表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ホント俺ってちょろいよな、だから捻くれるんだよ

作者: KYMYN
掲載日:2026/04/04

 昔好きだった女の子が彼氏とヤッたと聞いた。まだ高校生なのにだ。しかも二人とも俺と同じ進学校通い。

 コンドームしててもしくったら妊娠するのに、二人とも馬鹿じゃねーのか。勉強しかできないのか?馬鹿だろ馬鹿だな。

 BSSってのは情けないとか聞くけどやっぱり来るものがある。俺はまだ中学の時のその子に恋してる。気持ち悪いってのは分かってるけどあの頃の彼女に頼りにされて、ずっとラインを毎日できて、自分にだけわかる変顔をしてくれて、毎日朝に話しかけてくれたのがたまらなく幸せでときめいていた。

 人生設計とかを考える理性よりも彼氏とヤることが優越する奴だなんて思ってなかったから本当にがっかりしてるし、あまりに想像のつかない、それでいて決定的な行為を彼女が経験したという事実がずっと俺の心を蝕んでいる。

 もし俺が彼女に玉砕したうえでこの展開になっていたのなら感じ方は違ったのかもしれない。

 でも俺は彼女に告白することもなく、気づけば関係性が切れてしまっていた。

 俺が悪いのは分かってる。初めて知り合った中二の頃から俺はあいつをからかったりいじったりしてばっかりだった。でも最初の一年は本当に純粋な女友達だと思っていたよ。あいつの好きな人を聞き出してキャッキャ喜んで、そいつもあいつが好きってことを知ってみんなで協力して。秋のキャンプの時に付き合い始めたときに泣いて喜んでたのが懐かしい。その時は本当に好きでもなんでもなくて友達だった。

 結局四カ月くらいで別れてたけど中坊なんてそんなもんだよな。別れてからもしばらく友達だったし、結構な頻度でラインしていた。

 っていうか付き合ってた時もめちゃくちゃ長文の恋愛相談っぽいのをされてたし、ウソでもなんでもなく仲良かったんだろうな。自分はそこら辺を見返すと自分のラインが恥ずかしすぎて、とにかく嫌だ。

 別れたのが正月で、そっからしばらくたった三月くらいにそいつの振ってきた話題をしつこくいじり続けたせいでひと月くらい喋ってくれなくなって。

 あれはアリクイの話だったな、そのままアリクイが俺とあいつの中をぶっ壊してくれたらよかったのに。

 本当に今となっては最悪だけど、中三でもそいつと同じクラスになった。そんで不幸なことにあいつはクラスに仲がいいやつがいなかったから、俺を本気で嫌いになっていなかったのかそれとも無理をしたのかは知らないけど俺に「仲良くして」的なことを言ってきやがった。俺はその言葉とあいつの振る舞いで狂った、狂って好きになった。女子に頼られるのって嬉しいんだよ、彼女のできたことのないクソ陰キャなら余計。

 ホント今考えたらあいつは俺が唯一の手段だったってだけで好きでもなんでもなかったんだろうな。めちゃくちゃ仲良くはしてくれるけど好きになってこない安全な男子だったのかもしれない。だとしたら申し訳ないなんて思うかよクソが。男子だぞ?ちょろいんだぞ?好きになるわホントあの頃のあいつ可愛かったわ。

 マジでなんなんだよ、二人の間の会話でだけ登場するフレーズとか、俺キモイからLINE見返しまくって数えてたわ12個あったわ。そんなんさ距離感ミスるじゃん、うまくいくと思うじゃん。

 でもまあ俺中三の一年だけで何回かアリクイの件と同じように話せなくなってんだよなあいつと。何回か数えられない。数えたろうと思ったけどLINE見返すのがつらい。こんなに仲良かったのにどこで選択間違えたのかそもそも俺自体が好きになっちゃいけなかったのかとか考えちゃうから。

 ホント、なんかもうセックスしたとか聞くと本当にどうにもならないレベルになったことが最終的かつ不可逆的に確定したんだなって実感する。同窓会とか、中学のやつはあってもいきたくないな。

 おなか痛くなりそう。

マジでクソすぎる。普通に今日勉強できんかったぞ、これで大学落ちたらうんこすぎる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ