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異世界流しに遭った私の異世界生活  作者: プニぷに
第一章:新世界
33/75

25:終わりの時

 根雪の知能戦。


 時間停止能力と『女性限定』で最強の能力をもったダブルと名乗る敵……ゼロの使い。

 相手にとって不足なし。根雪は自分の得意分野での『戦闘』を始めた。


「…………お前は『多重人格』というモノを知っているか?」


 まずは初撃、これが第一の攻撃。


「知らなくてもいい。この後お前は本物の『神無月 霙』に会うんだからな」


「は? タジュウジンカク? なんだそれ。まぁいいか、ようやく本物の神無月 霙に会えるならさ……それでソイツはどこだ?」


「キヒヒッ……いや、君が何も知らないおバカちゃんで良かった」


 瞬間、誰も動いていないように見えるのに同時に複数の場所を殴られた。

 ボロボロの根雪は地面に伏すが、その顔には一層の笑みが張り付いていた。


「お前が何を考えているのか知らねえけど、時を止められる俺に勝てるわけねえだろ。演技なのか何なのか知らんが、お前が神無月 霙なんだろ、早く賢者の書を持ってこい」


 根雪の表情が無くなっていく。

 死んだわけではない。『()()()()()()()()』だけ……目覚める。


 服装は高そうな貴族の服からボロボロの長袖長ズボンへと変わり身長も少し縮み、先程の鋭い目つきもなくなり、正しくお人形のような男とも女ともとれないどころか人間かそれ以外なのかも分からない……得体の知れないナニカが()()()


「───本当に別人って感じだな、さっきのアイツが言ってた意味が少しだけ分かった気がするよ」


「…………誰? どうしてルーナは私に矢を向ける? どうして流花は私に銃を向ける? いつもの魔道具はどうしたの?」


「…………」

「…………」


 二人は答えない。

 『今の霙』から分かることは、自分は体中を誰かに攻撃されたことと流花とルーナが自分に武器を向けていることと見知らぬイキモノが目の前に立っていることだけ。


「さあ、賢者の書はどこだい?」


「どうして知っている」


 ダブルはけだるそうにもう一度同じような説明をした。


「僕はダブル。ゼロの使徒である僕の目的は神無月 霙から賢者の書を手に入れること……はぁ、君、本当に分からないの?」


「ん? ……あぁ、根雪とも話していたのか。ならばやるべきことは一つだな」


「僕と闘う気?」


 どういう訳か霙の手には姉妹武器の『根雪』だけがある。『天泣(てんきゅう)』や『紫雲(しうん)』がなく『根雪』だけということは根雪が何かしたか、彼女が『根雪』だけを持って行ったか。


 姉妹の中では一番、肉体戦闘を嫌がる根雪が武器を持つということは……。


「うん。妹の心を汲み取らなくちゃね」


 変形された大鎌を持ってダブルに突っ込む……が、次の瞬間。


「いっ!! ……何、これ」


 両足の太ももを抜かれていた。右足は右側にいた流花のと思われる銃弾に、左はルーナの弓で。


「時間停止能力だよ、さっきも言ったろ。止まった時間で動けるのは僕だけじゃない、僕が触って認めた人間も動けるのさ」


 だいぶ落ち着いてきたのか、一人称が『俺』から『僕』に戻ったダブル。その能力からくる精神的余裕は彼に周囲を見回す時間を与えてくれた。


「……『止まれ』」


 止まった時間の中、ダブルは自分の左側から向けられていた銃口を眺める。

 三階の窓から先程いた赤い髪の少年と黄色い髪の少年二人の顔がそこにはあった。


「遠距離からの不意打ちか、危ないところだったな」


 ダブルは自身の右にいる少女に触れる。


「よし、君も左側に立って僕を守れ」


 ルーナは彼の言う通りに動いた。そして時間は再び進む。


「待って、カグツチ! あれじゃルーナと流花に当たるよ」


「アイツ、一瞬で動いた……しかもルーナまで」


 二人の少女の肉壁の裏、ダブルは狙撃されないように身を縮める。


「二人とも、仲間を殺されたくなきゃそこから飛び降りろ。僕には時間を止める『固有魔法』がある、君らが何をしようとも僕には勝てないよ」


 霙から見て手前の流花の銃口は霙に、その後ろに立っているルーナは流花に矢先を向けていた。当然ライトとカグツチは従うしかない。


(せっかく流花が自分の『スコープちゃん』を置いて行ってくれたおかげでアイツから皆を助けられると思ったのに……俺は、第十班のリーダーなのに……)


 二人の作戦はこうだ。


 カグツチとライトにはダブルが流人に近い何かを持っていることが何となく分かっていた。そして流人は何かしらの能力を持っているのがルケイの常識である、ならば初見殺しや不意打ちやこのルケイの地において絶対の力を持つ魔法によって殺す以外に流人を簡単に殺す術はない。


 その為に、二人は『スコープちゃん』を持って三階に行き、校舎裏が見える窓から狙撃しようと試みたのだが何しろこの魔道具は流花専用と言ってもいい武器で、霙のように『銃』といったものに近いものすら知らない彼らは『撃つ』という行為の手前に至るまでにそれなりの時間をかけてしまったのだ。


「俺が、もっと班員の武器のことをしっかり分かっていたら……」


「そんなことないよ。僕たちがアイツに構えてから何度もアイツは微妙に瞬間移動して狙えなかったじゃないか。カグツチ君だけの責任じゃないよ」


「ねえ、聞こえてる? ツインテールのお嬢ちゃんの頭に穴開けたいならいいんだけどさぁ」


「(いいか、俺が『太陽神』で衝撃をなんとかするから、その間にアイツを撃ち抜け)」


「(でも、そしたら二人に……)」


「任せろ、俺はリーダーだからな」


 小声の作戦会議。大きな声での『任せろ』。

 ライトの小心にも覚悟ができた。


「ね~本当に殺すからね~。はい、さ~ん、に~……」


 二人は少し狭い窓から身を投げた。


「秘伝魔法:『太陽神』」


 炎の布がライトも包み、衝撃を消す。

 その布は一瞬で伸びて流花とルーナを左右に薙ぎ払う。


「いけ! ライト!!」


 しかし、銃声は響かない。


「流石はルケイの魔法だね。同じ効果であれば流人の能力を必ず上回る絶対的な力……だが、僕の『時間停止』の前ではすべてが無力さ」


 ダブルは炎に包まれたライトに近付く。


 ポケットからナイフを取り出し背後に回る。


「この止まった世界だと、衝撃はともかく突き刺せないからなぁ……まぁ、限定解除した瞬間に刺されるんだからあんまり関係ないけどね」


 そう言って躊躇なくライトに触れる。


「熱っ!」


 反射によって思わず手を引いてしまうダブル。一瞬の隙を作ってしまうが、関係ない。

 右手のナイフに力を込め、その首に振り下ろす。


「くらっ……痛っ、そっちか!」


 ライトが撃とうとした時にはダブルは目の前におらず、代わりに自身の後ろから一点集中された衝撃を感じた。

 そう言えば、さっきあの男が時間停止の能力があると言っていたこと思い出し、さらには奴からの攻撃がカグツチの『太陽神』で守られたことまで悟る。


「なっ、解除!」


 ライトは振り向く。

 そこには、壁を背に驚いた表情のダブルがいた。


 自身の左人差し指に力を入れる。


「だめ、だよ」


 ライトが引き金を引く瞬間にその両腕に青白い閃光が貫いた。


「貫通、術式、『ライトニング』」


 ルーナの()った矢は『矢』そのものが魔法だったのか、閃光の先には何もない。

 ライトとダブルから一番離れたな場所で倒れた状態で彼女は主君を撃ち殺そうとするライトの腕だけを見事に射貫(いぬ)いてみせた。


「『止まれ』!」


 時間は有限。だが、彼は違う。

 いくらでも考え、自分の寿命の限り考え続けることができる。


「はぁ……はぁ……クフフ、どうやらゼロ様が俺に幸運を与えてくださったようだな」


 ダブルはルーナと流花を限定解除し、炎に包まれた二人を集中攻撃させる。


 魔法で作られた矢と、魔法が込められた銃弾は放たれた瞬間に減速して二人の目の前で完全に静止する。


「よし、これで僕の能力の通じない男どもは大丈夫だな」


 ダブルは地面に這いつくばる霙を見る。

 後は彼女から賢者の書を手に入れれば任務終了。ゼロ様からも喜ばれる。


「……解除」


 瞬間、激しい爆音と鮮やかな閃光がライトとカグツチを包んだ。


「君、意外と単純でバカだろ」

 

「は? 今、何て言った?」


「君が馬鹿で助かったと言ったんだ。見てみろ、()の防御魔法のおかげで学校の壁も壊れてないし二人とも意識を失っただけで済んでる」


「それがどうした?」


「僕は君の動きを先読みできたってことさ、二人が死ななかったのは完全にカグツチの実力だけどね」


 なんだかこの女と関わるとイライラする。

 さっきも同じように馬鹿にされた気がするし、なんだろう……こういう女は初めてだ。


「キュフ、君の能力は自身を性的に好意に思える可能性のある人間に好意を抱かせる能力……でしょ? そうじゃなきゃルーナの今の状態を説明できないし、ライトとカグツチが君に敵対出来ない理由も説明できる」


「…………」


「妹からふんわり聞いたぞ、女性に対して最強なんだっけ? だからある種の洗脳でルーナを従えているが()は君に敵対できるんだよね……何とも思えない()は、君を好きにはならない」


「俺をバカにしてんじゃねえよ、メス豚が!!」


「キヒィッ……もっと言って!」


 両足から流れていた血は治癒魔法で治した。後は相手が近付くのを待つのみ。


「……だが、残念だったな。俺はお前が分かるときに近付かないぞ」


「え?」


「その体も両足も治癒魔法で回復済みだろ? 訳の分からんことを言ったり俺を煽ったりするのも俺がムカついてお前に近付こうとすると思ったからだろ?」


 するとダブルはこれ見よがしに流花とルーナを連れて一歩下がる。


「せっかくだから教えてやるよ。俺の能力は『女の子にモテる』だよ、だからこの二人は俺に従う……ついでに言うが、お前みたいに男子に興味のない奴でも俺が触れれば一瞬なんだよね~多分この無表情な子もそうなんだろうけどさ、時を止めて銭湯に入って女の子たちの身体を思うがままに触っても怒られず、むしろ言い寄られるだなんて、本当にいい能力だよ」


「て、てめえ……」


「何だ? 怒ったのか? 仲間の裸と、その肉体を触った俺に怒ったのか?」


「ルーナと流花のおっぱいを最初に触りやがったな! ()の楽しみを返せ!!」


 ブレない霙。どこを触ったとも言っていないのに勝手に胸だと決めつけるあたり、霙も相当触りたかったらしい。


「くそぅっ! 時間停止に女の子にモテモテとかエロゲ主人公みたいな能力持ちやがって! どんだけ練習すればそんなハーレム能力をゲット出来るんだよ!!」


「モテるのは父親がそういう体質の流人だから。固有魔法はゼロ様から貰った」


「は? ふざけんなよ、何ソレ、どんな幸運だよ! 何の努力もせずに流花とルーナの胸を揉みしだいたとか!? ……いや、待てよ……ギヒヒ、俺は自分の力で二人と親密になり、二人から許可を得て揉む。なんの罪悪感もズルによる報復も受けずにな!!」


 物凄い速さで立ち上がり、訳の分からんことを言い始める変態。

 

 女の子にエッチなことをしたり見たりしたダブルですら少し遠い目をしている。


「とにかく、これでお前の負けだ『止まれ』」


 止まった時間の中、のけ反りすぎて後ろを見ている霙に触れる。


 色々あったせいでよく分かってなかったが、よく見ればこの女の容姿は完璧とも思える。美しく中性的な顔に長くて綺麗な黒髪と素晴らしいスタイル。


「ん~、大きすぎず小さすぎず、素晴らしい胸だな。ゼロ様からそういう人間だと聞いていなかったら人形と勘違いしてたかもな」


 鑑賞を終えたダブルは少しだけ距離を置き、時間を停止を解除した。



「さて、僕に恋した気分はどう?」


「アぇ、ご主人様? ぎゅっとして! グニュっと来て! ……ん、ああ、賢者の書でしょ。などと訳の分からないことを供述しております……キヒッ」


「これでも一応僕を好きになってるっていうから怖いよな」


 自分から近付く霙。

 ダブルは一瞬逃げようかとも思ったが、霙が大鎌を置いてきたのを確認し、自分の使命を思い出す。


「それで、賢者の書はどこにあるのかな?」


「あのね、アタイのね、リュックのね、中にあるの!」


 ダブルが安堵し、三人の少女を連れて第十班の部屋に戻ろうとした時、異常事態が起きた。


「おててのナイフを~グヒュッ……あぁ、しゅきぃ~」


 霙がダブルが持っていたナイフで自分の腹を刺したのだ。


「な、何をしてるんだ」


「ん? 愛する貴方におすそ分け」


「がぁっ……ああ!!」


 霙に、持っていたナイフを奪われ腹を横一直線に切られた激しい痛みと苦しみがダブルを襲う。


「えへへ愛してる。アイシテルンダヨ? ああ、貴方の中身って綺麗ね、可愛いわ。お姉さん、興奮しちゃうよ」


(狂ってる。今すぐ回復魔法かなにか……)


「おい、霙。俺に回復魔法を……」


「え、どうして? 私達だけの傷なのに消しちゃうの?」


 その言葉を聞き、何とか後ろの二人を呼ぼうとするダブル。

 だが、霙はそれを『アイスル』者として許さない。


「他の人間なんて見ちゃダメだよ。消えて、ほら、お互いお腹があったかい。ぎゅっとしたげるから、殺してクれても抱きしめて」


 ナイフを投げ捨て、抱きしめる霙。二人はそのまま地面に倒れる。


 倒れた衝撃で腹を押さえていた手が少し外れ、中からナニカが見えかける。


「『止まれ』!!」


 咄嗟に時間停止能力を使い状況を整理しようとするも、腹を切られてそれどころではない。

 ダブルはそれこそ必死に、はたまた死に物狂いで霙の拘束から身をよじらせて逃げ出し、助けを求めて流花とルーナのほうに這いずる。


「こんな、ところで、死んで、たまるか!」


 女性の心を騙し、愛を歪めてきた彼には歪んだ愛で殺されるのが何ともお似合いだが、この世界の神はその死に方を彼に選ばせなかった。


「限定……解除」


 触れる。一番近くにいた少女に触れる。


「よし、早く治癒魔法を……」


「私、治癒魔法なんて使えないし」


「は? じゃ、じゃあ使えるヤツの所まで俺を運べ」


「何でだし。アンタ、自分が何してたか分かってるし?」


「え? 何で、どうして! お前は俺が好きなんだろ、だったら……」


 そのツインテールの少女はライトが落とした自慢の魔道具を手に取り言い放つ。


()()()()()()()()()()()()


 その左人差し指が引き金を、引く。


 ≪パァンッ≫


 ダブルの眉間を撃ち抜く乾いた音がどこまでも静かで止まった世界を塗り替える。

 時間が……音が、再び流れる。


「はぁ、自分の『好き』という心さえ、演技だった」


「大丈夫ミゾレっち」


 ダブルは死んだ。皮肉にも純粋な『愛』の心をもった少女の手によって。



 その後すぐに霙やルーナの回復魔法で霙とカグツチとライトの傷は癒された。そのまま職員室に行くとダブルの洗脳のせいで記憶があやふやになっている女性教員と警備係しか居なかったことが分かり、ダブルは自分にとって一番都合のいい時に攻めてきたことが分かった。


 第十班全員は銭湯の前でラウルやゴリラ先生こと剛田先生が来るまで待ち、事の顛末(てんまつ)を報告したのだった。


「うん、分かった。よく自分の心に打ち勝ったね神無月さん」


「……ラウル、ごめん」


 一日に何度もココロが入れ替わったり自分では制御できない演技を行ったせいか、霙の顔色は悪く、とても辛そうだった。


「流花も神様の使いとか言っていた奴の洗脳に勝って、撃ち殺したんだろ? よく覚悟を決めたな」


「ありがとうございます、剛田先生」


 ダブルの死体はラウル達『大人』が処理してくれるとのこと。そして『子ども達』第十班は自室に戻って休むように言われ、五人は言われた通りに自室に戻っていった。



 ~ギルド学校:第十班部屋~


「あ、あの……さ…………」


 まだ日が暮れ始めた程度だが、皆疲れているせいか霙を除いてベッドに入っていた時のこと。真ん中のベッドの上に座っていた霙が窓側で寝ようとしている流花とルーナの方を向いて話し始めた。


「まだ、今日は終わってねえよな。ククク、俺様の計画通りに進んでくれたから、中で見ていて面白かったよ……流花、やっぱりお前はアッチだったなぁ」


 その言葉に跳び起きる流花。

 二人の会話に聞き耳を立てるカグツチ。


 ライトとルーナはもう寝てしまっていた。


「ミゾレっち? それって……」


「根雪様だ、馬鹿者が。我の時間はまだ終わっていないからな」


 流花の話を遮って、再び根雪が現れる。

 今度は身長や髪の長さと顔つきのみの変化で、服装は霙のままだったのが流花に分かる違いだった。


「フッ……知れたことを、我が統括するまで少し待て。話はそれからだ」


 自身が送り込んだ兵士が殺されるのも世界の裏から、そのすべてを見ていた天使と巨人がいた。


「『ゼロの使徒』、ナンバー2のダブル君がやられちゃったね、ワン」


「……」


 世界の裏……天から眺める彼らを見つめる少女もいた。


「おやおや、あの娘は我が愛しの人間と違ってズルでもチートでも何でもって感じなんだね」


「ゼロとか言ったか、我が姉上は必ずお前の望み通り、お前を殺すぞ!!」


 ダブルとの戦い、その何処までが根雪の(てのひら)だったのだろう。

 そして、この世界の何処までがゼロの掌なのだろう。


 時間は無限。

 終わりの時は、同時に始まりの時でもある。


 世界はゆっくりと、しかし確実に霙の首に手を伸ばし始めていた。

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