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早くも三日目ですよ一ノ瀬名探偵!

 朝日が瞼に当たる眩しさで目が覚めて、体を起こす。

 俺は朝があまり好きではない。ほら、学校行かねえとだろ?とは言っても今はその必要もねえが。

 目を擦りながら体を起こし周りを見渡し、ため息をつく。はあ。

 一ノ瀬が、特徴の一つでもある金髪を振り乱してベッドで爆睡していた。大口開けてよだれを垂らして、寝間着らしいスウェットからへそが出ている。ガキだなこいつ。

 しかしまあさすがに慣れたもので俺は動揺もせず一ノ瀬が蹴り飛ばしたっぽい布団をかけ直す。

 ……いや別に最初は動揺したとかそう言うんじゃないよ?いやホントに。それに一緒に寝てるわけでもないからね?俺ソファの上で寝てるから。体バッキバキだから。

 俺は一人で何やってんだろうな……。

 もう一度当たりを見渡す。

 如何にも金がかかってそうな部屋だ。白地に所々金のラインが入った壁紙。天井には小さなシャンデリア。ベッドはでっかくて、なんかあの、ひらひらな屋根が付いてる奴。ソファもふかふかの毛皮仕様。全部何万何十万ってするんだろうよ。どんだけ金持ちなんだよ。

 しかし早いものでここに来てから早くも三日だ。思ったよりも、何も起きない三日間。当たり前に朝起きて飯を食う。時間を潰して次に昼飯。また時間を潰して晩飯。また時間を潰して寝る。それだけの三日間。

 ここの家主、黒百合ユリアさんが一体何の目的で俺、いや俺は違うな。一ノ瀬を始めとした連中を集めたのか全く分からない。

 三日前の連中の自己紹介。それから判断するとまあ言葉がそれしか思いつかねえがいわゆる偉人、それか異人。あるいは、天才だ。そんな連中を集めるんだ、ただの食事会って訳もあるまい。そもそも食事会はパーティ的なもんだろう。そんな物は一回もない。ただ普通に飯を食うだけ。しかもそれぞれ集まった連中も育ちなのか生まれつきなのかわざとなのか、時間もバラバラでしっかりと揃って食った事などない。その食事を用意しているのはここのメイドではなく、俺たちと同じく客人である楠本良喜、料理人だ。あいつもまあそんな無茶苦茶な食事タイミングでは予定も立てれレズ困っているんではないかと。

 そう思っていた。だがまあ違うんだあいつは。さすがは料理人。日に何十何百と調理するだけあって「店じゃこんなん普通だ」だそうで。大したもんだ。俺だったらキレそう。うん。

 ていうか今何時だ?そう思い腕時計を確認するとまだ六時を回ったばかりだ。それにしては日が高いように感じるがまあ一応孤島だけあって日の出日の入りが多少違うのだろう。気にしても仕方がない。

 うん、まだこのぐらいの時間なら飯は食わなくても良いな、楠本はどうせもうとっくに起きてみんなの朝飯つくりに精を出しているんだろうが、悪いな。俺は二度寝する。寝起きは最悪だが寝ているときの心地良さと言ったらないんだこのソファ。毛皮だけあってすんげーふかふかで沈む。まあ沈んじゃうから変な体勢になって体が痛むんだろうが眠気には勝てないよね。人間の三代欲求だし。今日はこのまま昼まで寝てしまおうか。悪くない。俺は寝るのが大好きだ。朝起きなくても良い休日なんて天国に召されたんじゃねえのかとすら考えるね。うん、考えない。

 ソファに寝転んで欠伸をかみ殺す。ああ気持ちいい。寝る、寝ようとしているこの瞬間が一番好き。この瞬間のためだけに生きてるな。俺の人生スカスカ過ぎ泣きたい。

 しかし、だ。それは叶わなかった。

 コンコンコン。

 そんあ、リズムよく何かを叩くような音が聞こえたからだ。ていうかこれノックだろ。この部屋の入口の扉を誰かが叩いていやがるんだ。誰だクソったれ。俺は寝るんだ。よって無視を決行する。

 コンコンコン。

 ソファの毛皮、これ何の毛だろうな。ライオン?ライオンのどこの毛だよ?たてがみ?いやこのソファ白いんだけど。ホワイトタイガー!?何それカッコいい。あ、それトラか。

 コンコンコン。

 うるせえ!

 俺はたまらずソファから起き上がって入口の扉目掛けて歩き出す。もうね、走り出しそうな勢いですよ。そんくらいの速足で入口の扉まで歩いて、その勢いのまま扉を開け放った。ちなみに外開きな。

「おっとっと」

 俺が開いた扉を慌てて、いやわざとらしく避けたのは男だった。その男はまたもわざとらしくもそうわざとらしく言って俺の前に飄々と立って見せる。

「あんた確か、たっくん……だったか」

 そう。扉の前に立っていたのは誰あろうたっくんだ。誰あろうもくそもないな。ほぼ初対面だしな。

 何も特徴らしい特徴が何もない顔、髪形、体型。取ってつけたようなノーマルな見た目だ。だがこいつは名前を名乗らず

 その代わりに仇名だけを名乗った。一ノ瀬には魔女、黒百合さんが一番やばいと言ったが正直な話、俺が思うにこいつが一番やばい。何故って?目が死んでるからだ。それが唯一の特徴と言って良いんじゃねえのってくらいに何の目立つ部分の無い顔にそれだけが浮いている。光がない、というか、影があるというか。

 それにこいつのパートナー、いや雇い主だったか?それらしき奴は未だ姿を見せていない。あのノートPCが一体何のためにいあるのかも謎だ。

 そう言うのも含め、一番に警戒しなければならない人間だとは思っている。他の連中もそうだ。楠本は、多分そうでもないだろうが他はどうも引っ掛かりを覚える。人間観察を叩きこまれた俺だからわかるのかもしれんがどうも、きな臭い匂いが全員から感じる。どう考えても堅気じゃあねえだろうな。

「で、何だよこんな朝から。俺は二度寝したいんだよ」

 俺はそう言ってたっくんを少し睨みを含んで見つめる。

 もちろんね?年上ですよたっくん。だから敬語を使うべきだってのはわかるし結構罪悪感じゃねえけどそういうのもある。だがあまり弱いところを見せるわけにも行くまい。そこを突かれたらたまったもんじゃねえからな。

 たっくんはそんな俺の睨みをなんてこともなく受け流し、「ああ、うん」と柔和な笑顔を浮かべる。でも目が死んでるからね。怖いよね。ガクブル。

「少し散歩でもしないかなって。君とはほら、何か似てるからさ立場が」

 立場?ああ助手ってのと雇われってことか。いやでも全然違くない?たっくんは、雇われて、仕事で、お金貰ってる。俺は、強制だし、お金貰ってないし、時間を取られてる。あれ?おかしい俺の自由が欠片もない。

「似てねえよ」俺はそう、やはり強い口調のまま扉から出て廊下の壁に寄りかかる。正確には、閉じた扉だが。

 その壁も、廊下もやっぱ金がかかってる感じだ。同じく白地に金ライン。床には真っ赤な絨毯。腹立たしいね。死ねばいい。

「うちの、ん~雇い主?がまだ寝てる。離れるわけにも行かねえ」

 言いながら俺は寝間着のジャージのポケットを弄る。クソ、煙草部屋の中に忘れて来ちまったか。

 たっくんは「そうかい」と言って、反対、俺と向かい合うように壁に寄りかかる。

「なかなか主人思いだ。僕には出来ないな」

 主人て……。俺は犬か何かなのか。

 しかしこれはある意味好都合かも知れん。惰眠の機会を奪われたのはムカつくがたっくんはやはり謎だ。職業は確か、何でも屋だったか?何それやりたい。働かなくて良さそう。うん、特に職業が興味深い。探りを入れてみようか。

「君は僕を、いやここに集められた全員を、警戒しているね?なんでだい?」

 クソ先を越された。話を遮って聞き出すのはおかしいか?いやこの流れだったらむしろその警戒を理由に聞くのが妥当か?いやそれだったら正直に答えてくれない可能性だってある。さすがに嘘を見抜くような技術はねえぞ。

 しかし答えねえわけにも行くまい。嘘が通じる相手でもなさそうだし正直に話すべきだろうか。たっくんの目は、なんか俺を見ているようで、どっか違う所を見ているようなそんな目だ。気色悪い。しかもそれでいてしっかりと俺の一挙一動を観察してやがる。なるほど何でも屋。ただの暇人でもなさそうだ。俺の職の希望枠が減った。俺の将来や如何に。

「普通じゃねえからだ。あんたも、『普通』じゃあなさそうだ」

 俺は、そう正直に答えた。普通、の部分をわざと強調してだ。天真爛漫で自己中な一ノ瀬なんて比べ物にならんくらい個々の連中はそこが知れん。それが怖い。喧嘩でもビビりまくる俺ほどになるとその人間を見ただけで相手の戦闘力が分かるレベルだ。ちなみに俺の戦闘力は5くらい。ゴミめ。

 たっくんはふーんとわざとらしく喉を鳴らして顎に手を置く。なんか、ウザい。

「僕から言わせると君の方が警戒に値する対象なんだけどね」

 なんだと?俺が悪人面だって言いたいのか。一ノ瀬以外に言われたことねえよ。そんなはずねえだろう。……言ってくる相手が一ノ瀬しかいないんでしたね。そうでした。

「君は他の人たち、もちろん僕含めてだ、それと比べて、それこそ『普通』だ。まあ見た所喧嘩慣れはしているように見えるし趣味なのかな?よく人を見ている」

 どんな趣味だよ捕まっちゃうよ俺。

 しかしやっぱこいつ、よく見ている。やっぱ何でも屋。普通じゃなさそうだな。

 俺は「そんなんじゃねえよ」と手を小さく顔の前で振って否定する。いやほんと違うからね?

「君の素性くらい調べればわかるから別に聞きもしないけどさ」

 わかるんだ。怖いんだけど。止めてくんない

「まあでも、君のことはともかくだ。気を付けた方がいい、とは思う」

 急に話の流れがぶっ飛んだぞ。俺ついていけない。

 でも、たっくんの言いたいことも分かる。こんな孤島に、あんな連中が集められているんだ。このまま何もなく終わるとは思えない。結局黒百合さんは俺たちをここに集めた理由の核心を話すことはなかった。ただ自己紹介して、解散して、その日の晩だけは揃って飯を食った。それだけ。何もなかった。そして今、三日目だ。起こるなら、そろそろだろうよ。何かが、起こるならば。

「俺からも良いか?」

 俺はたっくんに問いかける。たっくんも頷き、壁に預けた背を離して懐から何かを取り出した。ビビったわ怖えよ。

 でもそれは何も危険なものではなかった。いやある意味危険だが、素手は何も危険ではない物、煙草だ。

「さっきから口の中が寂しそうだ。僕から情報を引き出したくて集中力を使っているんだろうが僕は君に、君たちには何もしない。だからもっと気を楽にしてくれないか。それではこっちが気疲れする。銜えるだけでも紛れるだろう」

 くそ。ほんとによく見てやがる。俺が口の中で動かすしたなんか普通わかるかね。まゆみさんもそうだったがホントすげえな。

 俺は差し出された煙草を乱暴に受け取り取り出して一本銜える。

 しかし助かる。正直、気が気じゃない。本気で精神力を使う。正直に言おうか。俺は、こいつにビビってる。あの目もそうだが纏っている雰囲気がやっぱ普通じゃねえんだ。そのうち金色のオーラ出して金髪になりそう。……想像できねえ。

「あんたも吸う口か」

「いいや。まあ仕事柄どうしても依頼主が吸う場合が多くてね。準備はしておかないとね。食い扶持を失う理由がそれでは笑うしかない」

 結構シビアなのね、何でも屋って。

「で?何が聞きたいんだい?」

 たっくんはそう言いながらまた俺から離れて壁に寄りかかる。少しだけ、ホッとする。まあこんな距離じゃあそこまで気は抜けないんだけど。

 しかし、聞いて良い物か。まあ、聞いても聞かなくても気になる事だろうよどうせ。それに、聞いてわかる話かもわからん。尻込みしてどうする。男は度胸。当たって砕けろだ。

「あんた、いやあんたらか、ここに何しに来たんだ?」

「ん?どういうこと?そりゃあ黒百合さんから招待されたからで」

「いやどうせ違うんだろ?一ノ瀬もそうだったみたいだからな。何か、調べてたんじゃねえの」

 俺がそう言うと、たっくんは少し驚いた風に眉を動かした。こいつも驚くことあるのね。むしろ普通より無表情になりそうなのに。

「驚いたな。まるで探偵だ」

 それは俺の仕事じゃないんですがねえ。俺はあくまでも助手な。働いた事なんてないけど。

「確かにその通りだ。もしかしたら知ってるかもだけどこの島では数年前に事件があったんだ」

 ああ知ってるさ。一ノ瀬もそれを調べていたんだったな。という事はこいつもか。

「うんそう、調べてたんだよ。依頼主からの意向でね。でもそのタイミングでここの家主、黒百合ユリアさんからの招待状。それも、僕にではなく雇い主の方に、だ。もちろん雇い主を危険な場所に連れてくるわけにも行かないからね。僕一人さ。あのパソコンはあくまでも意思表示用でね。あそこの画面で何かあれば会話することになってる。今は寝ているけどね」

 なるほどやっぱりそうか。しかし黒百合ユリア。こいつもただもんじゃあねえな。日本には一億を超える人間がいるというのにその中で特定の、この島について調べている人間を特定する方法などがあるのだろうか?金持ちだけあって人脈や情報力はあるんだろうが計り知れん。一億の中の一人だなんて文字通り媒体がでかすぎる。そんな中から探し出すんだってのは余程の速度で一億人を調べ上げるか、あるいは、元からターゲットを絞っていたか、だな。怖いよ帰りたいよ。

「初日にも思っていたけど君はなかなかホームシックだね。とは言え一人暮らしだろう?」

 まあそうだな。学び島の人間は大概一人暮らしかホームシェア?だからな。ホームシェアなんて俺には無理。そんな友達もいないしコミュ力もない。

 あれ?逆にホームシェアすれば友達出来るって事なんじゃねえの?やだ今すぐ帰ってやりたい。

「僕も昔やってたけどそれはあまり期待すべきではないね。余程気の知れた仲でもないとそれこそ気を遣って疲れてしまうからね。僕としては、お勧めしないかな」

 マジか~。でもまあぶっちゃけ金もねえしやりたくても出来ねえからな。やる気もなかったが。

 でもま、やっぱりここに長居はするべきではねえか。何かがあればすぐにでも一ノ瀬を説得して帰るか。何も起きないのが勿論だしそもそも何かが起こる前に行動に移すのが最善だ。だがあいつは言って聞く質でもない。だったら目の前に現実を突きつけてやるのが一番だろう。ていうかそれしかない。起こるんならその何かはほどほどにしてくれ。怪我するような事じゃないことを祈る。

「僕はねえ助手君」

 お前も似たようなもんだろうが。

「辛らつだなあ。まあ良いとして」

 良いんだ。アイデンティティ捨ててるようなもんだけどそれ。

「僕は、独りでは無力だ。僕は、あの子がいないと何もできないんだよ」

 何の話だこりゃあ。

「そいつは……雇い主の事か」

「うん。ちょっとした幼馴染でさ。今じゃ僕の雇い主」

 そいつはあ……なんか気まずそうだ。

「そうでもないよ。慣れたよ。でもね、あの子はすごいし、強い。僕なんかいらないってくらいに強い。その代わり、僕はすごくなく、強くなく、何もない。一人では何もできない。だから僕は、君が羨ましい」

 こいつは一体……何を言っているんだろう。俺が羨ましい。あんな女に振り回されて?こんな所まで来て?惰眠を邪魔されて?何が羨ましいの?俺は今死にたいし寝たい。

「君は強いし、多分一ノ瀬ちゃん?彼女も、強い」

 ちゃん付けしやがった。何か腹立つな。まあ年上だし俺たちみたいな高校生は子供に見えんのかね。特にあいつは。

「それに仲も良さそうだ」

 ほう。不仲なのか。いいぞもっとやれ他人の不幸はうまいからな。ご飯おかわり!

「まああれだね。変な話しちゃったね。僕も案外、雇い主から離れてホームシックになっているのかもしれない。やっぱり君と僕は似ているようだ」

 ……嬉しくねえ。これほどまでに嬉しくない「似ている」があるだろうか?ただの寂しがり屋じゃん。この歳で寂しがり屋ってどうなのよ。

「そうでもないんじゃない?普通にいるよ僕くらいの歳でも寂しがりやな人。まああの人の場合は正直ちょっと度が過ぎるけどね」

「そうかい」

「そうだよ。じゃあ僕はそろそろ戻るよ、雇い主が起きる頃合いだ」

「数日に一回寝るって言ってたがなんで寝ねえの?何かの病気?」

「うんちょっとした睡眠障害でね。その代わり頭が凄く切れる。いや逆にそのせいで睡眠が妨害されているのかな?結局薬で無理やりにだし」

「はあ難儀なこった」

「ま、本人は気にもしてない風だけど。それじゃあ戻るよ。またね」

「ああ」

 たっくんは壁から背を離して俺から離れていく。俺もそれを横目で見て、少しだけ考え、再度その背中に声をかける。

「あんた名前は」

 たっくんは振りかえり、少しだけ俺を見つめる。怖いからやめてね。本気でその目怖いから。だが直ぐにたっくんは俺から目を離して何かを考えるように天井を見上げた。何それすげえ意味深。

「請負人、たっくん。名乗る名前は、それだけさ」

 天井から視線を俺に戻したたっくんはそう、相変わらず読めない顔のままそう言って、俺から離れていった。

 ……。

 かっこいいじゃねえか。

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