恋愛系?(9)
関連付けても関連付なくても恋愛系とシリアス系を含んでいるので、どっちかっていうと恋愛系かな?と恋愛系?の分類に入れました。
【美紀】
私は光を知らない。色も知らない。
けれど、私は知っている。優しい声と清々しい匂い。温かな手のぬくもりを。
顔も見ることは出来ないその人だけど・・・私の知るその人はとても優しく温かい。
【美紀】
彼女が心の中にいる気がした・・・。
俺が生きて彼女を愛する限り、彼女は俺の心の中にいて、生き続けるのだとおもった。
彼女に・・・俺の中の彼女に彼女が見れなかった沢山の綺麗なものを見せたい。
そう強く願った。
【瞳】
大切なものはいつだってこの手から溢れてしまう・・・。
私の大切な弟は奪われてしまった。
運命という残酷な神に奪われてしまったのだ・・・。
みきは生まれつき目の見えない少女で白杖を持って外出したときによしのりに助けられたことから二人は出会います。偶然、名前の漢字が一緒だったことと年も一緒だったことが手伝い二人は仲良くなっていったのではないでしょうか?
二人はいつしか惹かれあいお互い相手が好きなのに、みきは自身が全盲であることを気にして、よしのりは自身が全盲の彼女を支えられるのか悩みます。なかなか進展しない二人ですが、よしのりが目の見えないことについての知識や全盲の人と結婚した人と話をすることでみきを支える覚悟を決め、二人はようやく結ばれます。
けれど、二十四歳になったみきは病気を患い闘病も虚しく僅か二十六歳で永眠。
よしのりは彼女が亡くなって一時期は生きる気力を失いますが、周りに特にみきの両親に励まされみきの分も生きる決意をします。
生きる希望を取り戻したよしのりですが、直後に目の見えない少女を車から庇いなくなります。
それがみきとよしのりの二人の話です。
残った瞳はよしのりの姉です。両親が離婚して母に引き取られたよしのりと父に引き取られた瞳はどちらの親も既に亡くなっていることから疎遠になっていました。
そのせいで瞳は元気な弟に会えることなく、よしのりが死んだという知らせで最愛の弟と再会することになるこの物語で一番可哀想な人です。




