プロローグ
この手の小説って書くのは面白くてもリアルにならないんですよね。文才もないですし(涙)、グダグダになるかもしれません。とりあえず目指すは主人公が地味だけど速い走り屋を目指すっていうイメージです
「それで何があなたは変な物に金を使ってるだよ!バカにするなよぉ!お前のセルシオなんて目じゃねーんだから」
かつて走り屋小説の始まりが愚痴から始まることがあっただろうか・・・・
そんな事を考えながら俺はグデングデンに酔っぱらった島崎先輩の愚痴に付き合う。
「ソーデスネ」(棒)
どうやらまたルームメイトにクルマをバカにされたらしい。
確かに峠仕様フルチューンのBRZと高級サルーンのセルシオでは勝ち目はないだろう。
速さはね・・・
「あの・・・そろそろお開きにしませんか?」
不安そうな雰囲気で先輩を見てるコイツは俺の同級生、坂本美咲。
「先輩、美咲もそう言ってますし。愛さんのところに帰ってあげてくださいよ」
そう言って俺は酔いつぶれそうな先輩をおこして部屋から出すと無理矢理先輩のBRZの助手席に押し込む
「美咲、悪いんだけど着いてきてくん無い?俺足なくなっちゃうから」
そう言って美咲に迎えを頼むと先輩のBRZを運転して先輩と愛さんのシェアハウスにBRZを走らせた
確かに先輩のBRZは特殊だ。
エンジンはEJ20のシングルターボ デュアルAVCS仕様、ノーマルとは言え308馬力を発生するパワーユニットだからリアタイヤを簡単に滑らせる出力だ。
ミッションは当然として足まわりも当然強化されてるし、乗り心地はそれなりに悪い。
その上、この運転席のレカロ社製フルバケがどうにも走り屋という印象を出す。
美咲のエリーゼCRもそうだけど、派手なクルマは煽られやすいというのも特徴だ。
どうでも良いが、GTウィングまで着いていたら注目の的になるわけだ。
まあ、発売されて間もない車種夫ココまで魔改造できる人も少ないだろうけどね
因みにこの世界はほぼ中学生で自動車の運転免許が取得できる(もちろん試験は厳しい)
道交法を問われてどこまで回答できるかは知らないが俺は少なくとも14歳で免許は取った。
バイクに関して言ってしまえば12歳で取得していた。
全くこの世界の政府は何をトチ狂ったんだろうか・・・
そう言えば自己紹介してなかったね
俺は上島拓也、高校2年生。
愛車はホンダ DC5型インテグラTypeR。まあ先輩ほどは速くないかな。
部活は自動車部って言う。まあ、読んで字の如く車で走るだけという全く持ってやる気のなさそうな部活だ。
にもかかわらず去年は文化祭展示で最優秀賞を取ったという謎の部活である・・・そう言えばなんで俺はレースクイーンの格好で対応させられたのか・・・・吐き気が戻ってきそうだ。
まあそんなこんなでやってるわけだが現在部員は
3年生1人、2年生3人、1年生1人という5人体制・・・実はギリギリだよ?
と言う5人の部員が車で走るだけというやる気があるんだか無いんだが分からない部活でだらだら過ごすだけの話ってわけ。
とりあえずこの小説、行き当たりばったりなので生暖かい目とかで見ていただければ・・・幸いです