーンと響くその声で私はだいぶ目が覚めた。
「んあ〜…」
私は母に適当な返事を返した。
起こしてくれるのはありがたいがそんなに大声出すと近所迷惑だろうに。
その後、私は一階に降りて一通り身支度を整えて玄関へ。
ここまで来たらあとはもう勢いだ。
玄関を駆け抜け、靴を履く時間ももったいないとばかり爪先を靴に突っ込み、ドアを思いっきり開く。
さあ出発だ! 小説家への道へ!