恋愛系(11)
ファンタジー系です。恋愛系(10)と似てるかも・・・。
これは幻想かまやかしか・・・。
満月の夜、彼と出逢った。緋い瞳のヴァンパイア・・・吸血鬼の彼。
血と闇を好み、昼を嫌う。人間とは、あいなれない存在だった。それなのに、彼のヴァンパイアは人間と・・・人間の私となれあってしまった。
それは禁忌なのだろう・・・。
種族を超えるという禁忌。
人間はいつも理解できないものを排除する。それは闇の種族しかり、肌の色、瞳、髪の色もしかり。他と違うものを排除し迫害する。
なんと醜くきものなのだろうか・・・人間とは。
人間である私でさえ人間を醜いと思うのに、高貴なる闇の種族、ヴァンパイアが醜いと思わないわけがない。
だから醜い人間の私が美しいヴァンパイアに惹かれることはあっても、その逆は有り得ないと思っていた・・・。そのはずなのに・・・。
・・・人間でありながら、人間を嫌悪し、美しくも妖しいヴァンパイアに惹かれた人間の少女とまだ若い元は人間であったヴァンパイアの青年。
二人の拙く幼い狂おしい恋が闇の世界と人間達を揺るがす禁忌へと触れる扉を開く・・・。
二人の恋と触れてはならぬ禁忌。
鎖に繋がれたのは誰だったのだろう・・・?




