恋愛系(12)
いつも傍にいる。そう言ったのは誰だっけ?どうしてそう言ってくれたのだっけ?
私は思い出せない。記憶にもやがかかったように私は忘れてしまっている。
つい最近までは忘れている事すら忘れてた。何で忘れていたのだろう?
どうして忘れる事が出来たのだろう?
とても大切な事だっただろうに・・・。
それとも忘れている方が幸せだった・・・。
私が初めて好きになった人は悪い人だったのかもしれない・・・。けど、その人は私にとってはすごく優しい人だったのだ。
彼と出会った時、私は十七歳だった。彼は二十一歳で、彼の方が四つ年上だった。
そして、彼は盗賊だった・・・。
ねぇ、貴方は私のこと覚えている?忘れていた私が言えることじゃないけど、今でもあの時の約束は有効よね?
私待っているの。貴方を。
だって約束したでしょ?
何年かかるか分からないけど、絶対迎えに来てくれるって。
だから、私待っているわ。十年経ってもおばあちゃんになっても貴方が迎えに来てくれるのを死ぬまで待つわ。
ある盗賊とお金持ちの女の子の話です。盗賊の彼が殺されてたら彼女は死ぬまで彼を待ち続けて悲恋となり、彼が伸し上がって彼女を迎えに来たらハッピーエンドかな・・・と思います。




