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第九話・懲りない俺
結局、俺は今でも三人の女性と仲良くやっている。
引っ付いたり、離れたり、を繰り返して。
今回はちょっと強引だった。
俺もヤバイと思ったもんなぁ。
時には刺激がないとね。
俺が飽きちゃう。
どうせ俺はルーズさ。
女の子に対してね。
それを知っているのは瞳だけ。
梢と茜は全く知らないはずさ。
瞳には「好き」って言ったかもしれない。
だけど、梢と茜には「好き」って言ってない。
俺は恋愛の雰囲気が好きなのさ。
あの雰囲気が俺を駆り立てるんだよ。
あぁ、そうさ。
俺は全然、懲りてないよ。
全く懲りてない。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
今回は恋愛の違うパターンを書いてみようと、ちょっとした発想から構想がここまで広がりました。貴女の感情に何かを訴えることが出来たのなら、ダディの本望です。
「第六回『夏祭り』競作小説企画」に参加させていただいた作品。企画の趣旨から外れていないことを切に願いながら、企画サイトにはもっと素敵な作品が目白押しですので、そちらもお読みいただけたらと思います。