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炎獸の翼  作者: 大森 五段
s.s
6/7

幕間  何故に武志はアリーのことを好きになったのか。

サイドストーリーです。前の話でいきなり武志もアリーが好きだという展開になっていたので...

まぁ何日かさかのぼろう...



「ねぇアリー、国を造ったのはいいけど、これからどうするの?」

「基本的には内政を少々行い、その後に他国との関係を確立して、裕福な国にするみたいなとこですね。」

「ってことは今から仕事かな?」

「もちろんです♪」

「ですよね~~~。でもさ、アリーもみんなもずっと仕事漬けだったから、少し休みにしようよ。」

「そうですね、確かに効率がどんどん落ちてきてますもんね。」





『それでも働かせようと思ったんだ...』









「アリーもちゃんと休みをとらないとダメだよ。」

「武志さんがそう言うのならそうします。」

良かった!これで今日は休みだー!

「では、今日はこれで解散としましょう。」

『了解!!!』






休みにしたけど、急に決めたからなんにもすることが無いな。そういえば切り開いた土地の奥にまだ森が有ったような...よし、そこに行こう!






「ふ~、やっぱり森はいいな、なんというか癒される。」



「...あなたたち、ここはファルキエス王国の領内ですよ!直ちにこの地を離れなさい!...」




なんか、言い争っているような?見に行ってみようか。



「こんなところで何してるんだい?」

「誰だこいつ?」

「無視してずらかろうぜ。」

「そうしようか、欲しいモノも手に入ったしな!」

「お前ら、何を担いでいる。......人か?」

「て、てめえにはか、関係ねーよ。」

「怪しいな、見せろ。」

「やだね、逃げるぞ!」

「おい!待て!」








クソ、森の中じゃなければすぐに追いつくのに。そういえばルービックキューブ持ってたような...

あれを使おうか。

そう言って武志は赤を白で囲むという揃え方をした。

「よし!ジェットパックだ。これで追いつく!」

ジェットパックを起動した瞬間、武志の体は前にひっぱられた。

「あっ、ちょっと待って!」

武志は物凄い勢いで森の中を飛んでいった。








「後ろから何か来るぞ!」「何だ?あれは」「ヤ、ヤベェぞ!」

武志は物凄い勢いで三人を抜いた。

「あぁもう行き過ぎちまった。後で練習しないとな。そしてお前ら少し待て、中を見せろ。」

「クソ、追い付かれちまった。しょーがねーなー、こいつだよ。」

「なっ!」

中に入れてあったのはアリーだった。

「おい!お前ら、うちの参謀になに手を出してんだ?」

「参謀?お前もしかして国王なのか?見えね~」

「お前ら、俺の悪口は構わねーが、部下に手を出したな、もう許さねぇ。」

そう言って武志はルービックキューブを黄色で揃えた。出てきたのはインドラの槍

「ぶち殺す!」

今になって思えば何故あんなに怒ったのかわからない。ただただ怒り狂っていた。









「待って!」






「あ、アリーか?」

「そうです武志さん、これ以上手を出しては駄目です!」

「駄目って、お前を拐おうとしたんだぞ!それを許すのか?」

「はい!武志さんが人を殺めるところは見たくありません!武志さんもう止めてください...」

そう言ってアリーは俺に抱きついてきた。

「わかった。おいお前ら、二度と手を出すんじゃねぇぞ!」

男たちはそれを聞いたとたん逃げていった。



「アリー、大丈夫か?」

「...怖かったです。本当に怖かったですよ~~~…」

アリーは俺の背中で泣き出した。

俺はこの時彼女を守りたいと思ったんだろう。








「よし、プレゼントを渡す為の待ち合わせ場所に行くか!」







これが俺の初恋の話である。




今回は人物紹介です。

アリー サリア

年齢16→17歳(誕生日を向かえたので)

親  7年前に戦死 アリーはそれ以降ズトラテールの軍人

好きなOO 聞こうとしたら真っ赤になって逃げてしまいました。

いろんな知識については軍人時代の独学によるもの。

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