弘治2年/枯桐
岩松守純は、14代岩松家当主です。
父・氏純は筆頭家老である横瀬成繁によって専横され、自害しています。
このため家督を継いで14代当主となりますが、成繁によってなおも専横され、金山城を成繁によって奪われました。この時点で、大名としての岩松氏は滅亡したといえます。
あー暇だ。なんもすることがねぇ。
あの日以来する事と言えば、得た情報をAIと相談する事だけだ。
聞いた情報を基にAIから答えを導き出し、対応策を考え、その考えの下AIにやり方を聞く。
それの繰り返し、というかそれしか出来ないが正しいか。
赤ん坊として過ごした日時は100日を超えた。
俺の意識が芽生えたタイミングは生後2か月くらいだったみたいだ。
未だになんも出来ないし喋ろうとしてもまだ「あうあう」だ。
が、感情表現は出来るようになってママンが喜んでくれる。
肉体は体が大きくなって漸く首が座ったのだが、これはちょっと遅いらしい。
早く動けるようにと筋トレっぽい事してたんだがな?栄養状態がよくないのかな。
他には出来そうな事としてやったのは、ここが似非和風世界の可能性も考えて気とか念とか五感以外を感じる修行をしたくらいか。
もちろん今の所は見つかってないし、聞いても居ない。
その代わりと言ったらなんだけど、かなりの情報を得た。
が、AIと情報を擦り合わせると想定以上の状況の不味さがそこにはあった。
あの扇子で叩いてきた推定ブスが妙印尼だったっぽい。
何で分かったかというと、今いるここが新田金山城だって事と、輝子様って呼ばれてる事だ。
俺の家系が岩松ってのは分かってたが、元の歴史では岩松氏は由良氏というか横瀬氏によって下克上される運命だ。
何でそうなったのかってのが聞き及んだ感じ大体こんな感じっぽい。
新田金山城主であった岩松氏純という俺の祖父は、政治不信によって家老であった横瀬成繁によって討伐され、祖父の跡を継いだ親父殿は殆ど言いなりになっている。
なんでそんな専横を許しているのかというと、親父殿も混乱を招いた元凶として、横瀬成繁が次代が育つまでの摂政として実権を握っているのだとか。
横瀬成繁の大義名分としては、俺さえまともなら実権返してくれるって話だけど。
そんな事はなく史実では岩松氏を追い出した後、由良氏として新田金山城にて独立する。
なんでそんな事になったのか、AIと情報整理して分かった。
俺こと史実の岩松清純の情報として出てくるのは、病気がちで嫡男なのに家督を継がなかった事と、表舞台に一切立たなかったって事。
史実での岩松守純(親父殿)の次代は岩松豊純だが、豊純は親父殿の40歳の時の子である。
つまりは、前に言ってた「10年子を生さない」という取り決めがあるため、俺さえ廃せば横瀬成繁は大義名分のまま乗っ取れるって事らしい。
予測でしかないが清純は本来消されるんだろうなぁ、俺の未来かもしれんが。
もう殆ど横瀬成繁の思惑通りすぎてほぼ詰んでる。苦しいです、評価してください。
それにだ、体はすくすくと育っている感覚はあるが、とんでもなく環境が悪い。
現代の頃も思ってたが、現代で言う東毛地区は赤城山のふもとの平野部で辺りが山に囲まれている。
利根川や渡良瀬川に仕切られ、台地のためものすっごく風が強い。
どれくらいかというと、戸を閉めてると吹っ飛んでくるくらいだ、ヤバすぎ。
隙間風も物凄くて寒い季節はマジで寒いし、よく平気だよな他の人。
風の強い季節になると畑の砂が舞って鼻とか口に入ってくるし最悪だ。
しかも下女も横瀬氏側なのか知らんが世話の仕方が杜撰で、う〇こ触った手で離乳食を食わせようとするし。
これが当たり前の世界じゃないことを祈るよマジで。
まぁこれに関しては俺も悪いのかもしれん。
勿論、令和の時代を生きた記憶のある成人男性ではあるんだが、普通の赤ん坊のような行動が出来てないっぽいんだよな。
全然泣かないし不気味だって、なんか最近は「鼠憑き」とかって言われてるし。
なんやねん鼠憑きってなんで鼠なの?
【あなたの幼名である猫天丸という名前から推察しますと、鼠は作物を荒らす害獣であり、猫がそれを狩る益獣としての信仰があるようです。】
なるほど、だから前に下女が「御猫様を騙る」とかって言ってたのか。
そういえばコイツ、AIについてだけど大体性能が分かった。
対話型AIって記憶領域に限界があって、それを超えると完全に抜けちゃうんだけど。
コイツはこっちの世界のことは俺が覚えてれば引用出来るらしい。
でも俺が認知してない事とか忘れちゃった事に関しては情報として出せないみたいだ。
だが転生前の事ならほぼほぼ答えられる。
なんでほぼなのかというと、たまーに間違えた事を自信満々に答えてくるのが厄介だ。
ネットには接続してないって事だったんで、恐らく転生時に書かれてたwikiとかの情報をそのまま持ってきてるんだと思う。
鵜呑みにすると後で痛い目見そうで怖いけどコイツが俺の切り札である事は間違いない。
コイツがいなかったら、いくら現代人だとしても千歯こきの仕組みとか硝石の作り方とか知らないしな。
自分で動けるようになったら、どうにかして役に立つ事を知らしめて城主を継がないと、消される未来しか見えない。
その役立つ事についても色々と詰めてるし早く自由に動きたいものだ。
そしてコイツには自我がない。
聞いた事を答えるだけで自分から何かしてくれって言っても何もできないのだ。
例えば、なぁAI、何かしてくれ?
【分かりました。何かリクエストはありますか?】
自発的になんかしてくれる?
【では最近の質問データを基に詩を書いてみました。~~~】
みたいな事になる。
なんで詩を書いたかって言うと、俺が横瀬成繁に消されるって思って怯えているから。
心を安らげて欲しくて明るい詩を持ってくるんだよね。しかも下手。
ただの言語の羅列で意味が無くて、なんでこれはこうなの?って詰めていったら、その後の会話に
【※ただし、情報の正確性については確認が必要な場合があります。 】
って一々言ってくるし確認ってどうやってすんの?って言ったら。
【※この情報は参考程度にご利用ください。正確性の保証は致しかねます。 】
とかって拗ね始めるのがマジで俺の利用してた対話型AIと一緒。
まぁ、だからコイツは知識源としての利用方法しかないワケ。
小説とか漫画だったら実は神様でしたとか、実は俺の転生した体の持ち主でとか、だったりするんだけど、そうじゃないんだわ。
そういや転生した時もパソコンで対話型AI使ってたなぁ。
それのせいで俺の頭の中にコイツが居るなら今の所感謝するしかないけどな。
とりあえず、こんな事を毎日毎日考えながら過ごしているわけだが、キチンと動けるようになってからやる事リスト作って、このどうでもいい独り言をずっと頭の中でしてる訳だ。
気がおかしくなりそうだ。もうなってるかもしれんね?
【そう感じているなら、無理せずに。混乱している時は、誰かに話してみたり、少し休んだりするのが大事だと思います。もし話したいことがあれば、私がサポートするので、気軽に教えてくださいね。 】
そういや条件付けしたんだっけか。
今まで勝手に俺の脳内に返事してたから鬱陶しくて、疑問符を使うっていうか、問いかける形の思考をすると答えてくれるようにしたんだ。
これが案外厄介で結構暴発してたんだが、ようやっと慣れてきた。
よし、落ち着こう。そうだ、動けるようになったら何するか再度確認するか。
先ず、合金の作成。
幸いここ、新田金山は金山がある。
だから“たたらば”みたいな、溶鉱炉があるはずなんだ。
そこを強化して製鉄技術を上げる。
これは、この先何かをしようと思ったら金属の剛性が必須なんだ。
クロスボウや火縄、スプリングやギアなど、金属は何でも使える。
一応目標としては合金だが、まずは高炭素鋼辺りを目標にする。
次は、農業改革だ。
人糞尿を利用した農堆肥はこの頃からも使われていたが、正しいバランスでなく、ただ混ぜるだけでしか使われていない。
そこに窒素、リン酸、カリウムなどを含ませればさらに良くなるはず。
それに付随して硝石の生産だ。
この頃の日本では火薬は輸入頼りで生産方法が確立されておらず、これを作ってさえしまえば、かなり有利に立ち回れるはず。
そして食糧問題。
一向一揆や飢饉の慢性化など、この時代はどこを見ても食糧が足りてない。
普通に生産してれば問題ないはずだが、戦乱で田植えをおざなりにしたり、保存方法に問題があったからだ。
なので戦乱については徳川幕府が出来るまで続くのは仕方ないが、保存方法をどうにかする。
これについては正しい管理方法、瓶などの長期保存容器の発明、流通の利便性を上げるためにリヤカーなどの開発。
これらでなんとかなるはず。なってほしいな。
それらの技術改革をもって石高を上げ、この頃新田金山に影響力の高かった北条家に臣従すれば何とかなるんじゃないかな、って結論に至った。
あー早く自由に動き回りたい、いくらあっても時間が足りないはずなのに動けないのがもどかしい。
「猫天丸、おまんまですよ」
そう言ってママンこと右馬の局さんがやってきた。
俺のご飯なんてほぼお湯の穀物だ。たまーに野菜が潰して入ってる。
味しねーし、腹に溜まらねえけど、俺は笑顔で迎える。
何故かというと、ママン以外だと何されるか分かんねえからだ。
だからこうやって好感度調整しておかないと、前みたいにう〇こ下女が来るかもしれないからね。仕方ないね。(レ)
「う、う、うぁあ、ままん(そこ、そこ、ゆっくりね、ママン)」
「あなたは本当に賢いのね、早く大きくなるのよ。」
うわぁ(ドン引き)、目が怖い。
すんごい覚悟完了しちゃってんな、ママン。
確かに漏れ聞いてる感じだと横瀬成繁が早く名実ともに主権取りたそうにしてるし。
妙印尼からずっと嫌がらせされてるっぽいし、まだ若いしそうなるか。
「ゴホッ、ゴホッ、…ごめんなさいね、ちょっと待ってね。」
「うぁ、あぃあぃあ(おい、大丈夫か)」
なんか最近のママンは凄い体調が悪そうだ。
追い詰められてる心労もそうだけど、赤ん坊は病気を発症しまくるからうつってないといいんだけど。
俺もすげー熱出たり体の節々が痛くなったりしてるから、色んな病気になって抗体を作ってる時期なのだ。
「うぃあ、やぁや、ままん(少し休めよママン)」
「────ごめんなさいね。今あげるわ。」
ああ違います、催促したわけじゃないんです。
ほら、また咳き込んで、ツバが顔に掛かったじゃねえか。
ったく汚ねえ、っておいこれ血じゃねえか。
慌ててママンの方を見てみると、咳き込み終わったのに丸くなってぶっ倒れてやがる。…マジかよ。
「うああああああああああ(誰かあああああああ)」
もう叫ぶしかない。誰か来てくれないとマズい。
俺が居るところは離れだが、誰かが気づいてくれるのを願うしかない。
そう叫び続けていると、う〇こ下女がやって来た。
「どうかなされましたか?猫天丸様がお泣きになるなんて、珍しいこともあったもんですね、明日は雪が降りますか?右馬の局さ、ま。きゃああああああああ!」
よくやった、う〇こ下女!誰か人呼んで来い!
「もし!もし!どなたか!右馬の局様が!どなたか居りませんか!」
ドタドタと走っていくう〇こ下女を見送り一息つく。
う〇こ下女は辞めてやるか、よく見る下女くらいにしてやる。
最悪は回避されたが、しかし、まだ安心はできない。
下手したらここで今生の別れになる可能性すらある。
「ままん、ままん、ぅあいあいぉえ(ママン、ママン、気をしっかり持って)」
呼吸はしてるっぽいな、口から血が流れてるが。
なあAI、これどう見る?
【咳き込みながら血を吐くという症状は、戦国時代の医療で治療が難しかった病気を示唆している可能性があります。
たとえば、結核や肺炎などの呼吸器系の病気が考えられます。結核は当時非常に多く、特に免疫力が低いと発症しやすい病気でした。 】
ジーザス、神は死んだ(ニーチェ)。うわぁー、ありえそー。
そうなった場合どうすりゃいいんだろうか?
【母親が倒れた場合、近隣の人々や親戚が赤子の面倒を見てくれることもあり得ます。
戦国時代には家族や村が一つの共同体として機能していたため、困ったときには助け合うこともありました。
一方で、戦国時代は非常に厳しい時代で、母親が倒れた場合、赤子がどうしても放置されてしまうことも考えられます。 】
ですよねー。ここでママンが死んだら最悪御家お取り潰しで殺処分される可能性すらあるわけか。
ヤバすぎんだろ!ふざけんな!(声だけ迫真)
頼む、早く戻ってきてくれ。
そう願っていたら誰かが部屋の前に来た。って、げぇっ!妙印尼!(集中線)
「おやまぁ、何事かと思ったら、死んだのかい?わざわざ手を下すまでもなかったね。」
おいおいおい、やる気だったんかい。このBBAァ、どうしてくれるんこれ。
このままではママン解体ショーが始まってしまいそうなので、早く医者が来てくれないかと願っていたら、下女がパパンを連れて戻って来た。
「右馬!右馬よ!しっかりせい!どうしたんじゃ!」
「わたし侍医先生をお連れ致します。お待ちください!」
頼りなさそうな中肉中背のこの男が今生のパパンこと岩松守純だ。
おろおろしながらママンの背中をゆすってるが、そうじゃない、キチンと安静にさせてあげないと駄目だ。
って俺が言っても駄目なんだよな、伝わらないし。
しかし、結核だとしたら厄介だな。
治療薬の生成は科学的研究が必要で、とてもじゃないが戦国時代の技術力じゃ作れそうにない。
出来る療法といえば、空気の良い所でしっかりと療養するくらいだ。
だが、ここ新田の地は先述の通り、黄砂が酷く、空気が良いとこなんてない。
「治部大輔殿や、これはもう終いじゃ。捨て置くがよい。」
「何をおっしゃいますか妙印尼殿!おい、右馬!返事をせんか!」
「これは悪病じゃ、うつる故寄らぬ方が身のためじゃぞ。」
そう言われて顔を引きつらせながら直立しジリジリと扉の方へ逃げていく我がパパン。
おい!お前がそんなんだからママンの心労が祟ったんだからな!
情けない、それでも戦国の一家の長かよ。
こんなんだから下克上されるんだよ、ほら妙印尼の顔見て見ろ。
めっちゃ蔑んでる目してるわ。うわこっち見んな!
「ふん、この様子じゃ、この稚児も駄目になるじゃろうて、わたくしの方で片付けておいてやろうか?」
「───いえ、それは────。」
おいィ?ちょとsYレならんしょこれは・・・?
【その定型文は、ファ〇ナルファ〇タジーⅪのユーザー間における独自のスラングです。ブロント語は特定のプレイヤーを発祥とした、コミュニケーションやジョークとして楽しまれ、コミュニティに広まりました。】
お医者さん、はやくきて~はやくきて~だわ。
ってそんなジョーク言ってる場合じゃない。医者はまだなのか。
この緊張した状況に耐えられず思考放棄していたら、ドタドタと足音がして下女が戻ってくる。
「遅くなりました。侍医先生をお連れしました。」
もうついたのか!はやい!きた!医者きた!メイン医者きた!これで勝つる!
「お貞よ、そう慌てなさるな、爺にはお前さんの走りに付いて行くのはちと辛いのだ。」
「そんなのいいですから!ほら!早く診てください!治部大輔様!妙印尼様!お肌をさらしますのでご退出願います!」
へーその下女、お貞ちゃんって言うんだ。きっと来そうな名前だな。
「治部大輔殿や、もう諦めなされ。可哀そうではないか、この稚児も。
この先長くない命、お主の我儘で苦しませるつもりかい?」
「・・・。」
おい、パパン、言い返せよ。馬鹿野郎ーっ!!岩松、誰を見捨ててる!?ふざけるなーっ!!
「どうせお主等は所詮古びた桐よ、既に枯れ果て跡は落ちるのみ。
ならば我ら横瀬がその桐を芽吹かせると言っておるのだ。」
「───ご約定通り、猫天丸が元服するまでお待ちくだされ。
私にはそうとしか答えられませぬ。」
「腑抜けが、お主の子を見よ。声を上げぬと家中で噂になっておるそうじゃないか。
お主に似て、何も言えぬただの案山子であろう?」
そう言ってこちらを見る妙印尼。このクソBBAめ!
俺が動けるようになったら見てろよ!絶対に許さんぞ!ガンつけてやる!
元々目が悪くって、いつもガンつけてんじゃねえぞって不良に絡まれるくらい目つき悪かったんだからな!今生は知らんけど!
「─────、まぁ差異無き事よ。治部大輔殿、努々忘れるでないぞ。」
「・・・。」
「お願い申し上げます!その様な政は奥でなく外でやってください!侍医先生が困っております故、ささ、お早めに!」
おー、お貞ちゃんやるねぇ、これは勝気ヒロインタイプじゃな?
そんな場違いな思考を巡らせている間に二人は去り、侍医の診察は進んでいく。
と言ってもなんか変な顔しながら見て、触っているだけだがな。
おい、俺のママンに邪な考えもつんじゃねえぞ。
「ふむ、これは重篤ですな。気の方をやられておる。このままではどうにもなりませんな。」
「そんな!先生なんとかならないんですか!?」
「ならんでしょうな、下仁田葱を取り寄せておきます故、首に巻いて安生するほかありますまい。」
民間治療法なのか?これは。
【はい、民間治療法の一種と考えられます。ネギは殺菌作用、血行促進効果があり、薬用に使われていました。そのため、広く受け入れられ、中には迷信めいたものまでありました。】
へー、一応、根拠のあるものなのね。
というかこの医者さっき、気って言ったぞ!?やっぱ似非和風世界なのか!?
【この場合における「気」とは、気道の事と思われます。また似非和風世界における「気」である場合は、情報が不足しているためお答えすることが出来ません。】
ああ、納得。しかし諦めてないからな、目指せかめはめ波。
結局、気まずそうな雰囲気の中、部屋を整えて安静にするように言い含めて侍医さんは帰って行った。
お貞ちゃんは忙しそうにママンの看病してるし、たまに俺のことも構ってくれる。
ママンは俺の部屋で眠ったままで、たまに苦しそうに咳をしている。
治療法もないし仕方ないけど、どうにかしてやりたいな。
蜂蜜とかは喉に良いって言うよな。
貴重な甘味でもあるし、養蜂もやる事リストに入れておくか。
「猫天丸様の夕餉ですよ。あ、その前におしめをお取替えしますね。」
だからお前はう〇こ下女なんだよ!飯の前にう〇こ触んな!
古びた桐についてですが、岩松家は家紋に五三の桐を使っています。
転じて、古い家柄で秀でた才能もなくなったと言っています。