表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
コスモス  作者: 牡丹
2/2

ペンダント

今回は少し長めにしてみました!!


ー放課後ーその日は授業が5限までだった。

 教科書やノートを学校指定のカバンに押し込んでいると、

「柊君いますか?」

 と教室のドアの方から声がした。

 行ってみると、背の低い小柄な女子が立っていた。

 髪はポニーテールに束ねてあり、すっきりとしていて清潔そうな雰囲気だ。

 制服の着こなしに気をつけているのがよく分かる。

「えっと・・・たしか1-Cの・・」

 曖昧に答えていると、

佐原さはら 文香ふみかです」

 と彼女は答えた。

「佐原さんってバレー部?」

 蒼太が会話に割り込んできて言った。

「・・はい、そうです」

 佐原文香は顔を赤らめて言った。どうやら彼女は照れ屋らしい。しばらくして、二人は話し始めた。

 この人も蒼太のことが好きなのか…俺は最初は二人が話しているのを見て、

 そう思った。

 でも、彼女は俺に用があると言った。一体何の用だろうか。

 「…おっと。佐原さん、蓮真に用事があるって言ったか。

 ごめんごめん。」

 蒼太は舌をぺろっと出して笑った。

 「いえ、大丈夫です。」

 「じゃあ。部活がんばれ。…あっ、ちなみに蓮真には気をつけた方がいいぜ。

 こいつ女子慣れしてないから何するか分かんないし」

 「おいっ、それは余計だよ!!」

 しまった。つい怒鳴ってしまった。

 クラスのみんなが驚いてこちらを見ていた。佐原文香も驚いているようだった。蒼太は…というとニヤニヤと俺を見て笑っている。

「はっはっはっは。相変わらずだな。じゃっ。先部活行ってるぜ☆」

と言いながらヤツはグラウンドへ向かっていった。

相変わらずなのはどっちだよ、ったく。

しかし、彼女ー佐原文香はクスクスと笑っていた。

「すみません。二人のやりとりを見ていると、おもしろくて。

あっ……それはさておき柊君、実はこれを渡したくて。」

「……?」

それは星の形をしたペンダントだった。

「なぜ、俺にこれを?」

佐原文香とは接点も全くなかったのに。

「それを常に持っていてください。

きっと役に立ちますから。」

そう言うと彼女は去っていった。

「……???」

星のペンダントはまばゆいほどの銀色の光をはなち続けていた…



まだまだ続く!

次回おたのしみに^^

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ